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2024年5月27日月曜日

#アクセス不可グループ が認識されない

 In this article, I will explain why the Deny Access Groups were not reflected properly in DLAU (HCL Domino License Analysis) and the workaround.


みなさま、こんにちは。
さて今回は、昨年5月にテクてくLotus技術者夜会でご紹介しました HCL Domino License Analysis ( #DLAU )について、思うような数値が得られなかったことを検証した内容を報告致します。

ライセンスの詳細については、HCL様のライセンスガイドをご覧ください。

また本ツール(DLAU)の詳細やダウンロードはこちらをご覧ください。
ノーツクライアントから簡単に実行できますので、お試しください。


まずは上記について解消した結果をご覧ください。
(※実はまだもう少し気になる点があり、予定より多めに出ています)


この赤枠部分。アクセス不可グループ(Deny Access Groups)に含まれるユーザーが正しく不可ユーザーとしてカウントされなかったというトラブルが発端になります。

ちなみにその時の結果は以下になります。


この時点でDominoディレクトリには以下のように「Deny」というアクセス不可グループが登録されており、



複数のユーザーがメンバーとして登録されていました。


Deny Access Groupsは"1"と認識しているにも関わらず、含まれている Deny Access Usersは"0"という結果となっていました。

今回もサポートの方へログなどの情報を提供して調べて頂いた結果、先般追加したクラスターサーバーとアーカイブサーバーの設定が必要であることを教えて頂きました。

具体的な作業としては、


● すべてのサーバーで以降の設定更新が必要

 1. Dominoディレクトリ (Names.nsf) - [設定] - [サーバー] - [すべてのサーバー文書] - 対象のサーバー文書を開きます。

 2. サーバー文書で - [ポート] - [インターネットポート]をクリックし、[Web] セクションで - [サーバー アクセス設定を実施] オプションを [はい] に変更します。

 3. じウィンドウで [ディレクトリ] タブをクリックします。 [サーバー アクセス設定を実施] オプションを [はい] に変更します。

 4. 「保存して閉じる」をクリックします。

 5. 完了したら、変更をすべてのサーバーに複製。

 6. 完了したら、DLAU ツールを介して再スキャンを実行してください。



こちらを実施することで、冒頭の画像のように正しくアクセス不可グループのメンバーが除外されるようになりました。

ちなみにDLAUの画面では、アクセス不可グループは以下のように認識されていました。


開くと、このように対象ユーザーがリストされていることが確認できました。


さらにUser Informationでは、以下のようにリストされており、確認することが可能です。


あとから気付いたのですが、このあたりの表示やログを見れば、サポートの方の手を煩わせることなく、自己解決できたのではと反省しております。

以上で弊社で必要なライセンス数が確認できたため、パートナー様へ提出して見積を依頼するという流れになります。

実は現時点でまだ不明な点・・・
ユーザー文書の証明書を消しているにも関わらず、ライセンスカウントされている
・・・という点については、これから確認を行う予定です。

また経過判明しましたら、報告致しますが、このような簡単なツールで確認できることは非常に助かりますね。


2024年5月23日木曜日

#e-Learning 配信・管理アプリ

I would like to introduce an app that I use internally to distribute and manage e-Learning contents.

It is a very simple DominoLeap application, but it has been quite effective in our company and has been well received by our management team.

Please read on.


みなさま、こんにちは!
5月も後半となり、雨の季節が近づいて参りました。
もちろん晴れた日のほうが好きなのですが、雨も降らないと水不足でさらに野菜高騰などにもつながりますので、やはり必要な季節ですね。

今回もまずは告知です。

先日も書きましたが、DominoHub2024が6月13日(木)、14日(金)で開催されます。
既に多くの皆様からお申し込みを頂いておりますが、まだお席はございます。
準備の関係から、できましたら6月初旬までにお申し込みをお願い致します。


さて今回は弊社で利用開始しましたe-Learningの配信・管理アプリをご紹介したいと思います。
こちらもDomino #Leap でリリースしております。

まずは完成品のイメージを見て頂きます。


毎週1回配信して、今週で16回目になります。
配信ネタはエクセルの初歩から開始して、ノーツメールの設定なども含んでいます。

続いて課題作成の画面です。


課題は添付ファイルで配信するようにしています。
※どのような課題にするかは各社様々かと思いますので、本記事では触れません。
ご要望ありましたら、直接ご連絡頂けましたらサンプルをお送り致します。

解答形式としては「記述式」と「ファイル添付式」を選択できるようにしていますが、結果的に「ファイル添付式」しか配信していません。

続いて解答用の画面です。


問題番号を入れると、カテゴリやタイトル、概要が表示されます。
この例では、回答を入力したファイルを添付して「解答送信」をクリックするという形になります。



画面は以上になりますが、流れるメールも先にご紹介致します。

まずは課題を保存した際に全社員に送信されるメールです。


ポイントは課題の添付ファイルが貼りついたメールが届く点になります。
こちらのファイルをダウンロードして、各自解答を行い、保存したものを先のフォームからアップロードするという流れになります。

続いて解答時に管理者に届くメールです。



先と同じように解答ファイルが添付ファイルとして届く点がポイントになります。
こちらを開いて確認し、採点するという流れになります。

採点は「合格」と「不合格」があり、不合格の場合は再度解答を提出するフローへとつながります。

以上が本アプリの大まかな使い方となります。


それでは大まかな設計について、みていきましょう。
まずは課題作成の画面です。


作成者は新規作成時にログインユーザーの情報を呼び出してくるようになっています。
その他回数やカテゴリ、タイトル、概要等を配置します。
課題はファイルの「添付」を利用しています。

次に解答画面です。


こちらも解答者はログインユーザーを取得しており、回数を入力することで、カテゴリやタイトル、概要を呼び出してきます。
解答者は自分のファイルを添付して送信するだけとなります。

あとはアプリケーションとするためのポータル画面(こちらは課題一覧が表示されるデータグリッド)と


受講した結果一覧を表示する画面(こちらもデータグリッド)を用意します。


以上で画面まわりはできましたので、続いて役割の定義です。


今回は管理者とレコード所有者に情報システム部門を指定し、イニシエーターに「すべての認証済みユーザー」としてあります。



ようやくワークフローの定義ですが、今回は2種類のフローが必要になります。
ひとつは課題を配信するフローです。
こちらは至って単純で、


課題を作成して保存すれば、メールを送信して完了です。
メールの設定がキーになっており、


この添付ファイルに「課題」のファイルを設定することで、メールに課題のファイルが添付されるということになります。

次に解答のフローです。


さすがにこちらは少し動きがありますが、解答者が解答したものをシステム部門が判定し、「合格」すれば終了。
「不合格」であれば、再度解答者に差し戻され、解答をやりなおすという流れになります。

こちらも「解答送信」のふたつのフローでは解答ファイルを添付するという設定が入っています。

あとは各ステージごとに「可視性」やフィールドをロックすれば、完成です。




それほど難しいものではありませんので、ぜひ一度お試しいただければと思います。
が・・・・

インポートできるファイルも用意しましたので、よかったら使ってみてください。



2024/05/31配信停止
上記アプリに不具合がありましたので、配信を停止しました。
内容はこちらの記事をご覧ください。




2024年4月24日水曜日

#ノーツコンソーシアム ( #notescons ) 第一回 #大阪研究会

 Following on from the previous article, this will be another announcement article.

The Notes Consortium's 1st Osaka Workshop will be held on Friday, April 26, from 1:00 p.m.

I can't go into details here, so please join us remotely.


みなさま、こんにちは。
先に続いて告知のみになります。

4月26日(金) 13時より、ノーツコンソーシアム 2024年の第一回大阪研究会が開催されます。

https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/event.xsp?action=openDocument&documentId=3D1BBC8622D1154049258AE40028AD3D

◆会場:
SCSK 西日本 北浜オフィス 受付13階 (地下鉄堺筋線・京阪本線 直結)

およびリモート

今年からはコンソーシアム会員の方以外の登録、参加も可能となっておりますので、急ではありますが、ぜひご検討ください。

せっかくですので、当日の資料をチラ見せ・・・


今年は関西から5名のHCLアンバサダーが選出されており、在京アンバサダーも参加し、さらに活発な研究会が繰り広げられる予定です。

予定されたアジェンダはこちら。


毎回思うのですが、時間足りるのでしょうか!?

他の研究会では味わえない経験ができるはずですので、今年も大阪研にご期待ください!!

【開催決定!!】 #DominoHub 2024

 HCLAmbassadors in Japan will gather for DominoHub2024, the largest community event in Japan.

This year, the largest ever, 10 ambassadors have been appointed. It's sure to be an exciting event!

For more information, please search the DominoHub website.


みなさま、こんにちは。
今回は告知のみの記事となりますので、ご了承ください。

既にご存知のこととは思いますが、今年、日本からは10名の #HCLAmbassador が任命されました。
このAmbassadorが主催するNotes/Domino 日本最大のイベント

の開催が決定致しました。

今年のテーマは、

~ DOMINOならできる、DOMINOだからできる ~


Domino Hubでは、これまで以上にDominoの可能性を引き出し、参加者に楽しさと驚きを提供します。

概要は以下の通り

開催日程:
2024年6月13日(木)10時~ オンライン開催
2024年6月14日(金)10時~ 会場開催

開催会場:
東京都千代田区外神田1丁目1−8 東芝万世橋ビル 4階

海外からの特別ゲストや、Domino V14の最新情報を始め、ユーザー事例、運用・導入事例など盛りだくさんのセッションの準備が進んでおります。

既に多くのスポンサー様のお申し込みも頂いておりますが、まだ追加可能です。
またセッションについても募集されているようですので、ぜひご検討ください。

詳しくはDominoHubサイトに順次更新されておりますので、ご覧ください。


ちなみに私は現在、以下内容にてセッション準備中です。


ワークフローに関する事例を中心に、外部システムと連携した内容について発表する予定です。


開催まで50日を切りました!!
当日、みなさまとお会いできることを楽しみにしております!!

2024年4月4日木曜日

#メール で超簡単な #アンケート

 This article is very simple.

I will describe the process of placing a button in the body of an email to receive an email with the answers to a survey.


みなさま、こんにちは。
いよいよ新年度スタートですね。

私は会社組織のちょっとした変更と、私的にも大きな変化が生じる新年度を迎えております。
ちょっと体調不良でふたつの病院に通いながらですが、今年度もよろしくお願い致します。


さてまずは告知から

#ノーツコンソーシアム ( #notescons )大阪研究会が今月26日(金)に開催されます。
今年はさらに新規の方々をお迎えし、引き続き活発な研究会を運営して参りますので、今からでも間に合いますので、ぜひ参加をご検討ください。

コンソーシアム会員の方以外でも広く登録が可能です。
研究会参加登録

お手数ですが、研究会への参加も個別にお願いします。
第一回大阪研究会


それでは本題に移りますが、今回は至って簡単な内容ですので、あらかじめご了承ください。

弊社でもよく社内アンケートを実施するのですが、最近では #Domino #Leap を多く利用しています。
しかしながら全社員がLeapを使いこなせる状態ではなく、基本的にはシステム部門で準備しているのが現状です。

ただほんとうに簡単なアンケート(例えば飲み会の参加可否など)のようなものまで依頼するのはということで、メールにボタンを配置することで解決した事例になります。

具体的には以下のようなものです。


アンケートですので、メールで解答を集めるだけの目的であれば、設定だけで利用できますので、一般ユーザーでも簡単に作成できます。


それではこのボタンの作成方法です。

①配置したい場所で[作成]⇒[ホットスポット]⇒[ボタン]をクリックします。


②以下のような画面が表示されますので、ラベルやサイズ、色、スタイルなどを設定します。


③ボタンにアクションを追加します。
このアクションはノーツで言うシンプルアクションのみが使えるようで、アクションを選んで、必要な項目を設定し、[追加]を押します。
今回は送信者に返信(送信者のみ)とし、メッセージにはそれぞれ「賛成」「反対」とします。
さらに元の内容がわかるように「メッセージに文書のコピーを含む」にチェックしています。


たったそれだけです。

ちなみに送信されて受け取ったメールは以下のようになります。


今回は「送信者に返信」を利用しましたが、その他選択できるアクションは以下になりますので、ぜひいろいろと試してみてください。


以上、簡単な機能ではありますが、ユーザーレベルで簡単に作成できますので、使い道はさまざまかと思います。


なお実際に利用してみた感想として、
①ボタンは何度もクリックできてしまう
②返信を受け取る場合は、あらかじめルールで仕分けておくと便利

です。

ぜひ使ってみてください!!

2024年2月23日金曜日

#DominoLeap #名前ピッカー でグループを選択しても、全員にメールが届かない

This time I had a problem with the DominoLeap application, where all the groups specified in the name picker did not receive the email.

I contacted support and they told me how to work around the problem, so I'm writing it down.


みなさま、こんにちは。
先日はノーツコンソーシアム 総会、FESTA並びに30周年記念パーティにてたいへんお世話になりました。

特設サイトやアーカイブが公開されておりますので、ぜひご参加頂けなかったみなさまにおきましても、サイトをご覧ください。

https://www.notescons.gr.jp/

なお大阪研究会としては、

●インスタグラム:「悪だくみの会(osakadomino)」
●フェイスブック:「悪だくみの会(OsakaDomino.fun)」
●X(Twitter):「OsakaDomino」

などからも情報発信しておりますので、こちらもご覧ください。


さて本題になります。
最近は社内の新規ワークフロー=DominoLeapで開発することが増えてきています。
今回も新しくIBMiのデータを活用したワークフローの要求があり作成し、リリースしたのですが、フローで発生するメールを複数に送信したいという要求が届きました。

名前ピッカーで営業担当者を指定して、そちらにメールを送信するというフローになるのですが・・・。設計は以下のようなものです。



そこでフィールドヘルプにも「ユーザーまたはグループを検索」と書かれていることから、ドミノディレクトリにグループとして作成して解決しようと考えました。
フロー起票者は営業担当者に該当するグループを選択して進めるというものです。

結果は・・・
なんとグループ全員にはメールは届きませんでした。1名のみにしか届かなかったのです。

もしかしてバグ?

と思い、今回のサポートへ問い合わせ致しました。

今回もほどなく連絡がありました。
どうも名前ピッカーで単純に選択したグループ全員へのメールは送信されないようでした。

そこで解決策の提示がありましたので、ご紹介致します。

①アクセスメニューでひとつ役割の定義を追加します。
今回は「メール送信先」という"オープン"な役割を追加しました。


②次にワークフローメニューに移動し、対象の「送信」アクションに「ユーザーの割り当て」を追加します。


設定としては、
[フォームの値]として「営業担当者」・・・こちらは先の名前ピッカーを指定しています・・・を選択し、[役割]を先に作成した「メール送信先」を指定します。


③既にあるメール送信のアクションで、メールの送信先として「営業担当者」を外して、「メール送信先」に変更します。



以上で設定完了です。
保存して、アプリをデプロイし確認したところ、思うようにグループ全員にメールが送信されました。

回避手順としては至って簡単ですね。
変数として「メール送信先」という器を作り、送信時のアクションで選択されたグループをこの器に割り当てて、そちらを宛先にメールを送信するだけの変更になります。



以上、なんてことない作業にはなりますが、先に書きましたように名前ピッカーにはグループも選択できることから、私のような開発者はそちらで選択するだけで簡単にグループにメール送信ができると考えてしまいます。

ごくごくありふれた要望かとは思いますので、書き留めさせて頂きました。

また何か課題が発生しましたら、こちらでも報告させて頂きますので、引き続きよろしくお願い致します。

2024年1月12日金曜日

#目安箱 の作り方

I was also successfully appointed as this year's HCL Ambassador.
Thank you!!

This time I am reporting on how to create a "Reference Box".

I wrote this article because I thought that once you understand how to create this, you will be able to take advantage of a useful application called "Mail in Database.


新年あけましておめでとうございます。
まだどこにも出してなかったのですが、無事私も本年度のHCL Ambassadorに任命頂くことができました。

毎回同じになりますが、これも皆様のご協力あってこそ。
今年も日々の中から発見した内容を、随時報告していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

さて早速ですが、まずは告知から。
来週1月19日(金) テクてくLotus技術者夜会が開催されます。

https://support.hcltechsw.com/csm?id=kb_article&sysparm_article=KB0069193

今回のテーマは私を含めた今年任命されたHCLアンバサダーによるライトニングトークです。
今年は多くの新任アンバサダーが就任しましたので、ぜひお時間調整の上、ご参加ください。



それでは本題です。
よく昔から「目安箱」の運用が行われているかと思います。
弊社で要求されたわけではないのですが、この作り方を理解すると、メール受信データベースという便利なアプリを活用して頂けるのではと考えましたので、記事にしました。

もちろんユーザーIDを追加して運用することも可能(但し、適切な処理を行わなければ、※DLAUにカウントされます)ですが、ライセンスを意識せずに簡単に作成できますので、ぜひこの機会にマスター頂ければと思います。


手順は本当に簡単で、

①テンプレートからメールデータベースを作成

  データベースを作成するサーバーを選択し
  データベースのタイトルをつけ
  ファイル名を指定
  テンプレートに、利用したいメールテンプレートを選択してOK。
  ※テンプレートの引き継ぎについては、判断にお任せします。

②出来上がったメールアプリのACLを設定

  目安箱ですから、閲覧できる方は限定されるべきですので、配慮した設定を行ってください。

③メール受信データベースの追加


  ドミノディレクトリのメッセージ内にあるメール受信データベースを選択して、
  新規追加ボタンをクリックします。


  設定内容は
  この設定の名前(自由)と
  サーバーの選択とファイル名の指定です。

  ※今回は外部からのメールをうけませんので、インターネットアドレスはブランクにしていますが、外部からのメールを受信させる場合はこちらに一意のメールアドレスを記述します。

以上で完成です。



ご自身で新規メールを作成して、宛先に「目安箱」を選んでメールを送信します。

このように無事届きました。

簡単ですが以上となります。


今回はメールテンプレートを利用したメール受信データベースの作成手順を書きましたが、他のテンプレートや、全く新規で作成したアプリも同じ設定でメール受信データベースとすることが可能です。

またメールそのものに限らず、他のアプリにから送信したものを受けるということも可能ですので、その幅は広がるかと思います。


至って簡単ですし、また目安箱などは社内にひとつあってもいいのではと思いますので、ぜひ一度お試しください。