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2021年10月21日木曜日

Notesアプリ開発者が、 #Volt で最初につまづくこと

 This is my first article on the development of Domino Volt.

I think there has been no article in Japanese explaining the hurdles that every Notes developer must face, so I would like to introduce it here.

I hope you will read this article and try to develop Volt applications!


みなさま、こんにちは。

緊急事態宣言が解除され、多少動きやすくなったのでしょうか。
先日はひさしぶりに大阪まで私用で出かけてきました。

いろいろとやりたい事、やらなければならない事が溜まっており、ほぼ1日歩き回ってきました。


本題に入る前にひとつお知らせです。

ノーツコンソーシアム 第五回 大阪研究会(会場開催+オンライン開催)を12月3日(金)に開催予定です。
今年は1回多く5回目!
テーマはHCL様最新情報と、来年のやりたい事調査。
その後は大阪研アプリ「タスク管理」についての作業を予定しています。
ひさしぶりの集合開催に加え、リモート配信も行いますので、ぜひお時間調整頂き、ご参加をお願いします。


さて前置きはこれくらいにして、話題の Domino Volt。
ようやく開発に関して、初記事の掲載です。

と言いますのも、作り始めでつまづいてしまい、なかなか本格的に進められなかったという理由がありました。

このつまづき・・・おそらくノーツアプリ開発者のだれしもがぶつかるであろう内容かと感じましたので、紹介させて頂きます。

それは何かと言いますと・・・

●作成日フィールドってどうやってつくるの?

●作成者フィールドって・・・

これができなければ、アプリを作る気がしないですもんね。

もっともVoltはたいへん優秀で、Notesフォームによくサブフォームなんかで追加する以下4項目はデフォルトでバックエンドで準備されているのです。

・Created By (作成者)
・Modified By (最終更新者)
・Created On (作成日)
・Modified On (最終更新日)

ちなみに以下がVoltで作成された文書をNotesクライアントから表示した例です。

最初のセクションがフォームに設置したフィールド
その次に一般的に文書管理上で必要な項目。こちらに作成者や作成日が保管されます。
次がアクセスコントロール
最後がワークフローのステータスです。

このうちの2項目を表に出すだけなのですが・・・。


ということで、まずは簡単な「作成日」からです。

「日付」を設置し、プロパティで「現在の日付から開始」にチェックするだけです。
これで作成時に当日の日付がデフォルト表示される日付コントロールが作成できました。


次に「作成者」です。

「名前ピッカー」を設置し、onShowイベントで何かするのかな?
サービスも何かできそう。


残念ながら現時点の私の力では解決できませんでした。

そこでみなさまご存じ、Voltといえば 株式会社 エフ
そう、最近ではVoltのサンプルアプリをどんどん掲載頂いたり、ハンズオン資料もバージョンアップごとに更新されている会社です。

エフと言えば御代アンバサダーということで、失礼ながら問い合わせさせて頂きました。

さすがです。
即座にフォームのonNewイベントにapp.getCurrentUser()を記述するとの回答を頂くことができました。
正しくは、以下のような記述を追加し、無事作成者を表示することができました。
・・・もし間違ってたら、ご指摘ください(汗

var CU = app.getCurrentUser();

BO.F_User.setValue(CU)


その後、さらにサービスを利用することで、ノーコードで取得可能との情報を頂き、以下設定を実施したところ、こちらでも作成者が設定可能となりました。

①先と同じく、フォームのonNewイベントで「サービスの呼び出し」にチェックし、「サービス構成の追加/編集をクリック


②次に「入力割り当ての作成」画面で、左側の[現在のユーザー]と右側の[ユーザー名またはメール]を選択し、中央の接続アイコンをクリックします。
すると、下の「割り当てられている入力」に設定内容が追加されますので、確認して[次へ]をクリックします。


③「出力割り当ての作成」画面が開きますので、左側から「ユーザー名」。右側では割り当てたいフィールド(今回は[氏名])を選択して、先と同様中央の接続アイコンをクリックすると、下の「割り当てられている出力」に設定内容が追加されますので、確認して[次へ]をクリックします。

④次画面はそのままで[OK]し、onNewのイベント画面に戻りますので、こちらも[OK]すると設定が完了となります。

プレビューしたのが以下になります。



想定通り、申請日に今日の日付、氏名にはログインしている自分の名前を表示することができました。

以上、知っている方にとっては取るに足らない情報かもしれませんが、初めてVoltでアプリを作る際に、いきなりつまづいてしまうとスムーズに利用が進まないかとも思いましたので、今回ご紹介させて頂きました。

ぜひみなさまも一度、Voltでアプリを作ってみてください。

私も弊社の本番環境で運用できるようなアプリをがんばってつくりたいと思います。


追伸
Voltに関しては、まだまだ手探り状態ので、内容に不備や誤りがございましたら、訂正させて頂きますので、ご指摘頂けましたら幸いです。