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2019年11月21日木曜日

#Excel からのインポートについて

I have prepared a sample that you can download about "VBA that imports Excel data into Notes documents" that I previously wrote.
Please try.

みなさま、こんにちは!

昨日のノーツコンソーシアム オープンセミナーいかがでしたか?
HCL様からのアナウンスに加え、各研究会の成果報告、パートナー様製品案内、さらには移行支援ツールやV11の新機能など、盛りだくさんの内容で大満足の1日でした。

さてそんな盛り上がりも冷めやらぬ中、次なるイベントが予定されています。

2019年12月4日、HCL Software Digital Solutions、東京 Factory Tour 4 開催のお知らせ

 開発責任者が勢揃いして日本で熱く語って頂けるとの事ですので、楽しみな機会ですね。
なかなか名刺交換するような接点も少ないかと思いますので、無理やり時間を割いても価値あるイベントかと思います。

続いて同日夜には

HCL Digital Solution (Collaboration) Live from Tokyo Keynote

もございます。
HCL Digital Solution (コラボレーション) 部門の戦略および製品発表のワールドワイド向けの Live WebCast がなんと東京で開催されるんです!!
驚きですね。

ということでこのLive WebCast についても、楽しそうなイベントが企画されています。

Domino v11 Release Party & Live Viewing of World Premiere

World Premiereライブビューイング

去年のV10パーティーが思い出されます。
またあのような熱い時間が過ごせるのかと思うと、今からソワソワしてしまいます。

私はすべてに参加致します。皆様とお会いできることを楽しみにしております!!


さて前置きが長くなってしまいましたが、本題です。
以前、当ブログの記事として、

ExcelのデータをNotes文書にするVBA

という内容を記載致しましたが、このエクセルからノーツへのインポート案件は結構要望されているユーザー様も多いようで、また困っているという話もよく聞きます。

今回もとあるユーザー様よりお問い合わせを頂き、弊社で使用しているVBAを組み込んだxlsmファイルをお渡ししたところ、無事利用できたとの連絡を頂くことができましたので、そちらのファイルを一部手直ししたものをダウンロードできるよう準備致しました。


解凍頂くと、マクロ有効のエクセルファイルがひとつございます。
使い方シートに設定箇所を記載してありますが、一部VBAの記述を変更頂く必要があります。

  1. サーバー名
  2. アプリケーション名
  3. フォーム名
  4. フィールド名
修正完了すれば、「インポート」というマクロを実行して頂きます。
VBAがうまく設定されていれば、指定されたアプリケーションに文書が追加されることになります。

必要に応じて、アプリケーションやフォームの数だけファイルをコピーして使ってください。

それでは12月にお会いしましょう!



2019年11月8日金曜日

#マイグレーション 決定!!

We have completed a contract with a focus on Notes / Domino migration.
The license format is "HCL IBMNotes Domino Complete Collaboration Authorized User Monthly License"
I ca n’t wait to build it.


現在、弊社インフラの再構築の準備を進めておりますが、そのなかのひとつとしてNotes/Dominoのマイグレーションを含んでおりました。

先般、会社の稟議が通り、ベンダー様と契約を結んだのですが、今日、無事ライセンスが届きました。

ちなみに弊社が契約したライセンスは、

HCL Notes Domino Complete Collaboration Authorized User Monthly License

というサブスクリプション型のライセンスになります。

従来は5年ごとに新規ライセンスを購入して、サポートを継続せずに使用しておりましたが、これで製品アップデートも含めて、堂々と利用しつづけることができるようになりました!!

さてライセンスは発行されましたが、実際の利用はもう少し先になります。

予定ではインフラの仕上がりが2月上旬。
それ以降にマイグレーション作業となります。

マイグレーションについては、パートナー様にお願いしておりますので、実際の作業は行いませんが、ある程度の作業内容は後日報告できればと考えております。

今回の構築内容は以下を予定しております。

●Dominoサーバーマイグレーション 9.0→11.0(予定)
●Travelerサーバーマイグレーション 9.0→11.0(予定)
●IDVault設定(Nomado用)
●Notesクライアントマイグレーション 9.0→11.0(予定)

なお今回のライセンスにはもっと活用できる内容が含まれておりますが、実際に使用するかは上記構築後に検討予定です。

またサーバーについてもクラウドに公開用のDominoサーバーを立ててみたいなぁなども考えております。

加えてアプリケーションの仮想化のテストを行う予定がありますので、Notesクライアントを仮想化して、VDIにアタッチできるものかや、モバイルデバイスに配信できるのか。
またできたとして、Nomadoとの違いなどを検証予定ですので、もうしばらくお待ちください。

以上、まずはマイグレーション契約が完了した報告まで!!

2019年10月15日火曜日

今年も開催します! #新任担当者向けワークショップ @大阪



お待たせしました!

昨年に続き、今年も

新任担当者向けワークショップ @大阪

開催決定しました。


昨年は「用語編」と「開発者編」を1日で開催しましたが、今年は用語編は行わず、開発者編の中で、必要に応じて用語説明を織り込みながら開催致します。
デザイン編については現在確認中です。

日程ですが、出来るだけたくさんの皆様にご参加いただきたいということで同一内容にて以下2日開催と致します。

●11月13日(水)
https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/event.xsp?action=openDocument&documentId=77D551F07B6A6CD24925849200311105

●11月15日(金)
https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/event.xsp?action=openDocument&documentId=ACC08AEE3E3CE5C34925849200312AF3

いずれかご都合の良い日程にてご参加ください。

そして・・・先日のNDS2019内にて一部の会場にて案内致しましたが、大阪特別企画がございます。

XPagesもくもく会 @大阪

一昨年まで開催しておりましたXPagesワークショップのテキストを利用し、独学を進めて頂く機会を準備致しました。
もちろん「勝手にどうぞ」という訳ではなく、大阪研究会スタッフがワークショップに合わせて控えておりますので、わからなくなったり、質問があっても安心してご参加頂けます。
こちらは【ノーツコンソーシアム会員限定】となりますので、ご了承ください。
※新任担当者向けワークショップは非会員の方でも参加可能ですが、定員オーバーした場合は、会員優先となります。

●11月13日(水)
https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/event.xsp?action=openDocument&documentId=9DC8960B0AFF2D294925849200329B37

●11月15日(金)
https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/event.xsp?action=openDocument&documentId=1653A14F5FE5AAC5492584920032CBF1


HCL社に移ったNotes/Dominoがどんどんバージョンアップして参ります。
なかなか東京以外では少ないスキルアップの機会を、有効活用してください。

皆様のお申込みをお待ち致しております!!

2019年10月7日月曜日

#NDS2019 (Notes Domino Solution 2019)、大盛況のうちに終了しました。


NDS2019, which started on September 18th, has reached its final day with great success.

9月18日に東京からスタートしたNDS2019ですが、先週の大阪、名古屋に続き、今週は広島、博多と5都市にて大盛況にて無事終了致しました。

今回の #IBMChampion ( #HCLMaster) からの目玉はコレ!


私は何の役にも立ちませんでしたが、他のチャンピオンの皆さまで設計されました#HCLNomad (iPad用ノーツクライアント)アプリの紹介とサンプルアプリのプレゼントです。

デザイン部分もはじめ、色々なTips満載のアプリですので、参加されましたみなさまはぜひダウンロードして試してください。
また本アプリに対するご意見やご要望なども頂けますと、さらに刺激になるかと思います。

さて、私は東京を除く4都市に参加させて頂きましたが、思ったよりも地域性が強いことに驚きました。

大阪はそもそもホームではありましたが、今まで出会えなかったユーザー様と出会うことが出来ました。



名古屋ではやはりユーザー様が多く、またノーツコンソーシアムでもユーザー情報交換会等で御目に掛かる方々もいらっしゃったため、これまたホームのような錯覚を感じるほどでした。


広島は初めて降り立ちましたが、まずは会場が原爆ドームすぐ横という点に驚きました!
こちらも大盛況で、終始活発な意見が交わされました。

昼食には


で気合いを入れて、会場へ。


最後は福岡。
中学校の修学旅行で少し立ち寄った以来(就職してから、一度社員旅行での通過はありますが・・・)でしたので、実質は初博多でした。

朝食に


で博多の香りを体に付けて会場へ。

こちらも多くのお客様にご来場頂きました。
セッション終了後の質疑タイムも盛り上がりました。


と振り返ると、食べることばかりですね(汗

なお私に頂きましたライトセッションでは、インフラに関わる内容を少し話させて頂きました。


こちらについては、画像の移動を多用したスライドのため、PDFでの配布は意図しない内容となる可能性があり、パワーポイントのままでもと考えたのですが、内容説明がなければ意味を捉えにくいもののため、配布は差し控えさせて頂いております。

またどこかで同内容もしくはさらにステップアップした内容は発表させて頂くつもりですが、今回内容を希望される場合は、お手数ですが直接ご連絡ください。


それではみなさま、また来年お会い致しましょう!!!


2019年9月5日木曜日

タイムレコーダーアプリ、改築

This time, I am remodeling the time recorder app that I created before.

みなさま、こんにちは!!
しばらくあいてしまいましたが、決してサボってるのではないですよ(汗

社内のインフラリプレイスや、取引先との各種EDI関連の作業におわれてまして、実はV11のベータ版の準備もできてない状態です(大汗


ということでまずはご案内から・・・。
気が付けば、もうスタートの東京開催(9/18)まで2週間を切りました。

そう、Notes/Domino Solution 2019 です。

HCL社様からもさまざまな情報が出てきつつあり、Notes/Dominoに関わる方は参加必須のイベントです!

私は東京以外の4か所へ参加予定ですので、皆様とお会いできる日を楽しみにしております!



さてそんな中、以前掲載しました弊社のタイムレコーダーアプリを見直す必要が発生しましたので、簡単に紹介させて頂きます。

以前のアプリはこちら・・・

https://www.tanuchi.com/2017/01/1.html


今回の発端としては主にふたつ。


  1.  現在のアプリでは「出社」「退社」の打ち間違いが多い。また押したか不安になり、二重打刻もみられる
  2. 従来打刻していなかった管理職についても、実務把握のため打刻することになった
です。

1については、何かしら仕組みで回避できないか(時間によるボタンの非表示など)考えたのですが、完全に制御してしまうと問題がありました。また出社してないのに退社するなどの制御も考えたのですが、実務上そのようなパターンもあり得るため、これも不可。

ということで2を付け加えるにあたり、従来の入り口を大きく見直すことにしてみました。

ちなみに従来の入り口はこちら



いずれかをタップすると、部署一覧が表示され、自分の部署をタップし、さらに自分の名前をタップすることで打刻されます。

そこで今回の入り口は以下のように変更しました。


個人名の50音を選択するようにしました。
私の場合は「は」をタップし、

自分の名前をタップすると、


このように[出社]と[退社]が選べるようになっていますので、いずれかをタップすることになります。

ちなみにタップしますと、



このようにメッセージを表示します。
大きくしますと、


こんな感じです。

これで正しく自分の打刻ができたこと、また出社・退社のミスは減るのではないかと・・・期待してます・・・

さてこの構築なのですが、今回急を要したため・・・


このように大量のXPageを作成し、リンクさせることで動いています。
要は各行ごとのページと一人1ページという構成です。

もちろんコピペで多少手間はかかりますが、安定した作成はできたました。が!!、やはり納得できない。

おそらく一般的なプログラマーでしたら、スコープ変数を用いて、個人のランディングページはひとつにするというのがスマートな方法ではないかと考えています。


ということで・・・時間が取れましたら勉強します(汗

2019年7月17日水曜日

#LIVENESS #AccessView V1.04

This time, the latest version of LIVENESS AccessView v1.04 has been released, so I would like to look at the update procedure and new features.

みなさま、こんにちは!!

まずは告知から・・・。
今年の9月から10月にかけて、全国5都市にして Notes/Domino Solution 2019 が開催されます。
私も現時点では4ヶ所に参加させて頂く予定です。
まさに今日から参加申し込みが開始されましたので、ぜひ早めにお申し込みください。
こちらから申し込むことができます!
皆様とお会いできる日を楽しみにしております!!

さて本題です。
今回は先日紹介致しましたLIVENESS AccessViewの最新版 v1.04 がリリースされましたので、アップデートの手順と新機能について見ていきたいと思います。

まずは配布される一覧です。


基本的には前回と同じですね。
・ユーザーガイド
・テンプレート(.ntf)
・フックドライバ

から構成されています。

手順ですが、まずはDominoサーバーにフックドライバを上書きインストールします。
前回同様、Domino関連サービスを停止した上で実行してください。

続いてテンプレートの差し替えです。
ntfのファイル名が前回と同一であったため、念のため上書きするのではなく、今回のファイル名の後ろに"_v104"を付けて、DominoのDataディレクトリにコピーし、管理者IDで署名します。

続いてこちらも以前作成しました「LIVENESS AccessView設定アプリケーシヨン」を右クリックし、[アプリケーション]→[設計の置換]をクリックします。
アプリケーションの設計を置換ダイアログが開きますので、先ほどの[ls_accessview_104.ntf]を選択して、[置換]を行います。


以上でアップデート作業は完了しました。
簡単ですね!!


続いて新機能について見ていきます。

まずはアプリケーションの登録画面です。

以下のように、以前にはなかった[選択タイプ]という項目が追加され、ディレクトリ単位での設定が可能となりました。


選んでみますと、ディレクトリに"¥"、タイトルに"¥*"が表示されます。
※ブログの仕様により、¥は全角文字とさせて頂いておりますので、ご了承ください。



今回はData内の"test"というディレクトリを設定してみます。


単一データーベースの時には表示された条件式の[選択]ボタンが表示されません。
手入力で単独フォームを選択[Form = "フォーム名"]を指定しても、取得フィールドの[選択]ボタンは表示されませんでした。

つまり、いずれもあらかじめ確認しておき、手入力で設定する必要があるようです。

以上のことから、ディレクトリで選択する場合は、その中に雑多なアプリケーションがあるようなものではなく、同一テンプレートから展開した複数アプリケーションを束ねたディレクトリの場合、有効であるようです。
例えばメールはディレクトリを分けている場合が多いようですので、Mailフォルダを指定して設定することで、必要な情報がまとめて収集できるようになりそうです。


次に一括登録の機能です。
メニューの[一括登録]ボタンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。


こちらの詳細はユーザーズガイドに書かれているのですが、所定フォーマットのcsvファイルを作成し、この機能を使って呼び出すことで、一度に複数の設定が登録できるというものです。

たくさんのアプリケーションを登録する場合は便利ですね。


次に無効化ユーザー指定機能です。
こちらはログの対象から特定ユーザーを除外するというものになります。


サーバーIDを設定することで、エージェントによるログを書かなくするなどに有効なようです。


個人的にはこの「無効ユーザー設定」が非常にありがたい機能と感じております。
ディレクトリについても便利な機能なのですが、現状の弊社環境ではディレクトリ構成が不十分なため、こちらは今後修正していこうと思います。


さて今回はLIVENESS AccessView v1.04 を見てきましたが、メーカー様によると既に更なるバージョンアップも予定しているとの事。
構想を少し伺いましたが、ここでは伏せておきます。
さらにすばらしい機能追加が予定されているようですので、楽しみにお待ちください。

なおLIVENESS様も先のNotes/Domino Solution 2019のゴールドスポンサー様ですので、各地に参加いただけるかもしれません。詳しい説明が必要でしたらぜひその際にでもお声がけください!!

2019年7月11日木曜日

個人設定で #フォーム の色を変更する

This time, I tried to set the color of the FORM for each individual, so I introduce it.

みなさま、こんにちは!!
ついに2019年も半分が過ぎました。
巷ではオリンピックチケットがあたったとか、あたらなかったとか・・・
ちなみに筆者は現時点では申し込まず、蚊帳の外でございます。

さてさて、7月ということで我々が大きく関与しておりましたICS部門ですが、ついに大きなプレスリリースが行われました。


ということで、2年連続で任命頂きましたIBMチャンピオンの称号も残すところあと半年ということになりました。
HCL社でも引き続きそのような任命制度がとの噂もありますので、そのような場合はなんとかトライしたいものです。

本題に入る前にまずは告知を・・・
Notes/Domino Solution 2019が開催されることになりました。
東京・大阪・名古屋・広島・博多の5都市を廻る一大イベントになります。
多くのIBMチャンピオンが各地に参上し、・・・以降、ヒ・ミ・ツ・・・
ぜひ近隣開催へご参加ください!!


前置きが長くなりましたが、本題です。
昨年行われましたテクてくLotus技術者夜会での今後の製品への要望セッションの中で、私含めたくさんの方が要望されたものに、ノーツアプリケーションのCSS対応というものがございました。
・・・このサイトはどうなるのでしょう・・・

要はデザイン部分について、CSSを適用することで統一化や作業軽減を図るというものになります。
ちなみに今年リリース予定のV11はNotesクライアント側の強化が予定されているという噂です。Designerを使わずにアプリが作れるようになるかも!!

ということで、先の話は置いておいて、今回はよくSaasサービスなどであるような、フォームの色を個人の好みで変更できるようにしてみましたので、記事に致します。

イメージとしては、数種類の色のサブフォームを準備し、ユーザーがその中から色を選択して使うというものです。一度設定した内容は次回以降も引き継ぐよう想定してあります。
なお今回もスクリプトなしで完結させています。

この機能を実現する手順のキーワードは、
[サブフォーム][環境変数]
です。

ということで、早速ですがサブフォームを作成します。
今回は切り替えの試験のみですので、簡単に色違いの4種類のサブフォームを作成しました。

サブフォーム [Black]

サブフォーム [Blue]

サブフォーム [Green]

サブフォーム [Red]

作り方は簡単ですよね。
ひとつ作成して、それをコピー。
罫線と文字の色を変えただけになります。

サブフォームができたら、実際に使用するフォームを作成します。
フォームには環境変数を呼び出す計算結果フィールド[refTheme]とサブフォームを配置します。

まずは計算結果フィールドです。
式には以下を設定して、環境変数[TestTheme]に値があるときはそちらを。なければブランクを表示するようにしてあります。
本来はこちらを非表示にしておくべきなのですが、動きの確認のため表示したままとしてあります。


 THEME:=@Environment("TestTheme");
 @If(THEME!="";THEME;"")



続いてサブフォームです。
[作成]-[リソース]-[サブフォームの挿入]をクリックします。


サブフォームの挿入ダイアログが表示されますので、[式の定義によりサブフォームを挿入]にチェックし、[OK]します。


すると以下のように<サブフォームの計算結果>が表示されますので、こちらの式を設定します。


今回は4つのサブフォームを@Ifのネストで組んであります。
・・・Caseが利用できるともう少し式が綺麗なのですが・・・

 @If(refTheme="Red";"Red";@If(refTheme="Green";"Green";
 @If(refTheme="Blue";"Blue";"Black")))


以上でフォームはできあがりました。

それでは肝心の環境変数をセットするプログラムです。
選択用のフォームを作ってもいいのですが、ダイアログで選択するだけで画面一面を使うのはちょっと・・・ということで、今回は@PickListを使うことにしました。

@PickListのヘルプには、
「指定されたビュー。ユーザーはこのビューで文書を複数選択できます。@PickList は、選択された文書の列の値を返します。」
と書かれています。
またパラメーターの指定により、複数でなく1つしか選択できないようにすることが可能です。

それではまずは@PickListで使用するビューを作らなければなりません。
またその元となるフォームも必要です。

早速ですが、フォームです。
今回は4文書を登録するだけですので、単純にフィールド[Color]ひとつのフォームを作成しました。


こちらをNotesでプレビューし、以下4つの値の文書を追加してあります。
[Black] [Blue] [Green] [Red]

続いてビューです。
こちらも単に1列だけ、先ほどの[Color]を表示するだけのビューを作成します。
わかりやすいように、昇順に並べてあります。


続いてビューにアクションを追加します。
今回は便宜上、このビューしか作成しておりませんので、こちらに[テーマ選択]と[新規作成]のアクションを追加します。
[新規作成]ボタンは、先に作成しましたサブフォームが埋め込まれたフォームを新規で作成する設定を施します。


 @Command([Compose];"theme")



次に[テーマ選択]ボタンです。
こちらには先ほど記載しました@PickListを使用して、選択した値を取得し、環境変数にセットするという式を設定します。


 CHOICE:=@PickList( [Custom] : [Single] ; @DbName ; "Color" ;  "Select a product" ; "テーマカラーを選択してください。" ; 1 );
 @SetEnvironment("TestTheme"; CHOICE )



それでは動きを確認してみましょう。


いい感じですね。
念のため、notes.ini も見ておきます。


最後に設定した[Red]が登録されてますね。

どうせなら左のナビゲーターも・・・と考えたのですが、現在の私の技量では手に負えませんでした。
また何か妙案思いつきましたら、記事に書かせて頂きます。

さて本来ですとここまでの記事なのですが、実はこの機能!!
DMA(Domino Mobile Apps)でも動くんです。


実はDMAの環境変数についてはまだ実際にどのように処理されているのか理解できていません(汗
ただ、iPad内のどこかに保存されているようですので、今後のアプリケーション開発でも有効に利用できることが確認できました。

さて長くなりましたが、今回は環境変数を用いて、サブフォームを切り替える手順を書きました。
内容としては色の変更として記述しましたが、例えば部署ごとにサブフォームの内容を切り替えるなどすることで、部署別のポータルフォームのような使い方もできます。
もちろんほかにも用途があるはず・・・。

難しい式は一切使用していませんので、ぜひ機会あればお試しください!!

2019年6月26日水曜日

#年度 や #期 の取り扱いについて

Treat the fiscal year with Notes.

みなさま、こんにちは!!
いまだ梅雨入りしてない神戸ですが、ようやくそれらしい雰囲気になって参りました。

さて日本企業では売上集計などを年度で取り扱う場合も多いかと思われます。
弊社も例にもれずではありますが、従来はNotesではあまり年度というものを意識することなく利用しておりました。

今回、従来Excelで行っていた、取引先向けの実績収集ファイルをNotes化しようという案件が発生したのですが、その必須項目として以下のように「年度」や「期」、「月」が要求されております。


今まではExcelで行っていたので、蓄積された前行をコピーするなどであまり意識する必要がなかったのですが、Notesでの入力はフォームで行うため、その入力作業を簡素化できればと思ったのが今回の発端です。

目的としては、「納品書発行日付」をカレンダーから選択するだけで、「年度」「期」「月」が計算結果で得られればというものです。

ということで、簡単なフォームを作成してみました。


納品書発行日付[InvoiceDate]は編集可能な日付/時刻としています。
日付/時刻制御にチェックし、年月日のみの表示としてあります。


またフォームのオプションで、「フィールドの自動更新」にもチェックしておきます。


まずは簡単な「月」からです。
こちらは計算結果のテキストとしてあります。
単純に「納品書発行日付」から「月」部分を抜き出すだけです。
※今回はうしろに「月」を付加してあります。


式は以下のようにしました。


 @If(InvoiceDate="";"";@Text(@Month(InvoiceDate))+"月")


If文は、新規作成時にはInvoiceDateがブランクのため、計算結果が得られず、エラーになることを回避させています。
文字列「月」をつなげるため、@Monthで得られた数字を@Textで文字列化しているという、単純なものになります。

次に「期」です。
今回は4~9月の場合に「上」、10~3月の場合に「下」を表示させたいと思います。

こちらも計算結果のテキストとしてあります。


こちらの式は、以下のようにしました。


 @If(Month="";"";(@If(Month="4月":"5月":"6月":"7月":"8月":"9月";"上";"下")))


先のMonthフィールドが「4月」~「9月」であった場合、「上」。それ以外は「下」を表示するというこちらも簡単なIf文になります。
複数条件をまとめるため、各月を「:」(コロン)で接続してあります。

もう少しIf文をネストする必要がありますが、これだと海外のようなQ1~Q4も実現できますね。

それでは最後に年度です。
年と年度の違いは、もちろん12月で終わるか、3月で終わるかです。
問題なのは1~3月が[本来の年]-1される必要があるというものです。
なんて考えていると複雑になってしまうのですが、要は今の日付から3ヶ月引いた時の年(Year)を取得すればいいということになります。

先と同様、こちらも後ろに「年度」の文字を接続させるため、計算結果のテキストとしています。


式は以下としました。


 @If(InvoiceDate="";"";@text(@Year(@Adjust(InvoiceDate;0;-3;0;0;0;0)))+"年度")


こちらも簡単ですね。
InvoiceDateをAdjust関数を用いて、マイナス3ヶ月としたものから年部分を取り出します。
そちらをテキスト化して、「年度」をくっつけているだけになります。

それでは実際のフォームの動きを見てみましょう。

まずは新規作成画面です。


「納品書発行日付」がブランクですので、If文で処理した通り、「年度」「月」「期」のすべてがブランクになっています。
If文がなければ、この新規作成の画面を開くことができません。

それでは本日の日付を選択してみます。


以下は選んですぐの状態です。


フィールドのフォーカスを移動させると、


予定通り、「2019年」「6月」「上」という計算結果が得られました。

それでは今年の10月1日にしてみた場合、どうなるでしょう。


こちらも正しく期は「下」となってくれました。

それでは来年3月31日では・・・


2019年の下期と表示されました。
しつこいようですが、最後に来年の4月1日です。


ちゃんと「2020年度」「上期」になりました。

以上、いまさら取り上げることではないかとも思いましたが、企業として年度ベースでものごとを見ている場合も多いため、記事にしてみました。