気付けば12月。
さらに言うと、しばらく本題から外れてしまっており、危うく1ヶ月放置するところでした。
が・・・
まずは宣伝させてください。
12月21日(水)午後に、【Notes/Domino on IBM Cloud テクニカルセミナー】が開催されます。
我が大阪地区でもIBM様大阪事業所にてパブリックビューイングが予定されておます。
加えて終了後は、【ask the ノーツコンソーシアム】と銘打った、何でもお悩み相談会も行われます。
このイベントはコンソーシアム会員以外でも参加可能ですので、ぜひご検討ください。
さて本題ですが、前回まででおおよそのフォームとビューが使えるようになりましたので、これらをつなぐ要素としてフレームセットを作成し、左側にはビューを行き来できるようメニューを作成します。
まずはメニュー部分から作成します。
早速ですが、「名刺管理」をデザイナーで開き、「共有要素」内の「アウトライン」をダブリクックします。
上部の【新規アウトライン】ボタンをクリックし、アウトラインを作成します。
名前: メニュー
別名: menu
とします。
続いて【新規エントリ】ボタンをクリックし、下記のように設定します。
ラベル: 氏名カナ順
種類:名前付き設計要素、ビュー
値: 氏名カナ順
フレーム: body(こちらの後のフレームのプロパティにも設定しますので、必須ではありません)
同様に「カテゴリ別」も作成してください。
下記のように表示されるはずです。
以上でアウトラインができましたので、保存して閉じます。
続いて先のアウトラインを埋めたページを作成します。
ページをダブルクリックし、【新規ページ】ボタンをクリックします。
名前: メニュー
別名: menu
とし、OKします。
新規のページが開きますので、【作成】-【埋め込み設計要素】-【アウトライン】をクリックします。
埋め込みアウトラインの挿入ダイアログが表示されますので、「メニュー」を選択し、OKします。
以上でページにアウトラインが埋め込まれます。
ページを保存して閉じます。
以上でアプリケーションを組み上げる要素が揃いましたので、フレームセットを作成し、配置していきます。
フレームセットをダブルクリックし、【新規フレームセット】ボタンをクリックします。
名前は自由ですが、今回は
名前: メイン
別名: main
フレーム数:2(左メニュー)
としてOKします。
フレームセットが作成されましたので、それぞれのフレームのプロパティを設定します。
まずは左側(メニュー側)のフレームを右クリックし、【フレームのプロパティ】を開き、下記内容を設定します。
名前: menu
種類: 名前付き設計要素、ページ
値: メニュー
フレーム内のリンクのデフォルト対象; body
続いて右側のフレームのプロパティを下記のように設定します。
名前: body
種類: 名前付き設計要素、ビュー
値: 氏名カナ順
以上で設定完了しましたので、ノーツでプリビューしてみます。
左側のメニューでビューが切り替えられることを確認してください。
さて以上でフレームセットは完成ですが、これだけではユーザーはすぐに利用できません。
アプリケーション起動時に、このフレームセットを開くように設定する必要があります。
【アプリケーション構成】内の【アプリケーションのプロパティ】を開きます。
左から2番目の【起動】タブを選択し、IBM Notesクライアントの起動について、
起動: 指定したフレームセットを開く
フレームセット: メイン
とし、保存して閉じます。
以上で、ユーザーがアプリケーションを開いた際に、メインフレームセットが開くようになります。
基礎アプリケーションの作成としては以上でひとまず完成しましたが、ちょっとちょっと使いにくい部分があるかと思いますので、次回以降で少し紹介させて頂きます。