皆様、こんにちは!!
ノーツコンソーシアムのオープンセミナーを来週に控え、まだ発表準備ができていない萩原です。
今週はそちらに集中しようかと思ったのですが、来週のほうが厳しいということで、がんばってみます!
さて前回はフォームの体裁を整えましたが、ひとつ簡単に拡張できるフィールド項目の拡張を行ってみたいと思います。
拡張するのは、フィールド【カテゴリ】を選択肢化するというものです。
カテゴリのような項目は、ある程度限られた選択肢として利用されるものであるため、手入力するよりも選択肢として提供することで、ユーザーの利便性を向上することができます。
加えて例えば「カテゴリ」と「カテゴリ」では別のものとして扱われてしまうような事例から回避するためにも有効な手段となります。
それでは早速ですが、【カテゴリ別】というビューを新しく作ってみましょう。
デザイナーのビューを開いて頂き、【新規ビュー】ボタンをクリックします。
ビューの作成ダイアログが開きますので、
・ビュー名に【カテゴリ別|bycategory】と入力します。
新規ビューをいちから作成してもいいのですが、既に【氏名カナ順】というビューがありますので、こちらの設計を元にビューを作成してみます。
【コピーするスタイル】の右にある【コピー元】ボタンをクリックします。
【コピーするスタイル】ダイアログが開きますので、【氏名カナ順】を選択し、【OK】。
さらにビューの作成ダイアログも【OK】してください。
新しく【カテゴリ別】のビューが作成されました。
※デザイナーのビュー一覧で、【氏名かな順ビュー】を選択し、Ctrl+Cでコピーし、同じ位置にCtrl+Vで貼り付け、F2で名前を変更しても同じ結果が得られます。
デザイナーで【カテゴリ別】を開いて頂くと、
【氏名カナ順】と全く同じ設計の状態となっていることがわかります。
今回は新たに1列目に【カテゴリ】を追加します。
1列目選択し、【作成】⇒【列の挿入】をクリックするか、1列目の列タイトルを右クリックし、【列の挿入】をクリックします。
1列目が選択された状態で、下部の【フィールド】から【category】を選択します。
続いて列のプロパティを表示し、
タイトル・・・[空白]
幅・・・1
とし、【展開できる行に三角アイコンを表示する】にチェックします。
続いて【ソート】タブに移動し、
ソート・・・昇順
種類・・・カテゴリ別
を選択します。
ノーツでプレビューすると、
カテゴリ別で内容がソートされていることがわかります。
次に、メインフォームの【category】フィールドの設定を変更します。
メインフォームを開き、【category】フィールドを選択し、プロパティを開きます。
種類を【テキスト】から【ダイアログリスト】に変更します。
続いてひとつ右の「制御」タブを選択し、下記を設定します。
【式で選択肢を設定】
【@DbColumn("":"nocache"; ""; "bycategory"; 1)】
式について、詳しくはノーツのヘルプで【@DbColumn】を見ていただくとして、簡単な意味合いは
@DbColumn( class : cache ; server : database ; view ; columnNumber )
cache部分を【nocache】とすることで、キャッシュを使用せずに、現在の選択肢をピックアップします。
viewにカテゴリ別ビュー【bycategory】とし
※ビュー名を"で囲むことに注意
columNumberで抽出する選択肢の列番号である【1】を設定します。
つまりカテゴリ別ビューの1列目の値を取得するということになります。
ノーツでプレビューし、【カテゴリ】フォームの右にある▼をクリックすると、【キーワードの選択】ダイアログが表示され、キーワードとして過去に登録のあるキーワードが表示されます。
このままですと、カテゴリは既存のものしか使用できないため、新規のカテゴリを受け付けるように設定します。
もう一度【category】フィールドの制御タブで、【リストにない値も可】のチェックボックスをONにします。
再度ノーツでプレビューすると、このように下部に「新しいキーワード」が入力できるように変更されました。
今回はひとつ、式(ノーツでは@式[アットマーク式])というものを利用してみましたが、ちょっとした設定で使いやすいデータベースに仕上がることが理解頂けたかと思います。
さて次回は少し息抜きに、ノーツコンソーシアムのオープンセミナーに関して書ければと考えております。
長文にお付き合い、ありがとうございました。
ページビューの合計
2016年10月31日月曜日
2016年9月20日火曜日
【第3回】ノーツアプリ作成~フィールドの作成~
皆様、こんにちは!!
神戸は間もなく台風16号が再接近するようで、時折たたきつけるような雨が降っております。
と、まさに今、神戸市内の土砂災害警戒区域に「非難準備情報」が発令されました!!
さて前回は作成したアプリケーションにフォームを作成し、フォームに表を作るまでを行いました。
今回はその表の中に、ラベルとフィールドを作成します。
ラベルとは、フィールドにどのような内容が入力されているのか、わかるようにするためのもの。
フィールドは実際のデータを入力するための器になります。
内容は【第0回】で掲載しました下記画像を元に作成していきます。
まずはラベルを作成していきましょう。
とはいってもラベルというものは設計要素ではありませんので、直接フォームに文字入力します。
上記画像の通り、1行1列目に「氏名」、2行目に「カナ」というように、すべての項目を入力してください。
上記のようになりました。
続いて各ラベルに対応するフィールドを作成していきます。
1行2列目のセルを選択し、メニューから【作成】-【フィールド】をクリックするか、ツールバーの【フィールドの作成】ボタンをクリックします。
[無題]というフィールドが作成され、フィールドのプロパティが開きます。
このプロパティを使用し、項目に設定を加えます。
このフィールドは氏名を表示しますので、名前に[name]と入力します。
種類は氏名は文字入力項目ですので、[テキスト]のままで構いません。
フィールドの名前も、データベースの物理名称と同様に2バイト文字も利用できますが、式から呼び出すことも想定し、半角英数をお勧めします。
※先頭文字を大文字にされる方もいらっしゃいますが、こちらはお好みで構わないかと思います。
同じように文字入力項目を先に作成してみましょう。
続いて同じテキストでも、リッチテキストフィールドというものを作ってみましょう。
メールアドレス ラベルの右列に先と同様にフィールドを作成し、名前を[mail]とします。
種類には[リッチテキスト]を選択します。
リッチテキストには文字だけでなく、文字に属性(色やサイズ)を与えたり、リンクにしたり、ファイルや画像を添付することが可能となります。
となると先のテキストもリッチテキストにしたほうが簡単で便利なのではと思われるかもしれませんが、これには大切な理由があります。
リッチテキストフィールドは後に作成します【ビュー】の項目にすることができません。
従って、ビュー(一覧)に表示したい項目は、リッチテキストにすることはできないのです。
それではこちらも同じようにリッチテキストフィールドを作成してみましょう。
続いて性別フィールドです。
性別の選択肢は男女のふたつですので、入力しやすいようにラジオボタンで設定してみます。
性別 ラベルの右列にフィールドを作成し、名前を[sex]とします。
種類には[ラジオボタン]を選択してください。
続いてラジオボタンの設定を行います。
フィールドのプロパティボックスで左から2番目のタブをクリックします。
こちらで選択肢や並びを設定します。
列の数を[2]に変更します。
選択肢には
男|1
女|2
と入力します。
"|数字"の部分は省略しても構いませんが、"|"以降が「別名」として扱われます。
別名ですので、実際の入力時には表示されませんが、後に式でフィールドを呼び出すような場合に便利ですので、必要に応じて設定してください。
ここまでできたら、一度ノーツでプリビューしてみましょう。
メニューから[設計]-[IBM Notes でプリビュー]をクリックします。
するとノーツクライアントが起動し、フォームが編集モードが開きます。
以上で今回のフィールド一式が作成できました。
フィールドにはその他にもいろいろな種類がありますが、今回はここまでとします。
なお今回は初回ということで、表やラベルをすべて手入力で作成しましたが、【第0回】の依頼項目がデータとして手元にある場合、そのデータをコピーし、直接【フォーム】に貼り付けることも可能であり、かなり簡素化が可能です。
次回は数件のテストデータを登録し、ひとつビューを作成してみます。
神戸は間もなく台風16号が再接近するようで、時折たたきつけるような雨が降っております。
と、まさに今、神戸市内の土砂災害警戒区域に「非難準備情報」が発令されました!!
さて前回は作成したアプリケーションにフォームを作成し、フォームに表を作るまでを行いました。
今回はその表の中に、ラベルとフィールドを作成します。
ラベルとは、フィールドにどのような内容が入力されているのか、わかるようにするためのもの。
フィールドは実際のデータを入力するための器になります。
内容は【第0回】で掲載しました下記画像を元に作成していきます。
まずはラベルを作成していきましょう。
とはいってもラベルというものは設計要素ではありませんので、直接フォームに文字入力します。
上記画像の通り、1行1列目に「氏名」、2行目に「カナ」というように、すべての項目を入力してください。
上記のようになりました。
続いて各ラベルに対応するフィールドを作成していきます。
1行2列目のセルを選択し、メニューから【作成】-【フィールド】をクリックするか、ツールバーの【フィールドの作成】ボタンをクリックします。
[無題]というフィールドが作成され、フィールドのプロパティが開きます。
このプロパティを使用し、項目に設定を加えます。
このフィールドは氏名を表示しますので、名前に[name]と入力します。
種類は氏名は文字入力項目ですので、[テキスト]のままで構いません。
フィールドの名前も、データベースの物理名称と同様に2バイト文字も利用できますが、式から呼び出すことも想定し、半角英数をお勧めします。
※先頭文字を大文字にされる方もいらっしゃいますが、こちらはお好みで構わないかと思います。
同じように文字入力項目を先に作成してみましょう。
[項目] | [フィールド名前] |
カナ | kana |
会社名 | company_name |
会社カナ | company_kana |
カテゴリ | category |
部署 | post |
役職 | position |
FAX番号 | fax |
郵便番号 | zip |
住所2 | address2 |
続いて同じテキストでも、リッチテキストフィールドというものを作ってみましょう。
メールアドレス ラベルの右列に先と同様にフィールドを作成し、名前を[mail]とします。
種類には[リッチテキスト]を選択します。
リッチテキストには文字だけでなく、文字に属性(色やサイズ)を与えたり、リンクにしたり、ファイルや画像を添付することが可能となります。
となると先のテキストもリッチテキストにしたほうが簡単で便利なのではと思われるかもしれませんが、これには大切な理由があります。
リッチテキストフィールドは後に作成します【ビュー】の項目にすることができません。
従って、ビュー(一覧)に表示したい項目は、リッチテキストにすることはできないのです。
それではこちらも同じようにリッチテキストフィールドを作成してみましょう。
[項目] | [フィールド名前] |
電話番号 | tel |
携帯電話 | mobile |
住所1 | address1 |
ホームページ | homepage |
名刺画像 | pict |
続いて性別フィールドです。
性別の選択肢は男女のふたつですので、入力しやすいようにラジオボタンで設定してみます。
性別 ラベルの右列にフィールドを作成し、名前を[sex]とします。
種類には[ラジオボタン]を選択してください。
続いてラジオボタンの設定を行います。
フィールドのプロパティボックスで左から2番目のタブをクリックします。
こちらで選択肢や並びを設定します。
列の数を[2]に変更します。
選択肢には
男|1
女|2
と入力します。
"|数字"の部分は省略しても構いませんが、"|"以降が「別名」として扱われます。
別名ですので、実際の入力時には表示されませんが、後に式でフィールドを呼び出すような場合に便利ですので、必要に応じて設定してください。
ここまでできたら、一度ノーツでプリビューしてみましょう。
メニューから[設計]-[IBM Notes でプリビュー]をクリックします。
するとノーツクライアントが起動し、フォームが編集モードが開きます。
以上で今回のフィールド一式が作成できました。
フィールドにはその他にもいろいろな種類がありますが、今回はここまでとします。
なお今回は初回ということで、表やラベルをすべて手入力で作成しましたが、【第0回】の依頼項目がデータとして手元にある場合、そのデータをコピーし、直接【フォーム】に貼り付けることも可能であり、かなり簡素化が可能です。
次回は数件のテストデータを登録し、ひとつビューを作成してみます。
2016年9月12日月曜日
【第2回】ノーツアプリ作成~フォームの作成~
皆様、こんにちは!!
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
土曜に芦屋浜に出かけましたが、しっかり日焼けしてしまいました(汗
さて前回はアプリケーションそのものの作成までを行いましたが、今回は主要な設計要素のひとつである【フォーム】を作成します。
デザイナー画面の左メニューで【フォーム】をダブルクリックしてください。
下記のような画面が表示されます。
上部の【新規作成】ボタンをクリックすると、新規フォームのダイアログが表示されます。
アプリケーションには【名刺管理:meisi.nsf】と表示されておりますので、そのままにしておきます。
名前・別名・コメントは特に自由なのですが、今回は
名前に「メインフォーム」
別名に「mainForm」
と入力し、【OK】します。
別名は必須項目ではありませんが、後から式で指定する場合や、先々にフォーム差し替えたい場合(※)などで利用できますので、できれば指定することをお勧めします。
またフォーム名を例えば「名刺フォーム」というような個別を識別できるような分かりやすい名称にせず、一般的な名称にしたのにも理由があります。
今回は一つ目のアプリケーションとして作成していますが、例えば次に作成するアプリのフォームも同じ名称にします。
すると、今後作成する新規作成ボタンが同じ設計で動くようになります。
実際にはデザイナー内でコピー&ペーストすることで利用可能になります。
このようにひとつのアプリで作成した設計要素は他のアプリで簡単に再利用できるのもノーツの特徴になります。
ちょっとしたコツですが、今後たくさんのアプリを作成していくことになった場合に便利なTipsですので、ぜひ覚えておいてください。
さて本題ですが、【メインフォーム-フォーム】という新しいタブが開き、フォーム作成画面が表示されました。
まずはフォームの中身を分かりやすくするように、「名刺管理」と入力します。
前後に改行を入れておりますが、こちらは見栄えだけになりますので、特に設計に影響はありません。
また名刺管理の文字を選択し、上部のツールバーや【文字】メニューで色やサイズ、デザインもご自由に選んでください。
今回は青の18ptとしています。
次に表を作成します。
ノーツのフォームでは、表を用いてレイアウトを調整することが多くなります。
今回は、1列目に項目名を、2列目にデータを配置しますので、表を使うことで、2列目の位置を一定にし、見やすくすることができます。
上部【作成】メニューから【表】をクリックすると、下記のような表の作成ダイアログが表示されます。
【第0回】の表をフォームにしますので、2列17行の表を挿入します。
表の幅もいずれを選択していただいても見た目の違いのみになりますが、今回は【マージンにあわせる】を選択しました。
表の種類についてもいくつかありますが、デフォルトで選択されている「基本的な表」のままで【OK】します。
下記のようにフォーム内に指定した行列数の表が作成されました。
それでは一度、ノーツクライアントでフォームをプリビューしてみます。
【設計】メニューから【IBM Notes でプリビュー】をクリックしてください。
フォームの保存ダイアログが表示されますので、【はい】をクリックすると、ノーツクライアントでプリビュー表示されます。
以上、今回はフォームの作成と文字入力や表の挿入について記載致しました。
次回は今回の表にフィールドを作成して参ります。
※フォームの差し替えとは
今回作成したフォームを全く別のフォームにしたいような場合、フォームそのものを差し替えると今後設定するさまざまな要素すべてを検証し、書き換える必要があります。
しかし、別名を指定することで、新たに作成したフォームの別名を今回の「mainForm」とし、現在のフォームの別名を「oldForm」等に変更することで、その他の設計要素の変更を行うことなく、フォームの差し替えを行うことができます。
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
土曜に芦屋浜に出かけましたが、しっかり日焼けしてしまいました(汗
さて前回はアプリケーションそのものの作成までを行いましたが、今回は主要な設計要素のひとつである【フォーム】を作成します。
デザイナー画面の左メニューで【フォーム】をダブルクリックしてください。
下記のような画面が表示されます。
上部の【新規作成】ボタンをクリックすると、新規フォームのダイアログが表示されます。
アプリケーションには【名刺管理:meisi.nsf】と表示されておりますので、そのままにしておきます。
名前・別名・コメントは特に自由なのですが、今回は
名前に「メインフォーム」
別名に「mainForm」
と入力し、【OK】します。
別名は必須項目ではありませんが、後から式で指定する場合や、先々にフォーム差し替えたい場合(※)などで利用できますので、できれば指定することをお勧めします。
またフォーム名を例えば「名刺フォーム」というような個別を識別できるような分かりやすい名称にせず、一般的な名称にしたのにも理由があります。
今回は一つ目のアプリケーションとして作成していますが、例えば次に作成するアプリのフォームも同じ名称にします。
すると、今後作成する新規作成ボタンが同じ設計で動くようになります。
実際にはデザイナー内でコピー&ペーストすることで利用可能になります。
このようにひとつのアプリで作成した設計要素は他のアプリで簡単に再利用できるのもノーツの特徴になります。
ちょっとしたコツですが、今後たくさんのアプリを作成していくことになった場合に便利なTipsですので、ぜひ覚えておいてください。
さて本題ですが、【メインフォーム-フォーム】という新しいタブが開き、フォーム作成画面が表示されました。
まずはフォームの中身を分かりやすくするように、「名刺管理」と入力します。
前後に改行を入れておりますが、こちらは見栄えだけになりますので、特に設計に影響はありません。
また名刺管理の文字を選択し、上部のツールバーや【文字】メニューで色やサイズ、デザインもご自由に選んでください。
今回は青の18ptとしています。
次に表を作成します。
ノーツのフォームでは、表を用いてレイアウトを調整することが多くなります。
今回は、1列目に項目名を、2列目にデータを配置しますので、表を使うことで、2列目の位置を一定にし、見やすくすることができます。
上部【作成】メニューから【表】をクリックすると、下記のような表の作成ダイアログが表示されます。
【第0回】の表をフォームにしますので、2列17行の表を挿入します。
表の幅もいずれを選択していただいても見た目の違いのみになりますが、今回は【マージンにあわせる】を選択しました。
表の種類についてもいくつかありますが、デフォルトで選択されている「基本的な表」のままで【OK】します。
下記のようにフォーム内に指定した行列数の表が作成されました。
それでは一度、ノーツクライアントでフォームをプリビューしてみます。
【設計】メニューから【IBM Notes でプリビュー】をクリックしてください。
フォームの保存ダイアログが表示されますので、【はい】をクリックすると、ノーツクライアントでプリビュー表示されます。
以上、今回はフォームの作成と文字入力や表の挿入について記載致しました。
次回は今回の表にフィールドを作成して参ります。
※フォームの差し替えとは
今回作成したフォームを全く別のフォームにしたいような場合、フォームそのものを差し替えると今後設定するさまざまな要素すべてを検証し、書き換える必要があります。
しかし、別名を指定することで、新たに作成したフォームの別名を今回の「mainForm」とし、現在のフォームの別名を「oldForm」等に変更することで、その他の設計要素の変更を行うことなく、フォームの差し替えを行うことができます。
2016年9月5日月曜日
【第1回】ノーツアプリ作成~アプリケーションの作成~
皆様、こんにちは!!
前回はノーツアプリの作成について、ユーザー目線での準備について書かせて頂きました。
今回はいよいよアプリを作ってみましょう。
実はアプリを作成するのはDomino Designer(以降、デザイナーと書かせて頂きます)がなくても可能なんです。
Notesクライアントにて[ファイル]-[アプリケーション]-[作成]をクリックすれば、新規作成ダイアログが表示されます。
今回はデザイナーから新規作成しますが、デザイナーの場合は、[ファイル]-[アプリケーション]-[新規]をクリックします。
まずは新規作成ダイアログについて簡単に説明致します。
サーバーはアプリケーションの作成場所を選択し、デフォルトで[Local]が表示されます。
既にDominoサーバーが構築され、接続されていることがほとんどかと思いますので、プルダウンを選択すると、対象のDominoサーバーも選択できます。
テキスト等では、まずLocalに作成し、完成してからサーバーにコピーすると記載されていることが多いかと思います。
理由としては、遠い記憶ですが、作成するまでに他のユーザーからアクセスされることを回避するためだそうです。
※サーバー上にアプリケーションが存在しなければ、テストできない事項もありますので、臨機応変に対応すればいいかと思います。
弊社では、依頼ユーザーと内容確認を行いながら開発することが多いため、ほとんどの場合サーバーに直接作成しています。
今回はテキスト通り、Localに作成することと致します。
次にタイトルです。
こちらはアプリケーションの名称となりますので、自由に付けることが可能です。
今回は「名刺管理」としました。
ファイル名はアプリケーションの物理的なファイル名を指定します。
2バイト文字も利用できるようですが、先々他のアプリケーションから参照するようなことも想定し、基本は英数半角をお勧めします。拡張子は.nsfとなります。
今回は「meisi.nsf」としました。
拡張子[nsf]はノーツアプリケーションをあらわします。ちなみにアプリケーションテンプレートは[ntf]になります。
テンプレートの指定項目では、既存テンプレートの設計を利用したアプリケーションを作成する場合に選択します。
今回は全く新規のアプリケーションを作成しますので、デフォルトの「-未入力-」のままで構いません。
以上確認し、[OK]をクリックすると、アプリケーションが作成されます。
以上でまっさらのアプリケーションが作成された状態となります。
こちらにさまざまな設計要素を作成し、アプリケーションを形作ることとなります。
次回は以前にも記載しましたが、まずは【フォーム】を作成致します。
前回はノーツアプリの作成について、ユーザー目線での準備について書かせて頂きました。
今回はいよいよアプリを作ってみましょう。
実はアプリを作成するのはDomino Designer(以降、デザイナーと書かせて頂きます)がなくても可能なんです。
Notesクライアントにて[ファイル]-[アプリケーション]-[作成]をクリックすれば、新規作成ダイアログが表示されます。
今回はデザイナーから新規作成しますが、デザイナーの場合は、[ファイル]-[アプリケーション]-[新規]をクリックします。
まずは新規作成ダイアログについて簡単に説明致します。
サーバーはアプリケーションの作成場所を選択し、デフォルトで[Local]が表示されます。
既にDominoサーバーが構築され、接続されていることがほとんどかと思いますので、プルダウンを選択すると、対象のDominoサーバーも選択できます。
テキスト等では、まずLocalに作成し、完成してからサーバーにコピーすると記載されていることが多いかと思います。
理由としては、遠い記憶ですが、作成するまでに他のユーザーからアクセスされることを回避するためだそうです。
※サーバー上にアプリケーションが存在しなければ、テストできない事項もありますので、臨機応変に対応すればいいかと思います。
弊社では、依頼ユーザーと内容確認を行いながら開発することが多いため、ほとんどの場合サーバーに直接作成しています。
今回はテキスト通り、Localに作成することと致します。
次にタイトルです。
こちらはアプリケーションの名称となりますので、自由に付けることが可能です。
今回は「名刺管理」としました。
ファイル名はアプリケーションの物理的なファイル名を指定します。
2バイト文字も利用できるようですが、先々他のアプリケーションから参照するようなことも想定し、基本は英数半角をお勧めします。拡張子は.nsfとなります。
今回は「meisi.nsf」としました。
拡張子[nsf]はノーツアプリケーションをあらわします。ちなみにアプリケーションテンプレートは[ntf]になります。
テンプレートの指定項目では、既存テンプレートの設計を利用したアプリケーションを作成する場合に選択します。
今回は全く新規のアプリケーションを作成しますので、デフォルトの「-未入力-」のままで構いません。
以上確認し、[OK]をクリックすると、アプリケーションが作成されます。
以上でまっさらのアプリケーションが作成された状態となります。
こちらにさまざまな設計要素を作成し、アプリケーションを形作ることとなります。
次回は以前にも記載しましたが、まずは【フォーム】を作成致します。
2016年8月16日火曜日
なぜノーツアプリは簡単に作成できるのか!?
皆様、こんにちは!
暑い日が続きますね。
弊社は昨日までお盆休みを頂いており、本日より通常営業に戻りました。
まだまだ体がついてきていませんので、ルーチン業務のリハビリに励んでいます。
さて前回までで「ノーツとは?」について、少しはご理解頂けたかと思います。
さて今回はいよいよ当ブログの本題!
なぜノーツは私のような文系人間でも初歩アプリは簡単に作成できるのかについて記載致します。
まずはアプリケーション新規作成時の画面を比較してみましょう。
アクセスの画面は見たことがある方が多いのではないでしょうか。
ノーツの場合は、設計専用のアプリケーションである【Domino Designer】を使用します。
もちろん初めて見た方にとっては「なんのこっちゃ」というところでしょうか。
見た目はこんな感じです。
それではそれぞれのメニューにフォーカスしてみます。
アクセスの主な設計要素は【テーブル】【クエリ】【フォーム】【レポート】が表示されております。
一方ノーツは、【フォーム】【ビュー】・・・とたくさん表示されていることが分かりますが、ひとつ大きな違いに気付かれませんでしょうか。
メニューに「データ」とありますが、単純なアプリケーションの場合、こちらは利用せずに作成できます。
アクセスで何かを作る場合、最初に何を定義されますか?
ほとんどの方が【テーブル】から手がけることになるかと思います。
では【ノーツ】は?
実はノーツは【フォーム】から作成することがほとんどなんです。
他の要素として、【クエリ】に近いものが【ビュー】です。
実は【レポート】に近いものはないんです。(正しくは【フォーム】や【ページ】で代用は不可能ではありませんが、そもそも紙でなく、データとしての有効活用を目的としているため、少し印刷に関しては弱みがあるのは否めません)
ノーツとアクセスのアプリケーション作成の取っ掛かりの違いは理解頂けたかと思います。
それではなぜノーツが初心者に作りやすいのか。
答えは単純です。
【フォーム】と【ビュー】のふたつを理解すれば、ある程度使えるものが出来上がるからです。
加えて後からでも項目(ノーツでは【フィールド】と言います)の追加も非常に簡単です。
アクセスですと、【テーブル】に定義して、【クエリ】を修正し、ようやく【フォーム】に配置という手順が必要になります。
さて今回はアプリケーションの作成手順について、アクセスと比較して説明させて頂きました。
実際にどれほどノーツの設計が簡単なのか(もちろん初歩ですよ)については、今後少しずつできるだけ丁寧にご紹介したいと考えております。
次回は少し技術的な部分からは外れますが、初回に触れましたノーツコンソーシアムについて、紹介させて頂く予定です。
暑い日が続きますね。
弊社は昨日までお盆休みを頂いており、本日より通常営業に戻りました。
まだまだ体がついてきていませんので、ルーチン業務のリハビリに励んでいます。
さて前回までで「ノーツとは?」について、少しはご理解頂けたかと思います。
さて今回はいよいよ当ブログの本題!
なぜノーツは私のような文系人間でも初歩アプリは簡単に作成できるのかについて記載致します。
まずはアプリケーション新規作成時の画面を比較してみましょう。
アクセスの画面は見たことがある方が多いのではないでしょうか。
ノーツの場合は、設計専用のアプリケーションである【Domino Designer】を使用します。
もちろん初めて見た方にとっては「なんのこっちゃ」というところでしょうか。
見た目はこんな感じです。
それではそれぞれのメニューにフォーカスしてみます。
アクセスの主な設計要素は【テーブル】【クエリ】【フォーム】【レポート】が表示されております。
一方ノーツは、【フォーム】【ビュー】・・・とたくさん表示されていることが分かりますが、ひとつ大きな違いに気付かれませんでしょうか。
そう、ノーツには【テーブル】がないんです!!
メニューに「データ」とありますが、単純なアプリケーションの場合、こちらは利用せずに作成できます。
アクセスで何かを作る場合、最初に何を定義されますか?
ほとんどの方が【テーブル】から手がけることになるかと思います。
では【ノーツ】は?
実はノーツは【フォーム】から作成することがほとんどなんです。
他の要素として、【クエリ】に近いものが【ビュー】です。
実は【レポート】に近いものはないんです。(正しくは【フォーム】や【ページ】で代用は不可能ではありませんが、そもそも紙でなく、データとしての有効活用を目的としているため、少し印刷に関しては弱みがあるのは否めません)
ノーツとアクセスのアプリケーション作成の取っ掛かりの違いは理解頂けたかと思います。
それではなぜノーツが初心者に作りやすいのか。
答えは単純です。
【フォーム】と【ビュー】のふたつを理解すれば、ある程度使えるものが出来上がるからです。
加えて後からでも項目(ノーツでは【フィールド】と言います)の追加も非常に簡単です。
アクセスですと、【テーブル】に定義して、【クエリ】を修正し、ようやく【フォーム】に配置という手順が必要になります。
さて今回はアプリケーションの作成手順について、アクセスと比較して説明させて頂きました。
実際にどれほどノーツの設計が簡単なのか(もちろん初歩ですよ)については、今後少しずつできるだけ丁寧にご紹介したいと考えております。
次回は少し技術的な部分からは外れますが、初回に触れましたノーツコンソーシアムについて、紹介させて頂く予定です。
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