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2018年1月9日火曜日

[ #XPages ]日付ピッカーについて

みなさま、こんにちは!
昨日投稿しようと思いつつ、寝てしまいました(汗

今回は先日の

[Form]がない!!
親文書全体を引き継いだセクションについて

に続く、ごくごく単純なトラブル報告・・・正しくは私の単純なミス・・・です。

XPagesで以下のような入力フォームを作成しておりました。

こちらをブラウザで表示すると

このように少し雰囲気が違います。
具体的には
・編集ボックス内がグレーになっている
・ピッカーボタンが表示されていない。

この編集ボックスをクリックすると、以下のような表示が現れました。

同じようなアプリケーションで以前作成したものは問題なく動いています。
たまたまフィールド名も同じであったため、編集ボックスをコピーしても変化がありません。

先日のXPagesQAに・・・とも思ったのですが、もう少し調べてからにしようとググってみると・・・それとなく「ん? と思う文字が目に付きました。

モバイルテーマを使用して、編集ボックスで [日付/時刻ピッカーポップアップを使用] オプションを選択すると、壊れた機能しない Dojo ベースの Web 日付ピッカーが Web ページに表示されました。

こちらはIBM様のサイト

IBM Domino 9.0.1 Social Edition フィーチャーパック 8 の新機能

に含まれる一文になります。

つまりモバイルテーマを使用した場合の日付ピッカーは、フィーチャーバック8で改善されているとの事です。

私の環境はFP7ですので、今回の表示がぴったり当てはまることが判明しました。
・・・すいません、FPを上げなさいというご指摘は今回はご容赦を・・・

ただ!

本来モバイル向けのサイトを作成するつもりがなかったのです。
ということは・・・

やらかしておりました。

たて続けにモバイルコントロールを使用したアプリを作っていたため、XPages用モバイルテーマを設定してしまっていたのです。
また作成したXPageの名称にもしっかりプレフィックスである"m_"が付いてるではありませんか!!

なんて単純なミスなんでしょう。
思い込みや勢いで動いていてはダメですね。反省です。

こちらを外してブラウザで表示すると、

編集ボックスは白くなり、ピッカーボタンも表示されました。

もちろんピッカーをクリックすると

正しく表示されました。

今回も私の恥をさらすだけの記事になりましたが、もし同じ境遇に遭う方がいらっしゃれば・・・いないか(汗・・・と思い、掲載させて頂きました。

もちろん最善策は・・・「最新FPを使いましょう」

最後までありがとうございました。

2018年1月3日水曜日

#謹賀新年

みなさま、あけましておめでとうございます。
旧年中は本当にお世話になり、ありがとうございました。

いろいろと反省することが多い年だったなぁと反省しております。

今年は少しでもお役に立てるよう努力するつもりですので、何とぞよろしくお願い致します。


さて本当は本業が始まってから年始初投稿をと考えていたのですが、入浴中にふと降りてきたことがありましたので、自らの備忘録の意味もあり投稿致します。


そもそも初投稿しようと思っていた内容は、本ブログの内容についてを考えていました。
具体的にはタイトルにもあるように「中小企業」がNotesを導入・活用し、さらに企業を発展させるために役立つことを考慮して記事を作成するという目標を掲げるつもりでした。

もちろんこの目標は外すことができないことなのですが、本日降りてきたのは、別の目標なのです。

その目標とは・・・

敵を知り、己を知る!

です。

もっとも弊社にとって少なくともNotesの競合製品が敵ではありません。

ちょうど来年後半に多くがリースアップするため、いろいろと検討するタイミングに入ります。
個別製品名になってしまいますが、Offieの買い替えも行う必要があります。
VDIもさらに発展させなければなりません。

そのようなタイミングですから、いろいろな製品を知り、弊社なりの評価を報告を行わなければなりません。その情報を公開することが弊社のような中小企業だけでなく、ユーザー企業様やパートナー企業様にとって、わずかながら価値のある内容ではないかと考えた次第です。(具体的な社名や製品名は基本的に伏せることになりますが、ご連絡頂けましたら、個別に開示させて頂きます)

実際、先月S社の製品提案を頂きましたが、弊社の判断は以下のようになります。

●コストを考慮すると、Notesにはかなわない。
●決して悪い製品ではないが、カスタマイズはあまり考慮されていない。
●他製品との連携は多少考慮されているが、基本はS社製品に纏める方向にあり、自由度は低い。
●パートナー製品がStore形式でダウンロードされ、即時利用できる機能は有効である。
●またそのパートナー製品が豊富な点は評価できる。

細かな点はもっとありますが、結果として弊社はS社製品を採用検討の候補から外すこととなりました。
しかしながら良い点も多数あるのは事実です。
この当たりはNotes/Domino Jamで議論すべき課題に繋がるのではと考えております。


いずれにしても細かな、取るに足らないような内容でも、もしかしたら必要とされる方がいらっしゃるかも知れない。役立つ方がいらっしゃるかも知れないということを意識して、継続させて頂ければと考えております。

もちろん既にご存知の方にとっては何の役にも立たないかとは思いますが、ぜひおおめに見ていただければ幸いです。

今後もよろしくお願い致します!

2017年12月25日月曜日

親文書全体を引き継いだセクションについて

みなさま、こんにちは!
いよいよ年の瀬ですね。なんとか本業のピークは明日で越えられそうですが、自宅の掃除等まったく手付かずですので、まだまだこれからです。

さて今回はつい先日、私が遭遇した問題について記載致します。

現在、社内の日報を改築しているのですが、コメントフォームに親文書を引き継ぐリッチテキストフィールドをセクション(省略可)にセットしました。


Notesクライアントでコメントをテストしてみたのですが、セクションが開いた状態になり、なおかつフォーカスが最後尾に移動してしまったため、コメント入力のため、いちいち先頭までスクロールしなければならなくなってしまいました。
もちろん親文書を見なければコメントできないことのほうが少ないため、開いた画面を親文書が占有することは良い作りとは言えません。

そこでデフォルトでセクションを閉じてしまえばと考えたのですが、普通に作成したセクションと違い、プロパティを変更する場所がないのです!
以下が先の引用するフィールドである[quote]のプロパティなのですが、


フィールドはセクションに囲まれておりませんので、セクションそのもののプロパティを直接触ることはできません。
もちろんリッチテキストフィールド単体になりますので、セクションに関するプロパティが追加される訳でもありません。

実際に開いた画面は、下記のように[quote]フィールド内にセクションに囲まれた親文書が表示されております。


何か方法がないかとヘルプ文書で@Commandを探っていたところ・・・見つけました!

@Command( [SectionCollapse] )

文字通り、セクションを折り畳むというコマンドです。

これを親文書フォームにある[コメント]アクションに埋め込めば・・・

@Command([Compose];"comment");
@Command( [SectionCollapseAll] )

試してみると・・・


・・・怒られてしまいました(泣

よくよくヘルプを読むと、以下の記述がありました。


そう、対象となるセクションが指定されていないため、実行できないのです。

さてどうするかと今一度ヘルプを見ると、すぐ下にあるではないですか!!


早速先のコマンドを以下のように修正したところ、

@Command([Compose];"comment");
@Command( [SectionCollapseAll] )


完璧です!

イメージした通りの仕上がりになりました。

なんてことない@コマンドひとつなのですが、ユーザーの使い勝手に直接影響を与える重要な要素になるかと思います。

また日々の業務の気付きがありましたら、都度記載させて頂きます。

さて今年も皆様にはたいへんお世話になりました。
お世話になってばかりで、何もできずでほんとうに申し訳ありません。

来年はDomino10発売という大イベントが控えております。Domino Jam2025も含め、さらに積極的にNotes/Dominoに関わることができればと考えております。
ぜひ引き続き、よろしくお願い致します。

1年間、ありがとうございました!!

2017年12月18日月曜日

[Form]がない!!

みなさま、こんにちは。
この寒さで鼻水が止まらず、集中力を欠いております(汗
今年も残すところ2週間。まだまだやり残していることは多いのですが、そろそろキリのいいものは切り捨てはじめてしまっております。

さて今回は私が遭遇しましたトラブルについて報告致します。
とは言っても、本当に単純なミスが原因だったのですが、解決までのスピードが非常に早かったという点をお知らせしたく、記載させて頂きます。

発端は現在の日報を来年度に向けて設計変更を実施している最中に発生しました。

変更内容は、従来日報のコメントは日報本体のフォーム内に記載する方式としており、都度未読文書が生じてしまうため、返答文書に移行するという作業になります。

フォームの修正と追加が完了し、テスト用の文書も作成したのですが、過去に作成した文書は問題ないのですが、本日作成した文書と修正した文書がビューからどんどん消えていくのです(大汗

ビューには[使用フォームにより検索]にて必要なフォームのみを対象としておりましたので、一度こちらを解除し、[Select @All]としてみたところ、もちろん全文書が表示されました。

ちなみに以下がビューの選択式でフォームを絞ったもの。


以下が[Select @All]のビュー


日付降順に並んでいるのですが、明らかに12/5の文書が表示されていないことはわかるかと思います。

最初に疑ったのは、ビューの選択式やビューの項目。
かなりいろいろと見て廻り、いろいろと試してみたのですが、原因らしき点に至ることができませんでした。
2~3時間ほど悩んだ挙句、実際の文書のプロパティを比較してみようと気付き、確認したところ、すぐに判明しました。

表示される文書には、以下のように[Form]プロパティがあり、値がセットされているのですが、


消える文書には[Form]プロパティがないのです!


つまりビューの選択式の評価の対象である[Form]プロパティがないため、ビューから消えるということが判明致しました。


では!?
なぜ[Form]がないのか。
また[Form]がないのに、文書や返答文書が予定した通りのフォームで開くのか。

全く経験のない私は、ツイッターでつぶやいてみました。

するとすぐにIBMチャンピオンであるM様よりコメントがあり、QAサイトの利用を教えて頂きました。
QAサイトは以下になります。

http://qa.xpages.jp/QA/qa.nsf/

私は勘違いしており、XPagesに関することのQAだと勝手に判断しておりました。
結論としては、Notes/Dominoに関する質問はOKなサイトになります。

実際こちらは何度か利用し、助けて頂いた経験がありました。

ということで早速書き込んだところ・・・。
30分もしないうちにふたつも回答が!!

まさに書かれている通りでした。

消える文書には[$Title]というプロパティが存在し、こちらにフォームの設定が格納されておりました。


つまりこの値により、予定したフォームで文書が開くということになります。

ではなぜ[Form]でなく[$Title]に移動してしまったのか。

これが完全に私のミスだったのです。
フォームのプロパティの[フォームに文書を格納]という項目にチェックが入ってしまっておりました。


恐らく何かの作業時に誤ってチェックが入ってしまったのでしょう。
この設定は大昔にR4.6の教育を受けた際、文書のサイズが大きくなるため、基本的に設定しないプロパティと教えて頂いたため、今まで使ったことがありませんでした。

まさかこんな影響が出るとは・・・。


ということでチェックを外し、文書を修正保存することで解決致しました。
もちろん新規文書も問題ありません。


なお[フォームに文書を格納]した場合でも、式でビューの選択式に書くことは可能ですので、勘違いなきようお願い致します。


以上、長々と私の汚点をさらけ出すだけの投稿となりましたが、今まで使用していなかった機能のプロパティを学ぶことができたのは大きな収穫でした。

さらに先のQAサイトの有効性を改めて教えて頂く機会にもなりました。
引き続きこちらのサイトはどんどん?使用させて頂くつもりですので、よろしくお願い致します。
ぜひ皆様もちょっとした疑問などもお気楽に書き込んでください。
・・・もちろん私ができる回答があれば、対応も致しますので。

2017年12月11日月曜日

みんなだいすき!? Apple Watch

みなさま、こんにちは!!
いよいよ今年もあと僅か。仕事でも自宅でも、少しずつ片付けなければと思いながら、何もできずに・・・やはり切羽詰らないとやらないですね。
今週末はテクてく Lotus 技術者夜会があり、大阪でもPVが開催されるのですが。
ちょうど会社の全社忘年会と重なっており、恐らくリモートも難しい状況です。
Notes/Domino Jamも動きが始まるようですので、期待大です。
ぜひ皆様もJamへ登録・参加しましょう!!

さて今回は現在私が使用しておりますAppleWatchについて、Notes/Dominoやその他アプリについて、ご案内させて頂きます。

まずは弊社導入の経緯ですが、さまざまなシステム監視を実施しておりますが、導入後3年を経過し、少しこれらの頻度が増えてきました。
例えばサーバー障害であったり、ストレージの電源障害など、かなり緊急を要するものから、UPSからの発報など、多岐にわたります。

これらの一部は休日であろうが、夜間であろうが、リアルタイムで処理する必要があるものもあります。
弊社ではTravelerサーバーを構築しておりますので、もちろんプッシュにてNotesに届いたメールはリアルタイムにiPhoneにも同期されますが、24-365でiPhoneを持ち歩くことはできません。(水泳時や、ちょっとした運動時など)

また外部セミナー時など、iPhoneを使わずとも届いたメールの要件が確認できるため、すぐに対応すべきものかの判断材料としては十分な機能になります。

ということで会社に申請し、承認が得られたというものです。
ちなみにLTEが欲しかったのですが、弊社が契約しているキャリアでは、法人レンタル契約のiPhoneにはつけることができないということで、回線なしのモデルになります。


前置きが長くなりましたが、まずはメールです。
先にも記載しましたが、Traveler経由でiPhoneにメールが届くと同時にAppleWatchにも通知が行われます。
まずは受信した画面です。


メール本文は小さいながらも十分読み取ることができます。

続いて添付ファイルの状態です。


このように表示されますが、このPDFをタップしても開くことはできません。
もしかしたらビューワーをインストールすると見ることができるのかもしれませんが、現時点では確認できておりません。
ちなみにバイト数の記載がありますが、実際にAppleWatchにはダウンロードされていないのではないかと推測されます。

続いてNotesならではの文書リンクです。


リンクアイコンは表示が消えてしまっているようです。
URLも表示するよう設定しておりますので、「Link」の文字列は確認できますが、こちらも開くことはできません。
先と同様、ブラウザをインストールすれば開くことができるのかもしれませんが、こちらについてはセキュリティの関係がどう影響するのか検証は必要と思われます。

それでは届いたメールにAppleWatchで返信しようとした場合の画面もご覧ください。
数画面にわたりますので、上から順番に貼り付けておきます。


まず先頭に[Siri]のコマンドボタンとスタンプボタンがあります。
スタンプだけや、Siriを使用した音声入力で返答が可能になります。
またそれ以下には使われるであろう文言が、タップ操作のみで返信できるように列記されております。

結構使えるのではないかと感じております。

なお私は社内フローの承認等を含め、毎日200本~300本程度のメールが届きます。
そのメールすべてが転送されますとさすがに処理しきれませんし、誤って見逃してしまう原因にもなります。
それを防ぐため、メールルールをかなり細かく設定し、自動でフォルダ振り分けを行っております。
Travelerの通知は「受信ボックス」に届いたもののみが届きますので、急ぎのものとその他メールのみが通知対象になるようにチューニングしております。
もろちん受信ボックス以外も、Travelerは手動で同期してくれますので、必要な際に必要なメールは閲覧可能です。

以上、メールについて記載しましたが、実際に使用しているとWatchアプリはないものの、通知が届くものはいくつかあります。

私が使用している業務アプリでは、IBM Verse、Watson Workspaceは非常に便利でした。

まずはVerseでメールを受信した通知です。


さすがにTravelerはiPhoneのネイティブメーラーに届いているため、本文まで読むことができたのですが、Verseはこのように通知のみになります。
もちろん返信や転送はできません。

ちなみに以下は、たまたま記事を書いている最中に、他の方にフォローされた際の通知になります。


次にWatsonWorkspaceです。
ちょうどメール通知と重なってしまったので、合わせて参考になさってください。
短い文面ですと、すべて表示してくれそうです。


さて今回は私の職務に関わるAppleWatchの紹介をさせて頂きましたが、正直なところまだまだかなという感じは否めません。

例えばVerseアプリが対応し、タスクやカレンダーなどと連携してくれると結構な効果は現れるような気がします。
(スケジュールに合わせて「ブルッ」と通知してくれたり・・・)

特に無償ブラウザがないという点が個人的には足かせになっているようにも感じます。
Chromeなどが対応してくれれば、XPagesで作ったサイトの表示や、さらなる利用方法なども検討できればと考えております。


以上、さいごまでありがとうございました。

2017年12月4日月曜日

私でもできた!! Node-REDとNotesの連携

みなさま、こんにちは!
昨日はこどもの行事で餅つきがありました。
50kgのもち米を蒸して、つくというノルマを与えられ、数人でかわるがわるなんとかクリアできました。おかげで筋肉痛が・・・。
ひとつ気付いたのですが、最近のこどもたちはあまり臼や杵に興味がないみたいです。
以前ですと、我先にと順番に並んで、杵を振り回していたのですが・・・。
ちなみに配布には長蛇の列でした。ちょっと残念。

さて本題です。
以前よりやってみたかったNode-REDとNotesの連携について、ついに私でも作り上げることができましたので、報告させて頂きます。

本来ですとBluemix上のNode-REDを使いたかったのですが、社内Dominoサーバーとのやり取りとなるとセキュリティの観点から現時点ではハードルが高く進めることができませんでした。

そんな中、準備した環境は以前購入したRaspberry Piを使用するというものです。
もともとVDIのシンクライアントにならないかと試験的に購入したものですが、やはり時期尚早だったようで、社内で眠っていたものを起こして利用しています。

Raspberry Piの構築については今回は触れませんが、弊社で導入したOS「Raspbian」にはデフォルトでNode-REDがインストールされておりました。

社内のサーバーとして使用するため、IPアドレスのみ固定して、サービスを起動させております。

今回はもともと社内で取得したかったTwitterの情報をDominoに取り込むというものを作成しますが、手順そのものはIBMチャンピオンである吉田様のブログ「Domino REST API と Node-RED を使って、Twitter のデータを登録する」を参考にさせて頂きました。

それではまず手順通りに、データを受信するためのNotesアプリケーションを新規作成し、フォームとビューを作成します。

フォーム(メイン|main)にはフィールドはふたつ。

●日付
 名前: date
 種類: 日付/時刻
 式: @Now

●Tweet
 名前: body
 種類: テキスト



ビュー(一覧|all)には列として日付(降順)とTweetを設定します。
※Tweet列は「詳細」タブの「利用可能なウィンドウ幅まで拡張して使用する」にチェックしておきます。



なおDominoサーバー及び、アプリケーションでREST APIを使うにあたり、設定が必要となります。こちらについては、吉田様の記事にも記載ありますが、同じくIBMチャンピオンの御代様のブログ「Notes/Domino でREST APIを使ってみよう-前半-」が非常にわかりやすいので、ご参考になさってください。

さてNode-REDが社内ネットワーク内で利用可能となり、Dominoサーバー及びアプリケーションの準備ができましたので、いよいよノードを作成して参ります。

まずはSocial内のTwiiterを配置します。



配置したTwitterノードをダブルクリックし、設定を行います。
今回は全tweetから「#notesdomino」がセットされたのもを対象としています。


Twitterにログインした状態ですと、IDの右側のエンピツマークをクリックすると簡単にID連携が可能です。

続いてfunctionノードを配置し、先のTwitterノードと接続します。



配置されたfunctionノードをダブルクリックし、以下の式を設定します。

msg.payload={
    "body":msg.payload
}
return msg;



意味合いとしては、吉田様のブログに記載の通りです。

続いてNotesアプリケーションにデータを渡すため、functionより「http request」を配置し、先のfunctionノードと繋ぎます。


配置したノードをダブルクリックし、以下のような設定を行います。


こちらの詳細も吉田様ブログに記載されていますが、URLには先に作成したアプリケーションのフォームを設定し、dateフィールドを計算させるための設定(赤字部分)も追加されております。

http:// [Domino サーバー名] / [パス&DBファイル名] /api/data/documents?form=[フォーム名(別名)]&computewithform=true


以上で設定は完了しましたので、右上の「Deploy」をクリックしてNodeを稼動させます。

さて、テストでつぶやいてもいいのですが、お楽しみは後で・・・ということで、しばらくおいてからワークスペースをF9で更新してみると・・・


しめしめ・・・23通も届いているではないですか!!

ワクワクしながらアプリを開くと・・・


いい感じに集まってきております。

それではひとつ、文書を開いてみましょう。

先日のオープンセミナーの1コマですね。

いい感じです。

まずは私のような文系人間でも、このようなことができるという証明として今回は終了させて頂きます。

ただここまでできると欲が出てくるもので、例えばこのツィートのリンクを利用したいとか、NotesアプリケーションのデータをBIへRESTで接続したいとか・・・。

まだまだ精進が必要なようです。


末筆となりますが、引用させて頂きました吉田様、御代様、ありがとうございます。

2017年11月27日月曜日

@MailSendについて

みなさま、こんにちは!!
先週はノーツコンソーシアムの拡大理事会が開催され、昨年に続き参加させて頂いて参りました。
参加者がいくつかのグループに分かれ、かなり濃い内容の議論が交わされることができました。
基本的に多くの方のNotes/Dominoに対する意見が一致しており、今後に期待を膨らませている状況であることが明確に理解できるいい機会となりました。

今回を踏まえ、来年の研究会の発表が待ち遠しい限りです。

さて今回は先般のLookupに続き、私がNotesに魅せられた@関数のひとつ、【@MailSend】について記述致します。
Lookup同様、既にご存知の方にとっては当たり前のことかと思いますが、個人的にはユーザー企業がアプリケーションを構築する上で重要な機能のひとつと感じておりますので、改めて取り上げさせて頂きます。

前回同様、ヘルプ文書を見てみます。
今回は「検索」で【MailSend】としてみましょう。
バージョンにより多少異なるかと思いますが、以下のような結果が表示されます。


注意すべきは単に【MailSend】と言っても、大きく二種類ある点に注意していただく必要があります。

ひとつは【@MailSend(式言語)】。もうひとつは【MailSend @コマンド(式言語)】です。
後者は以下の通り、「文書が読み込みモードか編集モードで開いているか、ビューで選択されていなければなりません。文書には文書の受信者を指定する [宛先] フィールドが含まれていなければなりません。」とあります。
つまりフォームが開かれるあるいは、ビューで選択されており、[宛先]となるフィールドが存在していなければ思うように動かないということになります。


ということで、【@MailSend(式言語)】についてもう少し詳しくみてみましょう。

ヘルプ文書にもありますが、【@MailSend(式言語)】については2通りの使い方があります


最初の使い方ですが、該当文書内に[sendTo]というフィールドがあれば、パラメーターを必要とせず、[sendTo]で指定されたユーザー宛にメール送信されることになります。

パラメーターを使用した場合の構文は下記となります。

@MailSend(  sendTo  ;  copyTo  ;  blindCopyTo  ;  subject  ;  remark  ;  bodyFields  ; [  flags  ] ) 

sendTo 、copyTo、blindCopyToの3項目については、いわゆるメールの宛先、cc、bccを指定するパラメーターになります。
それぞれ文字列または文字列リストが設定可能であり、[sendTo]のみ必須となります。

subjectはメールの件名となります。ブランク("")でも可能ですが、可能なかぎりわかり易い件名となるようにすべきです。文字列はもちろん、フォーム内のフィールドやフィールドを含む文字列も設定可能です。

続いてremarkです。こちらも任意項目ですが、メール本文の先頭に置く文字列になります。

次にbodyFieldsですが、こちらがメール本文の内容となります。
分を改行したい場合は、【+@NewLine+】で接続します。

最後にflagsです。
詳細はヘルプ文書を見て頂きたいのですが、ひとつ重要なflagとして、[INCLUDEDOCLINK]が挙げられるかと思います。

これは選択された文書への文書リンクをメール本文に追加してくれます。
つまりワークフローのようなメールを送信させるためには必須のflagsになります。

さて、それでは実際に弊社で使用している勤怠関連ワークフローで使用している例をみてみましょう。

フォームの[申請]ボタンに設定したアクションにて、以下の式を実行させております。


@Command([FileSave]);
@MailSend(sendTo;"";"";Name +"からの届出";"";Name +"からの届出通知が届きました。"+@NewLine+"こちらをご確認の上、承認の場合は「承認」ボタンのクリックをお願い致します。 ⇒ ";[INCLUDEDOCLINK] );
@Command([FileCloseWindow])

フォーム内に[sendTo]、[Name]というフィールドがあり、それぞれ[承認者]と[申請者]が設定されております。
上の式では、まず文書を保存し、[sendTo]を宛先とし、件名には「[Name]からの届出」と表示されます。
本文には

[Name]からの届出通知が届きました。
こちらをご確認の上、承認の場合は「承認」ボタンのクリックをお願い致します。 ⇒

と改行を含んだ文字列がセットされ、最後の「⇒」の後ろに、文書リンクが追加される形となります。

実際に承認者に届いたメールは下記のようになります。


もちろん文書リンクをクリックすることで、申請文書が開き、承認等を実施することが可能となります。

以上、基本的な@関数ではありますが、それほど手間ひまかからずに簡単なワークフローができるという優れた関数です。

まだまだ私の知らない関数や使ってことのない関数が大量に存在するNotesの素晴らしさ、高機能さを感じつつ、今回の投稿とさせて頂きます。