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2020年6月27日土曜日

感謝~HCLサポート様

This time I would like to mention a little about the cases where I was helped by HCL Japan support.
Thanks to HCL Japan Support, I was able to make a miracle comeback from the last minute of a catastrophe.
I'm really thankful to you.



みなさま、こんにちは。
新型コロナウィルス・・・まだまだ油断できない状況ではありますが、少しずつ日常が戻り始めてきましたね。
いろんな活動も、しっかりと感染対策を実施した上で、予定ができるようになりました。

・・・ということで、まずはお知らせから

なかなか開催できませんでした【ノーツコンソーシアム 第1回 大阪地区研究会 ~遅れを取り戻せ!!~(会場開催&オンライン開催)】を7月21日(火) 13時より、大阪市立総合生涯学習センター メディア研修室にて開催予定となりました。

広めのお部屋、しかもレンタルPC付きをご用意しておりますので、可能でしたら現地参加をご検討ください。
もちろんリモート参加も歓迎です!



さて本題です。

2月に、#VDI のOS変更を見据えたNotesクライアントの入れ替え
という記事にて弊社で実施したノーツクライアントのV11へのマイグレーションと、VDIのWindows OSの切り替え(平行期間を含む)について手順を記載させて頂いておりました。

2か月ほどで約半数の社員の切り替えが完了したのですが、どういう訳かWindows2016サーバー側のノーツクライアントが起動できなくなる(平行稼働させているWindows7は問題なし)という現象が2台発生したのです。

最初は何か端末内にトラブルが生じたものと安易に考え、VDIの特徴を生かした再構成(Cドライブのいイメージを社内統一配布している元に戻す作業)でなおると考えていました。

ところが!
復旧させることができませんでした。

そこでnotes.iniをクリアして、再セットアップを試みたのですが、これもNG

クライアントのデータディレクトリを問題ない端末と入れ替えてもNG

強引に1台だけノーツクライアントを再インストール・・・インストールに失敗!!

失敗した際のエラー画面は以下になります。


該当フォルダのアクセス権を調べてみますが、ログインしているユーザーは「管理者」で削除含めてすべての権限を所有しています。

VDIを構築頂いたSE様に問い合わせたのですが、原因の追究はできず・・・

ということで、3週間ほど前にHCL様のサポートを頼ったのです。

まずインストールに失敗した内容についてのサポートを頂きました。

結論としては、アンインストールをWindows標準の「プログラムと機能」からアンインストールするのではなく、【Notes Install Cleanup Utility(NICEツール)】を使用してくださいとの事。

確かにV11の初期インストールを何回かやり直した際に利用していた記憶がよみがえります。

その後、V11.0.1のインストールを実行してみたところ、・・・
無事インストールすることができました!!

これで解決だろう・・・とクライアントを起動してみるも・・・orz

半分投げやり状態。
会社上層からもOS切り替えにバタつきすぎとの叱責を受け、最悪差し戻しすら視野にいれなければならない、いわゆる崖っぷち😫

致し方なく、HCL様サポートに記載されていました【HCLNotesInstall.log】(デフォルトパス:c:\user\user Name\documents\)を提出させて頂くことになりました。

するとすぐにログを確認頂き、さらなる調査のため、画面ショットとサポートデータ提供の依頼を受けました。
この時点でのエラー画面は、以下の通り。




サポートデータは
C:\Program Files (x86)\IBM\Notes\framework\rcp\startcollector.bat
を実行して得られるとの事でしたが、こちらも失敗してしまいました。

ここまでの情報提供と、さらに現在の弊社環境を説明させて頂いた翌日、以下回答を頂きました。

(1) NSD調査結果
異常終了は、Notesが起動する際に、プリンター情報の読み込みを行おうとした時に発生していることが確認できました。

どうやら既に情報提供されている【KB0078283  リモートデスクトップ接続した端末で Notes を起動するとクラッシュする】に該当するのではとの事でした。

要はプリンタ名にダブルバイト文字が含まれていると、リモートデスクトップ環境で Notes V11.0.1 がクラッシュしていまうというものです。

対処としては、

1. プリンタドライバ名を変更し、ダブルバイトを含めないようにする
2. Notes クライアントの notes.ini に、PRINT_USE_OLD_API=1 を設定する

1はVDIの場合、マスターの書き換えに加え、全端末への配信と大がかりになってしまうため、祈るような気持ちで2を実施。

動いた!!
そう、何事もなかったかのように動いてくれました。
もう1台の不調端末も同じ作業で復旧!

無事、事なきを得ることができました。

少し気になる点
・なぜ発生する端末と発生しない端末があるのか
・リモートデスクトップ接続でなく、VDI接続で発生した
・V11であるWindow7では発生せず、V11.0.1でのみ発生した

は残るものの、まずは解決したことにバンザイ!!

先にも書きましたが、OS更新の切り戻しすら視野に入れてからの見事な復活を遂げることができました。

長くなりましたが、ひとえにHCL様のサポートのおかげです。
本当に助かりました!!

ぜひ皆様も疑問や不明な点がありましたら、HCL様のサポートを頼ってみましょう。

ちなみに今回の適用に合わせて、Notes V11 IF1を適用して、全社員へ配布完了しました!

いや~、本当に助かりましたぁ。


2020年6月22日月曜日

#Nomad を見た役員の反応

This time, I would like to announce the presentation materials of Tech Tech Lotus Technician's evening party held on June 19th.
I introduce the case that our officer was impressed by HCL Nomad and the tips that contributed to it.

みなさま、こんにちは!

先週開催されましたテクてくLotus技術者夜会【HCL Nomad 特集】、いかがでしたか?

やはりiPadのネイティブアプリとして、Dominoアプリケーションが利用できる利便性は優れたものがあるかとあらためて感じたところです。

GPSの利用など、今までできなかったことも可能になり、今後はさらに可能性が広がることと期待してしまいます。

さて今回、私のほうで発表させて頂きました資料ですが、テクてくサイトでも取りまとめ頂いておりますが、SlideShareドクセルにも掲載しておきました。

もっともダウンロードするほどの資料ではないかと思うのですが・・・(汗


私の発表はともかく、他の3名の内容は非常に濃く、役立つものばかりでした。
リプレイや資料ダウンロードも可能となっていますので、参考になさってください。

https://hcljapan.co.jp/software/blog/techtek-lotus-202006-reply-and-downloads

2020年5月7日木曜日

#Outlook を設定してみよう。

This time, I will write about the settings for sending and receiving Domino mail in Outlook.
I thought it was easy, but I had an unexpected wall, so I hope it will be helpful.

みなさま、こんにちは。
まだしばらくは自粛期間が続くことになってしまいました。

そんな中、WEBミーティングの需要が増えてきているかと思います。
弊社ではコロナウィルスの流行る寸前に、Cisco社のWebexMeetingを採用したのですが、なかなか本格的に使用するには至っていませんでした。ところがついに、ここにきて拠点間の会議で使ってみようということになりました。

早速WebexMeetingでスケジュールをと進めてみたところ、なんとOutlookが必要なことが判明しました。

過去にもWebexMeetingの招待は受け取っていたのですが、この機能はNotesクライアントでは残念ながら実現できないようです。

ただ招待メールを別のメールアカウントから発するのも抵抗があり、それならとDominoサーバーのメールに対し、Outlookのアカウントを作ろうということを考えたのが今回の発端です。

まずDominoサーバーの準備が必要です。
詳しくはHCL様のサイトに詳しく書かれていますので、こちらをご参照ください。

https://help.hcltechsw.com/domino/11.0.0/nl/ja/conf_thepop3service_c.html

必要な設定は、

  1. サーバー文書を編集して TCP/IP ポートに POP3 を有効にする
  2. Domino サーバー上で POP3 タスクを起動する
  3. POP3 TCP/IP ポートを有効にする
と書かれてあります。
幸い、弊社サーバーはすべて完了していたため、クライアントから接続するだけで使えるはず・・・。

ということで、早速「アカウント追加」を実行します。



メールアドレスを入れて・・・
念のため、詳細オプションの「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックして「接続」します。


すると以下の画面が表示されますので、「POP」をクリックします。


以下のようにPOPのアカウントを設定し、「次へ」をクリックします。
※ポートは先のPOPの設定で行ったものを利用します。
※今回はテストまでですので、一旦SSLや暗号化は行わずに接続します。


パスワードが聞かれますので、入力して「接続」をクリックします。
※インターネットパスワードを設定しておく必要がありそうです。


すると以下のようなダイアログが表示されます。


このまま[OK]すると・・・。


なんとエラーになるではないですか!

何度か入れ直したり、アカウント設定で「プロファイルの追加」を試みましたが、接続できず。

HCL様のサポートに出す前に、経験のある方を探してみました。
するととある HCL Master から大きなヒントが頂けました。

ノーツのログオンはメールアドレスでなく、ユーザー名でログインしています。
そのため、アカウントの追加では接続できないため、コントロールパネルの[ユーザーアカウント]からMailアカウントを追加する必要があるということでした。

それなら先の画面でユーザー名のところにメールアドレスが入っていたのを、ユーザー名に変えればつながるのでは・・・。


早速変更・・・。


うーん、「問題が発生しました」と表示されてしまいました。

やはり横着せずに・・・
[コントロールパネル] - [Mail] をクリックします。


[メール設定]ダイアログが表示されますので、[電子メールアカウント]をクリックします。


[新規]をクリックし、


「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする」を選択して[次へ]をクリック。


「POP または IMAP」を選択して[次へ]をクリックすると、[アカウント追加]画面が表示されますので、必要事項を入力して[アカウント接続のテスト]をクリックします。


すると・・・


無事、テストが完了しました。
[次へ]をクリックして、以下画面を[完了]します。


それではOutlookを見てみましょう。


無事、アカウントが登録され、すでに5通のメールを受信していました。
念のため送信も確認して設定は完了です。

これで、Webex Meetingから[スケジュール]追加をクリックすると、Outlookの[新規予定]画面が表示されますので、必要事項を登録し、メールで参加者を招集できるようになりました。

ひとつ残念なのが、招集されたユーザーは届いたメールを[承認]することでNotesのスケジュールに登録されるのですが、招集した私については、Outlookのスケジュールにのみ登録され、Notesには同期されないようです。
何かできそうな気もするのですが・・・。

ということで、HCL MasterであるM様から頂いた情報を書くだけとなりましたが、お許しください。

2020年4月23日木曜日

[表形式でコピー]の機能強化?について

When pasting the view data that is "Copy in table format", you can now paste the document link as well.
However, it was said that this link is not necessary for users who simply want only character data, so I prepared a procedure for bulk deletion.

みなさま、こんにちは!
コロナウィルスの影響真っ只中ですが、くれぐれも外出は控えて頂き、この難敵から一刻も早く開放されますよう、努力いたしましょう。

さて今回はビューを[表形式でコピー]してエクセルに張り付けて利用される用途はよく使われているかと思います。

弊社でもかなりの用途で利用しているのですが、V11にマイグレーションしたことで機能強化された内容があるのですが、実はこれが結構使いにくいという意見が多く寄せられました。

具体的には、エクセルに張り付けた際、文字データとともに文書リンクが張り付いてしまうのです。
しかもなぜか「透明」で・・・。
行の先頭にあるため、結構な頻度で文書リンクを触ってしまい、弊社では以下のような通知が表示されてしまいます。


リンクに飛ぶようなエクセルファイルを作るのであれば非常に便利なのですが、そうでない場合は結構邪魔な存在になります。

ということで、こちらを一括で削除する手順を本日は掲載させて頂きます。
こんなところにわざわざ書かなくても、エクセルを知ってる方ならなんてことない機能なのですので、お許しください。


それでは早速ですがエクセルにデータを貼り付けた状態からスタートします。
見た目はこんな感じです。


見た目だけですと、普通のエクセルシートなのですが、実は・・・


このように文書リンクが存在しているのです。

いちいち選択して[DEL]なんてやってられませんよね。
ということで一括で選択して消しちゃいます。

使う機能はエクセルの[ジャンプ]です。
対象のシートで[F5]を押し、[ジャンプ]ダイアログを表示させます。


この[セル選択...]をクリックし、[選択オプション]を表示します。


このように[オブジェクト]を選択して[OK]すると・・・


すべての文書リンクが選択されました。
あとは[DEL]キーを押すだけです。

以上、単純な処理ですが、せっかくの機能アップを否定されてばかりなのもどうかと思い、記事とさせて頂きました。
文書リンクそのものは個人的には良い機能だと思いますので、こちらを利用するような使い方も考えてみてはいかがでしょう。

2020年3月13日金曜日

ツールバーを使いたい!

This time, I will describe how to solve the many requests from users after distributing Notes V11, "The toolbar is not displayed."
The content is trivial, but I don't want to say that the new Notes has become difficult to use, so I decided to make it an article.


みなさま、こんにちは。

虫垂炎で苦しみながら、記事をしたためております(笑

さて先日、DominoサーバーならびにNotesクライアントのV11マイグレーション完了の報告を行いました。

せっかくですので、いくつか届いたクライアントの反応をご紹介致します。

  • メールボックスサイズの拡大はありがたい
  • デフォルト画面がすっきりしている
  • ワークスペースアイコンが大きくなった?
  • バッジの未読数が(老眼には・・・)きつい
  • Nomadはいいかも
  • 「次へ」ボタンはどこにいった?
などなど。
まだ1週間ですし、アプリケーションに手を加えていませんので、今後はもう少し反応が変化したり、増えるかと思います。

今回はその中でも複数の利用者から問い合わせのあった

  • 「次へ」ボタンはどこにいった?
についての解消手順を記載します。
そもそも私はF4キーで未読文書を繰っていましたので、まったく気づいていませんでしたが、やはりこれだけ声が上がるということは、ユーザー思考という点では公開しておくべきと感じました。

ということで、メールボックスを例に手順を記載致します。

まずデフォルトの[受信ボックス]ビューです。


確かに[次へ]ボタンがありません。

それではツールバーの設定を見てみましょう。

[ファイル] - [設定] で [ツールバー] - [ツールバー]を選択します。


確かになにもチェックが入ってませんね。
今回の要求は[次へ]ボタンですので、[ビュー]にチェックを入れて[OK]します。

メールを開きますと・・・


なんと、変化がありません。

何が悪いのか・・・と考えながら、別の作業をしてた時、たまたま表示された[豆知識]

以前は非表示にしていたのですが、クライアントが新しくなったので、そのままにしていたところ、ここにヒントが書かれていました。


早速書かれている通り、[表示] - [ツールバー] - [編集中のみツールバーを表示]のチェックを確認すると、


やはりチェックが入っていました。

これを外してみますと・・・


ワークスペースの時点で表示されました!!
できれば横に並んでくれたらなおいいのですが・・・
今回はマウスドラッグでツールバーを1段にして、メールを開いてみます。


これでユーザーの希望するツールバーになりました。

単純な作業ですが、これが表示されていないだけで新しいNotesは使いにくくなったなどと言われたくありませんので、あえて記事とさせて頂きました。


ちなみにひとつ気になるのは・・・

[豆知識]がずっと同じ、この内容だけなんですよね。
こちらは理解したので、また新しい[豆知識]が見てみたいものです!

2020年3月11日水曜日

#Verse オンプレミスの設定

Now that we have migrated to Domino V11, we have begun using Verse on-premises.
The procedure for the certificate was a little complicated, so I will write it as a memorandum.

みなさま、こんにちは。

コロナウィルス・・・なかなか勢いが収まりませんね(泣
はやく終息宣言が出され、研究会などで皆様とお会いできる日が待ち遠しい限りです。

さて先日よりDomino V11が稼働し、ID Vault も全員が適用されたことから、モバイルアプリの運用を開始致しました。

弊社では配布端末はすべてiOSになります。
今回はVerse のオンプレミスサーバーへの接続手順を中心に、Nomadについては一点だけ気づいたことを報告致します。

まずは弊社のサーバー側の情報です。

社内DominoサーバーにVerseオンプレミスを導入してあります。
またDMZにTravelerサーバーを配置、いずれもV11にマイグレーション済となります。
こちらの作業については、ベンダー様にて対応頂いたため、省かせて頂きます。

ということで、早速VerseアプリからTravelerサーバーを指定してセットアップを試みたのですが、証明書エラーが表示されてしまいました(すいません、画像取り忘れ・・・)
Travelerについてはマイグレーション時に、端末のプロファイルの入れ替えを実施済になりますので、接続できると考えていたのですが、思わぬ落とし穴でした。

そこでTravelerサーバーの証明書をTraveler経由で自分のデバイスにメール送信して、デバイスに保存します。

メールで届いた添付ファイルをタップして、iPhoneにインストールをタップします。


以下のように「ダウロードされました」と表示されます。
 

続いてiPhoneの
[設定]-[一般]-[プロファイルとデバイス]を開き、ダウンロード済みプロファイルに存在していることを確認し、こちらをタップします。



続いて、インストールをタップします。
この時点では署名者は未検証になっています。



確認画面が表示されますので、もう一度インストールをタップします。



以下のように、署名者が検証済みになりますので、完了をタップします。


これだけではダメで、引き続き証明書を信頼する設定が必要です。
[設定]-[一般]-[証明書信頼設定]を開き、証明書信頼設定をタップします。



先ほどインストールした証明書をONに変更します。



警告画面が表示されますので、続けるをタップします。


以上で証明書の準備は完了です。

ようやくVerseアプリの登場です。
まだありますね・・・IBM Connections Cloud・・・
もちろん会社のサーバーをタップします。



ユーザー名、パスワード、接続先サーバーの設定を入力し、ログインをタップします。



以上でアプリが開きます。

余談ですが、最初のデバイス選択の画面でApple Watchが表示されましたが、こちらには証明書をインストールせずに利用できています。
おそらくペアリングされた本体側の認証が効いているのではと思います。

手順だけ書くとこうなのですが、ひとつ気になる点にお気づきでしょうか。
DominoサーバーにVerseはインストールされていますが、クライアントはTravelerサーバーを経由してアプリを接続しています。
つまり・・・
あきらめていたVerseアプリからのPUSH通知が有効になるのです。

このPUSH通知については、Verseの導入を行うかどうかで悩むキーポイントでした。
社内への接続方法の変更すら考えたのですが、結果的には何もせずにその恩恵を受けることができました!!

Verseについては以上です。
続いてNomadですが、こちらはNotesクライアントの設定とほぼ同じですので、手順は省きますが、一点気になったことがありました。

社内向けの手順書を作成しながら設定しておりましたので、随時画面ショットを取りながら作業をしていました。
ところがパスワード入力画面のひとつ手前を撮り忘れたため、パスワード入力をキャンセルしたのです。
すると・・・
ID Vaultを介してログインするつもりが、IDの選択画面が表示されてしまいました。
結局アプリを再インストールすることで、ID Vaultを介してログインすることはできましたが、このようなこともあるよ程度で報告致します。

参考までにNomadの設定画面ショット一覧を以下に貼っておきます。



2020年2月29日土曜日

#VDI のOS変更を見据えたNotesクライアントの入れ替え

This time, I introduce a deployment example of Notes client with a view to OS switching (parallel operation) of VDI.

みなさま、こんにちは。
・・・上の英語、大丈夫かなぁ(汗

コロナウィルス・・・早く終息してほしいものです。
ノーツコンソーシアム 大阪研究会としても、来月に予定していた「第0回 研究会」が延期となってしまいました。
その他、あらゆる活動に影響が出てきています。

みなさまにおかれましても、まずはうがい、手洗い、マスクといった一般的な環境対策からしっかり実施してください。

さていよいよ弊社インフラ入れ替えも大詰めに差し掛かって参りました。
Dominoサーバーの入れ替えは来週末を予定していますが、それにあわせてNotesクライアントをどうするのか、そろそろ決定しなければなりません。

と言いますのも、今回は2段階の変更が予定されているのです。

まずは既存Windows7環境を新たなインフラに移動させるステップ。
次にまったく新規のWindows2016ServerのVDIに移行するステップになります。

当初はWindows7側のNotesクライアントはデフォルトのNotes9のままでと考えておりましたが、よくよく考えると、全てのユーザーにおいて、Win7とWin2016Serverの平行期間が必要になります。

NotesクライアントのNotesディレクトリは、移動プロファイル(弊社ではUドライブに割り当て)内に設置しているのですが、うまくコントロールしなければ、工数が大きく(最悪は全ユーザーのクライアントセットアップが必要)なってしまうことになります。

つまり平行期間中も違和感なく両VDIが利用できること。および同じNotesディレクトリを参照していることが必須と考えました。

またProgramFileのデフォルトがIBMフォルダからHCLフォルダに変更となっていることもあり、できればすっきりさせたいという意識もありました。

Win2016Server用のVDIには、パートナー様によるアプリ展開が行われておりましたので、Win7側をそれに合わせてインストールすることができれば解決します。

ちなみにWin2016Server用VDIのディレクトリ構造は、

アプリケーションは以下にインストールされています。
 C:¥Program Files¥HCL 

 毎回ながら、半角¥は\と表示されますので、全角文字を利用しております。 

Notesディレクトリは、以下になっていました。
 U:¥Program Files (x86)¥HCL¥Notes 


これらを踏まえ、Win7に実施した作業をご紹介させて頂きます。
注) 弊社のVDIはVMware社Horizon7を採用しております。


まずはVMware Horizonのマスターとなるイメージでの作業です。

 1. 既存Notesクライアントのクリーンアンインストール

こちらは従来はIBMディレクトリであったものを、HCLディレクトリにしたかったために実施しました。

 2. 念のため再起動

 3. Notes V11のインストール

シングルユーザーインストールを選択し、Notesディレクトリを先の移動プロファイル内に移動
   U:Program Files (x86)HCLNotes 
※最終目的はWin2016Server VDIと既存Win7の平行稼働を想定した形となります。

 4. インストーラーによる再起動

 5. テストユーザーでNotesクライアントを起動、動作確認後、Notesクライアントを終了

何回か作り直したのですが、この作業がかなり重要であることが判明。
テストユーザーで一旦notes.iniやNotesディレクトリを準備することで、実ユーザーへの展開が楽に行えます。

 6. C:Program FilesHCLNotes にできたnotes.iniをNotesディレクトリにコピー
あわせてDirectoryの記述を以下に変更しました。
  Directory=U:Program Files (x86)HCLNotesData 

 7. ショートカット(デスクトップおよびスタートメニュー)のプロパティ変更
リンク先を
 "C:Program FilesHCLNotesnotes.exe" "=U:Program Files (x86)HCLNotesnotes.ini" 

 8. テストユーザーで再度Notesクライアントを起動し、動作確認


以上でマスタ側の準備が完了しました。


続いて、実際のユーザーが利用するための個人設定です。

 1. マスタの移動プロファイル内にできたProgram Files (x86)フォルダを、ユーザーの移動プロファイルにコピー

 2. 必要ファイルをディレクトリ内にコピー(既存のファイルは.oldに名前変更)
notes.ini、desktop8.ndk、names.nsf、bookmark.nsf、およびIDファイル

  notes.iniはマスターの"6"と同様にDirectoryを変更します。
  Directory=U:Program Files (x86)HCLNotesData 

 3. Notesクライアントを起動
 自分のユーザー名が表示され、パスワードを入れてログイン


無事、起動しました。


 4. 各種動作確認が問題なければ完了です。


この手順ですと、ユーザー側からはログイン画面が変わっており、初回起動に時間がかかるものの、そのままスムーズにV11が利用できるようになることとなります。

当たり前ですが、ワークスペースの配置も従来通り!

ちなみにですが、サポート終了となったNewWorkFriendも動きます。



NotesディレクトリがWin7とWin2016Serverで共用するため、notes.iniの変更や、ワークスペースアイコンの並び替えなども、双方同じになります。

ここまでくれば、あとは来週末のDominoサーバーの切り替えと同時に、テンプレート置換も済ませたNotes V11を全ユーザーが利用できるようになります。

来週の作業が今から楽しみで仕方ありません。

以上、同一環境の方は少ないのかもしれませんが、VDI(Horizon+移動プロファイル)の特徴を我ながらうまく利用できたと感じる事例になります。

また引き続き、何かあればレポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。