ページビューの合計

ラベル install の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル install の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年1月6日木曜日

#HCLLink (HCL Link)サーバーを用意してみた

 In this article, I will show you how to build an HCL Link server.

I've heard that there are no documents in Japanese yet, so I hope I can be of some help.

※2022/01/07 追記あり(最下部)

みなさま、こんにちは。

昨日はこの年末年始のなけなしの成果としてDomino Voltのテンプレートを公開しましたが、よくよく見てみると、もうひとつネタ・・・ありました!!

12月20日頃に年末年始のネタ用にとHCL Linkサーバーを立ち上げていました。

HCL Linkの詳細はHCL様の製品サイトをご覧いただくとして、今回は Domino Volt のライセンスに同梱されているHCL Link。こちらを有効利用できないかということで、その手順をご紹介致します。

もちろんHCL社からもインストールに関する記述はリリースされているのですが・・・
現時点は英語のみになります。

https://help.hcltechsw.com/hcllink/1.1.2/installing/concepts/c_installation_inst_hcl_link_design_server.html

あわせてインストール動画も公開されています。

https://www.youtube.com/watch?v=PTpSAfEFE8Y

今回は現時点の最新バージョン1.1.2を利用しましたので、先の手順とは一部異なりましたので、そちらについても触れておきたいと思います。


まずは本体をインストールする前に、データベースのインストールが必要です。
HCL Linkでは無償のMongoDBを推奨しているようです。

MongoDBは以下からダウンロード可能してください。

https://www.mongodb.com/

上部のProduct メニューからCommunity Serverをクリックします。


右がにDownloadボタンが表示されていますので、ダウンロードするバージョンやOS、形式を確認してダウンロードしてください。


早速用意したサーバーにインストールします。


画面に従い、進めていくだけでインストールは完了します。
次にMongoDBサーバーが自動でサービスとして起動しているか確認します。


以上でMongoDBのインストールは完了です。



続いてHCL Linkをインストールしていきます。
まずはダウンロードしたモジュールから「Lnkrt_1.1.2.0_win64」を実行します。


少し動画よりもステップが少なく進みます。





以下はカスタムに変更して、どのようなものがインストールされるのか見てみましょう。


デフォルトですべてチェックされていましたので、そのまま進めます。



ライセンスはブランクのまま「次へ」



以下は動画になかった画面です。
「いいえ」で進めました。


以下も動画にありませんでしたが、このまま「次へ」で進めました。


以下もデフォルトのまま進めますが、念のため控えておいてください。


以下もブランクで進めました。


なんかわからないけど、できたみたい。


続けて、以下もデフォルトで進めます。



この画面を「次へ」クリックしてから、結構時間がかかりました。
途中心配になりましたが・・・


無事、インストールが完了したようです。


続いての作業です。
C:\HCL\Link_1.1.2\DesignServerのフォルダからコマンドプロンプト起動します。


unzipDesignServer.batを実行します。


おっと、別プロセスが使用中ということで、一度再起動・・・でも同じでした。


・・・よくよく見ると、install.bat を実行せよと書いていました。


ということで、無事完了しました。


続いて Start.bat を実行します。


以上で準備完了です。


ブラウザを起動し、

https://127.0.0.1 へアクセスします。


開きました!!
ほっとする瞬間ですね。

ユーザー名:admin
パスワード:admin

でログインします。・・・・後で変更しておきましょう!


ぉぉー。
ついにメニューが開きました。

いくつか触ってみたのですが・・・・現時点ではサッパリ(汗
でしたので、今後の宿題とさせてください。

まずはHCL Linkのインストールから利用開始までのご紹介でした。



※2022/01/07追記

昨日の掲載後、株式会社エフの御代アンバサダーより助言を頂きましたので、追記致します。

-----以下、引用-----
特に気をつけないと行けないのがライセンスサーバーの無効化です。
https://help.hcltechsw.com/domino_volt/1.0.4/link_enable_runtime_windows.html
に出ているようにHCL Linkをインストールした後、そのフォルダ内にある
.passport.oem というファイルを .passport
という名前に変更する必要があります。
-----以上、引用-----

今後利用する上で重要な内容でしたので、ご紹介させて頂きます。

御代さま、ありがとうございました!!

2021年4月9日金曜日

#WindowsServer に #HCLDominoVolt をインストールする

 This time, I installed HCL Domino Volt on our production Domino server, and I would like to introduce the procedure.

This article is based on the Japanese version of the HCL Domino Volt Installation Guide by HCL, so there's nothing new here.



みなさま、こんにちは。

弊社でもようやくVolt/HEIの追加契約が得られました。
そこで今回は一般的?なWindows サーバー上で稼働中のDominoサーバーに対して、Voltをインストールする手順を紹介したいと思います。

なお本内容はHCL様より提供されております「インストールガイド」に従って実行したのみとなり、目新しい内容はございませんが、構成が合えばわかりやすい資料になればと思います。

※毎回ながら¥は全角文字を使用しておりますのでご注意ください。


さてまずは冒頭にも記載しましたが、今回インストールするDominoサーバーについてふれておきます。

  • NutanixのHCI上にvSphere環境を構築し、その上の仮想サーバーを使用
  • Windows Server 2016 Standard(64bit)
  • HCL Domino V11.0.1
  • インターネットサイトは使用しない構成


それでは早速インストールに取り掛かります。

①インストールパッケージの準備
 Flexnetからダウンロードしたパッケージ(現在は hcl.domino.volt-1.0.2.9.zip)を展開してサーバーのCドライブ直下に配置します。
 なお展開した中身は以下イメージとなります。


②Dominoサーバーを停止します。

③サーバーのnotes.iniに以下記述を追加します。
 HTTPEnableMethods=GET,POST,PUT,DELETE,HEAD


④サーバー文書の設定
 Domino Administratorで [設定] - [サーバー] - [すべてのサーバー]を選択し、対象のサーバー文書を開き、編集モードにします。
 [インターネットプロトコル]タブ内の[Domino Web Service]タブにある[セッション認証] で「単一サーバー」を選択し保存して閉じます。

⑤Domino Voltのインストール
 管理者モードでコマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを実行します。

 cd c:¥Voltwindows
 install.bat

スクリプトの指示に従い、プログラムディレクトリとDataディレクトリを確認し、"Y"で進めます。
筆者の環境では、デフォルトのままで進めることができました。
※画面詳細は冒頭に紹介しましたHCL様インストールガイドをご覧ください。

⑥java.policyの変更
 Dominoのプログラムディレクトリ内のjvm¥lib\security¥java.policyに以下記述を追加します。

 //HCL Domino Volt - for Groovy templates
 grant codeBase "file:/groovy/shell"{
 permission java.security AllPermission;
 };


⑦Dominoサーバーを起動します。

⑧インストールの確認
 コンソールで以下コマンドを実行し、[ACTIVE dleap_1.0.2.9]が表示されることを確認します。(※dleap以降はバージョンですので、インストールモジュールによっては異なります)
 tell http osgi ss dleap


⑨VoltVuilder.nsfの確認
 NotesクライアントからVolt Builder DB(volt/VoltBuilder.nsf)を開きます。
 ACLを確認(以下推奨設定)
  -Default- :読者
  Anonymous :なし
  Voltの作成者は「編集者」以上(専用にグループを作って管理すると便利)
  任意: [VoltAppsManager]ロールに最低1名以上の管理者を指定

⑩VoltConfig.nsfの確認
 NotesクライアントからVolt Configuration Settings DB(volt/VoltConfig.nsf)を開きます。
 serverURIが有効になっていることを確認し、
 AllSettingビューでserverURI文書を開き、VoltサーバーのRUIと一致するように設定します。(例 https://volt.example.com/volt-apps)
 文書を保存して閉じ、ACLを確認します。
  -Default- :なし
  Anonymous :なし

⑪Voltへログイン
 httpタスクを再起動し、ブラウザからアクセスします。
 先の例の場合のURLは、以下となります。
  https://volt.example.com/volt-apps/secure/org/ide/manager.html

 Volt Builder DBに編集者権限以上のIDでログインし、以下画面が表示されれば完了です。
すぐにでもVoltアプリの作成に取り掛かれます!!


ちなみに既存Dominoの本番サーバーにVoltを追加しましたが、サーバーリソースは現時点では全く影響はございません。
今後、実稼働するアプリが増えてくるとどうかとは思いますが、Dominoのプラットフォーム上で動いているものですので、一般的なアプリの増加とさほど変化ないのではと推測しています。

さて今回はHCL様が日本語で公開されているインストールガイドに従って、HCL Voltのデプロイ手順を紹介しただけにはなりますが、これにはひとつだけ意図があります。

インストールガイドは7枚とかなり少ないものではありますが、この中にはインターネットサイト文書を利用する場合と、しない場合の手順が混在してあります。

たまたま弊社では利用しておりませんでしたので、その部分を抜粋し、掲載させて頂いています。
できればこのような手順書は2種類作成頂き、それぞれの環境に合わせたものを利用できればもう少しユーザーフレンドリーなのではと感じた次第です。

とはいえ、本作業をベンダー様に依頼しますと結構な金額が必要でした。
ベンダー様の立場からすれば、手取り足取り丁寧なガイドはもしかしたら邪魔になるのかもしれません。
ただ、なかなか費用が捻出できないユーザーにとっては、自社で構築できることは大きなメリットでもあります。

このあたりは関連する皆様で、うまくやりくりできる環境が整えばさらにいいのではと感じた次第です。