神戸は間もなく台風16号が再接近するようで、時折たたきつけるような雨が降っております。
と、まさに今、神戸市内の土砂災害警戒区域に「非難準備情報」が発令されました!!
さて前回は作成したアプリケーションにフォームを作成し、フォームに表を作るまでを行いました。
今回はその表の中に、ラベルとフィールドを作成します。
ラベルとは、フィールドにどのような内容が入力されているのか、わかるようにするためのもの。
フィールドは実際のデータを入力するための器になります。
内容は【第0回】で掲載しました下記画像を元に作成していきます。
まずはラベルを作成していきましょう。
とはいってもラベルというものは設計要素ではありませんので、直接フォームに文字入力します。
上記画像の通り、1行1列目に「氏名」、2行目に「カナ」というように、すべての項目を入力してください。
上記のようになりました。
続いて各ラベルに対応するフィールドを作成していきます。
1行2列目のセルを選択し、メニューから【作成】-【フィールド】をクリックするか、ツールバーの【フィールドの作成】ボタンをクリックします。
[無題]というフィールドが作成され、フィールドのプロパティが開きます。
このプロパティを使用し、項目に設定を加えます。
このフィールドは氏名を表示しますので、名前に[name]と入力します。
種類は氏名は文字入力項目ですので、[テキスト]のままで構いません。
フィールドの名前も、データベースの物理名称と同様に2バイト文字も利用できますが、式から呼び出すことも想定し、半角英数をお勧めします。
※先頭文字を大文字にされる方もいらっしゃいますが、こちらはお好みで構わないかと思います。
同じように文字入力項目を先に作成してみましょう。
[項目] | [フィールド名前] |
カナ | kana |
会社名 | company_name |
会社カナ | company_kana |
カテゴリ | category |
部署 | post |
役職 | position |
FAX番号 | fax |
郵便番号 | zip |
住所2 | address2 |
続いて同じテキストでも、リッチテキストフィールドというものを作ってみましょう。
メールアドレス ラベルの右列に先と同様にフィールドを作成し、名前を[mail]とします。
種類には[リッチテキスト]を選択します。
リッチテキストには文字だけでなく、文字に属性(色やサイズ)を与えたり、リンクにしたり、ファイルや画像を添付することが可能となります。
となると先のテキストもリッチテキストにしたほうが簡単で便利なのではと思われるかもしれませんが、これには大切な理由があります。
リッチテキストフィールドは後に作成します【ビュー】の項目にすることができません。
従って、ビュー(一覧)に表示したい項目は、リッチテキストにすることはできないのです。
それではこちらも同じようにリッチテキストフィールドを作成してみましょう。
[項目] | [フィールド名前] |
電話番号 | tel |
携帯電話 | mobile |
住所1 | address1 |
ホームページ | homepage |
名刺画像 | pict |
続いて性別フィールドです。
性別の選択肢は男女のふたつですので、入力しやすいようにラジオボタンで設定してみます。
性別 ラベルの右列にフィールドを作成し、名前を[sex]とします。
種類には[ラジオボタン]を選択してください。
続いてラジオボタンの設定を行います。
フィールドのプロパティボックスで左から2番目のタブをクリックします。
こちらで選択肢や並びを設定します。
列の数を[2]に変更します。
選択肢には
男|1
女|2
と入力します。
"|数字"の部分は省略しても構いませんが、"|"以降が「別名」として扱われます。
別名ですので、実際の入力時には表示されませんが、後に式でフィールドを呼び出すような場合に便利ですので、必要に応じて設定してください。
ここまでできたら、一度ノーツでプリビューしてみましょう。
メニューから[設計]-[IBM Notes でプリビュー]をクリックします。
するとノーツクライアントが起動し、フォームが編集モードが開きます。
以上で今回のフィールド一式が作成できました。
フィールドにはその他にもいろいろな種類がありますが、今回はここまでとします。
なお今回は初回ということで、表やラベルをすべて手入力で作成しましたが、【第0回】の依頼項目がデータとして手元にある場合、そのデータをコピーし、直接【フォーム】に貼り付けることも可能であり、かなり簡素化が可能です。
次回は数件のテストデータを登録し、ひとつビューを作成してみます。
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