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2024年11月20日水曜日

#Domino #REST #API のインストール

Today, I have installed the Domino REST API and report on it.

I hope you will find it informative, such as the lack of Java on the Windows server, and the troubles I had because I relied on the instruction manual.


みなさま、こんにちは。
先日は弊社のクラスターサーバーのOSをWindows2019にアップデートして、Domino V14をインストールするまでを紹介致しました。
今回の目的はVoltMXGoで利用するための準備になりますので、今回はこのサーバーにDomino REST APIをインストールしていきたいと思います。


モジュールは先般と同様、My HCLSoftwareでダウンロードしてください。
現在のダウンロードファイルは「Domino_REST_API_V1.1_R14_Installer.tar.gz」というファイルになりますので、まずはこちらを解凍しておきます。
Windows標準では解凍できないかと思います。弊社では7-Zipというアプリを利用して解凍しました。

結果、以下のようなフォルダを入手できます。


次のこの「restapiInstall-r14.jar」ファイルをDominoのプログラムディレクトリにコピーします。
コピーできましたら、Windowsのコマンドプロンプトを管理者として実行します。


コマンドプロンプトのディレクトリをDominoのプログラムフォルダーに移動して、以下コマンドを実行します。
※各ディレクトリはご自身の環境に合わせて変更してください。

java -jar c:\domino\restapiinstall-r14.jar -d="C:\Domino\Data" -i="C:\Domino\notes.ini" -r= "C:\Domino\restapi" -p="C:\Domino\restapi" -a

本来はここでコマンドが進んで完了のはずなのですが、弊社サーバーでは以下画面が表示されてしまいました。

どうやらjavaがインストールされていないようです。


ということで、Windows版のjavaをダウンロードしてインストールします。

一度再起動して、再度先のコマンドを実行してみますと、


何かエラー出てます?
どうもやらWindowsで最新とインストールされたJavaはJava8であったのに対し、配布されたjarファイルはJava17でコンパイルされたことが原因のような情報に行きつきました。

そこでJava17にアップグレードを行ってみました。
オラクル社サイトより"Windows x64 Installer" をダウンロードして、得られたexeを実行します。(すべてデフォルト選択で進めました)
以上で"C:\Program Files\Java\jdk-17"にインストールされました。

続いて環境変数JAVA-HOMEを変更します。
変更方法はコントロールパネル>システム>システムの詳細設定画面を開きます。
以下の「環境変数」ボタンをクリックして設定を行います。


私の環境に"JAVA-HOME"がありませんでしたので、「新規」で先のディレクトリを追加します。



追加しましたら一度サーバーを再起動して、再度コマンドを実行します。
すると・・・
かなりたくさんのメッセージなどが表示されました。
どうやら失敗してそうです(汗


書かれていた内容を読み込んではみたのですが、どのディレクトリが間違っているのかわからず、HCL様サポートへ上記内容を送付してみました。
するとほどなく本スクリプトのポイントの確認について、回答がございました。
内容は

このコマンドについて、以下のポイントを確認してください。
・-d で指定したデータディレクトリのパスが正しいか
・-i で指定したNotes.iniのパスは正しいか(Domino 14では、Dataディレクトリにあります)
・-p で指定したDominoサーバーのパスが正しいか

との事でした。
見た瞬間にわかりました。
-pがDiminoディレクトリ配下のフォルダであるrestapiを向いていたのです。
先のスクリプトを正すと、

java -jar c:\domino\restapiinstall-r14.jar -d="C:\Domino\Data" -i="C:\Domino\notes.ini" -r= "C:\Domino\restapi" -p="C:\Domino" -a

が正解でした。

こちらを実行すると、無事インストールに成功しました。
・・・手順をまるまる読んで実施し、各パラメーターの中身まで確認していなかった私のミスでした(汗
ちなみに成功画面は以下になります。


以降、notes.iniの値追加と3つのnsfとそれぞれのntfが存在することを確認し、インストールは無事完了です。

続きましては以下サイトの手順に従って進めます。


まずはCheck connectivityです。
手順によると、FQDN名と"tango"に対してPingが通るように設定します。
弊社では通りませんでしたので、hostsファイルに記述を追加します。
※hostsファイルの場所>>C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

追記する内容は、以下4行です。

    127.0.0.1     domino.acme.com
    127.0.0.1     tango
    ::1           domino.acme.com
    ::1           tango

保存してpingを確認すると、いずれも応答があることを確認します。


次はConfiguring portsです。
詳しい内容は読んで頂くとして、先のFQDN名に対して、8880ポートで接続してみます。


無事コンソールが開きました。
下部にはインストールされているバージョンが表示されていることが確認できます。

以上でインストール作業は完了することができました。
あとは個別の接続設定を追加して、接続環境を準備していくことになります。

こちらはあらためて記事とさせて頂く予定ですので、今日のところは一旦以上とさせて頂きます。

少しJavaの準備で手惑いましたが、とりあえず現時点(2024/11)ではこの内容で環境は構築できるかと思いますので、ご参考になさってください。

なおDomino REST APIはDominoのライセンスに附属しておりますので、有効なライセンスをお持ちでしたらみなさまご利用可能です。
いろいろ面白そうですので、機会あればぜひお試しください。

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