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2016年11月15日火曜日

【第9回】ノーツアプリ作成~アクションの作成~

皆様、こんにちは!!
先週はせっかくのオープンセミナーをレポートと考えておりましたが、ひとりでアップアップしてしまい、十分な報告ができず、申し訳ありませんでした。

今週のノーツ・しこく・フェスタ 2016 - 人工知能(AI) × IoT × クラウド活用術は、余裕をもってレポートできればいいのですが、やはり楽しみすぎて夢中になってしまうような気がしてなりません(汗

さて本題のノーツアプリ作成ですが、今回は【アクション】を作成してみたいと思います。

【アクション】とは文字通り、何かを実行するような機能になります。

ノーツの場合、メニューバーの【アクション】や、【アクションバー】と呼ばれる上部のスペースにボタンを配置し、実行することが可能です。

そもそもデフォルトで【システムアクション】と呼ばれる主なアクションは準備されており、呼び出すと下記のように表示されます。


もちろんこちらを使ってもいいのですが、今回はあえて主な【アクション】を作成してみたいと思います。

なおアクションの作成する場所ですが、フォームやビューの「アクションペイン」と呼ばれる下記


に直接作成することも可能ですが(表示されていない場合は、[表示]-[アクションペイン]をクリック)、主なアクションは複数のフォームやビューで使用されるため、【共有アクション】というものを作成し、必要な要素に呼び出すことにします。

まずナビゲーター内の[コード]-[共有アクション]を開きます。


上部の【新規共有アクション】ボタンをクリックし、開いたダイアログの名前に【新規作成】と入力し、【OK】してください。


中央部の式には

@Command([Compose];"mainForm")

と記載します。
式の内容としては、「メインフォーム」で新規文書を作成するというものになります。


続いて【共有アクションのプロパティ】を開き表示の
・アクションバーにアクションを含む
・アクションメニューにアクションを含む

がチェックされていることを確認します。

今回はアイコンも設定しますので、アイコンで【Notes】を選択し、中央部分で好みのアイコンを選択してください。


同じように【印刷】
@Command([FilePrint])


【終了】
@Command([FileCloseWindow])


【編集】
@Command([EditDocument])


【戻る】・・・コマンド式は先の【終了】と同じ
@Command([FileCloseWindow])


【保存】
@Command([FileSave]);
@Command([FileCloseWindow])

※コマンド式を続ける場合は、";"で区切り、改行を入れると見やすくなります。



以上を作成します。

以下のように共有アクションが完成しました。



続いて作成した共有アクションをフォームとビューに埋め込みます。

まず「メインフォーム」を開き、アクションペイン上で右クリックし、「共有アクションの挿入」をクリックします。

以下のようなダイアログが表示されますので、【印刷】【編集】【保存】【戻る】を選択し、[挿入]-[終了]とクリックしてください。


以下のように、指定したアクションがアクションペインに表示されます。


フォームを保存して閉じ、続いて「カテゴリ別」ビューにもアクションを埋め込みます。
埋め込むアクションは、【印刷】【終了】【新規作成】【編集】です。
ビューを保存して閉じてください。

同様に「氏名カナ順」にも【印刷】【終了】【新規作成】【編集】を埋め込んでください。

それではプレビューで動きを確認してみましょう。

「氏名カナ順」をIBM Notesでプリビューしてみます。

下記のように上部にアクションが表示されるようになりました。
※アクションメニュー内にも同じアクションが存在することを確認してください。


それでは各ボタンの動きを確認してみましょう。

【新規作成】ボタンでは「メインメニュー」が新規作成モードで開きます。
【印刷】ボタンでは、「印刷」ダイアログが表示。
【終了】ボタンで、アプリケーションが閉じます。
【編集】ボタンについては、▲で畳まれいる文書を開き、1文書が選択された状態でクリックすると、選択された文書が編集可能状態で開きます。

フォームの【戻る】ボタンは前のビュー画面に戻ります。
【保存】ボタンは新規作成したり、編集した内容を保存し、前のビュー画面に戻ります。


以上、少し長くなりましたが、今回は主なアクションを【共有アクション】として作成し、フォームやビューに呼び出す設定を行ってみました。

アクションについては、まだまださまざまな機能が実装可能です。
また見栄えや表示設定なども考慮すべきですので、後日改めて説明させて頂きます。


さて次回は、ある程度形ができてきましたので、アウトラインを使ったメニューや、そのメニューを使ったフレームセットでレイアウトを整えてみます。


長文にお付き合い、ありがとうございました!!

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