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2023年5月29日月曜日

#OnTime for Domino Ver.11.0.0a へアップグレード(インストーラー利用)

Upgrade to OnTime V11.0.1a was performed.

This is the first time I have used the installer to perform this procedure, but I never thought I would fall into a pitfall of my own making...

2023年5月26日にリリースされた OnTime for Domino Ver.11.0.0a。

弊社現在のバージョンが 10.0.1 で、リリースノートを見ると、UIに結構変更がありましたので、アップグレードすることとしました。
詳細はリリースノートをご覧ください。

今回は単にアップグレードすることだけが目的でなく、以前から伺っていいたインストーラーを利用したアップグレードを体験してみたい・・・うまくいけば、今後はインストーラー頼りで・・・という点にも注目して実施することとします。

モジュールと手順書をダウンロードして一式読むことからスタートします。

インストール手順はたった6項目!

弊社環境でインストーラーが使えるのか少し疑問であったため、あらかじめサポートへ問い合わせたところ、
「OnTimeのnsfが全てOnTimeフォルダにあるならご利用いただけます。そのまえにサーバーにOnTime1003などのフォルダにテンプレートを置いているなら削除しておいてください。インストーラーはとても簡単です。」
との連絡を頂きました。


幸いにもOnTimeフォルダへnsfが配置されておりました。
追記されているテンプレートですが、


このようにDataフォルダ内にありましたので、削除・・・したかったのですが、Dominoがつかんでいるようですので、このままでは削除できません。


夜間に一度Dominoを落として、削除しました。

ここまでの準備ができましたら、私のクライアントから処理することとします。
手順書記載の通り、NotesのDataディレクトリ内に[Temp]というフォルダを作成し、その中にダウンロードモジュールの一覧から9個のntfとinstaller.nsdをコピーして保存します。


ここまでできたら、ノーツクライアントから先のInstaller.nsfを開きます。

開いたら、右上のメニューから日本国旗をクリックすると、表記が日本語になります。


開いたら、サーバー、インストール先フォルダ、利用ユーザーの選択を設定して
・・・ここでインストール先フォルダが指定できるのでしたら、既存環境がOnTimeというフォルダ以外でもここで指定できるのかな?・・・

条件に同意チェックして[OK]をクリックするだけです。
が・・・


このようなエラーが表示されました。
現在の環境で使用しているグループ名ではなく、一人ずつ選択する必要があるようです。
これなら従来のアップデート方法のほうがいいかも・・・などと思いつつ選択して実行しました。・・・※後ほど真相が・・・


無事、完了したようです。


早速クライアントを開いてみます。


ん!?
変わってない?

念のため、configデータベースから各タスクを実行したり、Dominoサーバーを再起動してみましたが、変化ありません。

バージョン表示もV10のまま。

手作業でテンプレートを更新してもよかったのですが、それでは今回の目的であるインストーラー利用が解決できません。

致し方なく、サポートへ問い合わせしました。
インストールログ>>>ワークスペースでインストーラーを選択した状態で[表示]-[移動]をクリック


表示された[Log]を選択して[OK]をクリックすると表示されます。


を提出したところ、即座に
「アップグレードでなく、インストールを選択したのでは!?」との事。
他の予定があり、作業を少し急いでいたこともあり、記憶があいまいだったのですが、ログは正直です(汗

即座にWEB会議を提案頂きました。
その間にもマニュアルを再度読み直したのですが、確かに「アップグレード」という文言が見つかりません。
まさか・・・
そう、そもそも読むべきマニュアルを間違えていたのです。

私が読んでいたのは、
「OnTime® for Domino Ver.11.0.x- インストールマニュアル インストーラー利用インストール手順(フリーミアム版もこちら)(1.24MB)」
正しいものは、
「OnTime® for Domino Ver.11.0.x- アップグレードマニュアル インストーラー利用アップグレード手順(フリーミアム版もこちら)(1.69MB)」

一番上に出てきていたので、ちゃんと見ずに使ってしまっていました。

WEB会議ではまずは元に戻すということで、configデータベースのServer Settingsを一旦元に戻します。
幸いにも弊社で利用していたnsfのファイル名とインストーラーが利用するファイル名が異なっていたため、各nsfのファイルパスを元に戻して問題ないことを確認。

インストールもアップグレードも準備(Tempフォルダにntf、nsfを配置)は同じでしたので、アップグレードを実行します。

先のユーザー選択ですが、アップグレードの場合はデフォルトのままで進めるそうです。
進めると勝手に設定済のユーザーグループが選択されました。
・・・なんて無駄な作業を・・・って、自分の責任ですよね(大汗

終了後にクライアントを開きますと、


何事もなかったかのように、V11で開きました。
・・・毎回、サポート申し訳ございません。

ちなみに私のことがあったからか、現在はマニュアルダウンロードの一覧が分類されておりますので、もう間違わないはず!


新機能「日程予約」も弊社ライセンスでは[3つ/人]設定できるようです。

先ほどこちらのマニュアルの掲載もございましたので、こちらはもう少し触ってみたいと思います。

さて今回は以上となりますが、失敗はしてしまったものの、サポート頂きましたお陰でユーザーには一切影響なく復旧から、バージョンアップまで完了することができました。

この経験により(笑
従来のアップグレード手順と比較して、飛躍的に作業が楽にできることが確認できました。

今まではリリースノートを見ながら、欲しい機能があれば実施していましたが、今後は毎回リリース直後に実施することになると思います。

ぜひ対象バージョンをお使いの皆様は、【アップグレード】をお試しください。

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