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2019年5月30日木曜日

#カレンダー から #ics ファイルを添付した新規メールを作成する

This time I tried to create an action button with the following content.
1 Export ics file from Notes schedule
2 Display the new mail creation screen with the ics file attached

みなさま、こんにちは!!
IBM Notes/Domino Day 2019 Springツアー、各地盛り上がったようですね。
某会場では、なぜか申し込み人数より多くの参加者があったとか(笑

国内の注目、活況が証明されたようですね。

さて今回は、以前よりicsファイルのやり取りによるスケジュール追加が便利だと感じておりました。そもそもNotesのカレンダーからicsファイルが生成できるのかすら知りませんでしたのですが、「書き出し」機能のデフォルトに存在していました。


ただしこのicsファイル。基本的に自分のカレンダーには存在しているものであり、メール添付して送付することが主な利用用途になるかと思います。
ということで、自分のスケジュールからicsファイルを作成し、新規メール作成画面を表示させ、あらかじめ添付ファイルとして登録されていれば簡単に送信できるのでは!!?ということで、社内実装してみましたので、その手順をご紹介致します。

やり方は単純で、

①Notesがもっているエクスポート機能を使用して、指定したディレクトリにicsを保存。

②新規メールを作成し、①で保存したicsファイルを添付

となります。

ということで、まずは①のicsファイルのエクスポートです。
今回はメールテンプレートに共有アクションとして追加しました。


式として、以下を記述します(保存先はそれぞれの環境に合わせてください。もちろんファイル名は自由ですが、拡張子は[.ics]にします)
※半角"¥"は本ブログでは "\" になってしまいますので、便宜上全角"¥"を使用してあります。


 @Command([FileExport]; "Calendar File"; "(保存先ディレクトリ)¥¥ical.ics")



エクスポートのテストを行うため、作成した共有アクションを【($Calendar)|Calendar】ビューに追加します。


それではご自身のメールを再設計して、テストしてみます。
※再設計
  手順:メールアプリケーションを右クリックして、[再設計]をクリック
     テンプレートの場所(サーバー)を選択し、[OK]
  注意:メールアプリケーションがテンプレートから設計を引き継ぐにチェック


再設計が完了しましたら、カレンダーを開きます。以下のように[ics export]のボタンが表示されていることを確認します。



早速ですが、登録されたスケジュールのひとつを選択し、[ics export]をクリックします。

以下のように[iCal エクスポート]ダイアログが表示されますので、[選択文書]のまま[OK]します。(すべてをエクスポートする場合は、[すべての文書]を選択してください。)


指定したディレクトリに、ical.icsファイルができていればOKです。



続いての②新規メールを作成し、①で保存したicsファイルを添付の設計です。

新規のエージェント(LotusScript)を作成します。
名前/別名は自由ですが、私は両方に[ics_mail]としました。


こちらに記述する内容は以下となります。
件名や文面は自由に設定ください。


Sub Initialize
Dim session As New NotesSession
Dim db As NotesDatabase
Dim ws As New NotesUIWorkspace
Dim uidoc As NotesUIDocument
Dim doc As NotesDocument
Dim rtitem As NotesRichTextItem
Dim maildb As New NotesDatabase("","")
Dim afile As NotesEmbeddedObject 
Call maildb.OpenMail
Set uidoc=ws.CurrentDocument

Set doc = maildb.CreateDocument
Call doc.ReplaceItemValue("Form","Memo")
Call doc.ReplaceItemValue("Subject","icsファイル送信")

Set rtitem = New NotesRichTextItem(doc,"Body")
Call rtitem.AppendText("スケジュールのicsファイルを添付致します。")
Call rtitem.AddNewline(2)
Set afile = rtitem.EmbedObject( EMBED_ATTACHMENT, "", "(保存先ディレクトリ)¥¥ical.ics")
Call doc.Save( False, False)
Call ws.EditDocument(True,doc)
End Sub


次に、①で作成した共有アクションに、②のエージェントを実行する行を追加します。


 @Command([FileExport]; "Calendar File"; "(保存先ディレクトリ)¥¥ical.ics");
@Command([ToolsRunMacro];"ics_mail")

以上で保存し、再度メールアプリケーションを再設計します。

以下、動きをご覧ください。
※gifファイルを表示していますので、連続再生されています。


宛先を指定し、送信した結果は以下となります。


添付されたicsファイルの中身は、以下のようになっており、問題なくカレンダーに取り込むことが可能です。


以上、今回は少しLotusScriptを使いましたが、思うような動作を得ることができました。
これで社外の方ともスケジュールの共有が少し楽にできそうです。


2019年5月20日月曜日

2019年 第一回 #大阪研究会 & #テクてく 大阪

Last week Osaka was a hot week.
Notes / Domino Day, Notes Consortium Osaka Study Group, Tek Tek Osaka.
I can not write everything, but I will report briefly.

みなさま、こんにちは!!
先週の大阪は暑い一週間となりました。

まずは5月14日(火)

グランフロント大阪内 コングレコンベンションセンターにて IBM Notes/Domino Day 2019 Spring が開催されました。

まだ今週開催の地区がありますので、ネタばれしてしまうのもどうかと思いますので、ここで内容は書きませんが、単なる情報公開に留まらず、技術的な手法などもあり、たいへん参考になりました。

とにかく驚いたのがその参加率。
会場は満席どころか、椅子を追加する騒ぎに・・・
後から聞いたのですが、申し込みされた方の参加率がとんでもないことだったそうです。

きっと今後のNotes/Dominoの今後に対する期待の現われであったものと思われます。


さて続いて5月17日(金)

こちらはIBM様大阪事業所にてノーツコンソーシアム 第一回大阪研究会が開催されました。
昨年までは4月に開催していたのですが、今年はテクてく大阪との連携ということで、今月開催となりました。

今年の大阪研究会は新たに3社の加入を頂き、熱い研究会になりました。

内容としては、
●自己紹介+自社のノーツ活用と困りごと(あらかじめ準備するよう指示)
●IBM様からの情報(Notes/Domino Dayで言えなかったことも・・・)
●今後の研究会内容

研究会の資料は基本的に研究会内にのみ共有されるものではありますが、私の資料については差しさわりのない範囲で公開致しておりますので、他愛のない内容ではありますが、よかったらご覧ください。



続いて18時からはテクてくLotus技術者夜会
今回は年1回の大阪主催、いわゆるテクてく大阪でした。

毎年ながらライトトークニング大会ということで、計7名が登壇し、さまざまな情報を発信させて頂く機会となりました。
こちらも可能な資料は事務局側で配信されるものと思いますが、取り急ぎ私の資料を公開致します。



次回、大阪研究会は7月19日の予定です。
アジェンダ等は後日、コンソーシアムより公開頂きますが、今年の大阪研究会は見学者も募集する予定ですので、会員でない方やコンソーシアムで何やってるの?と疑問をお持ちの方にもぜひ見学して頂ければと考えておりますので、ご検討ください。


2019年2月24日日曜日

【参加レポ】IBM Notes/Domino Day 2019 Spring


I participated in IBM Notes / Domino Day 2019 Spring which was held the other day.
With a simple report, I wrote the expectations for HCL Inc. and V 11.

みなさま、こんにちは!!
早速ですが、金曜に開催されました複数のイベントに参加させて頂きましたので、この場で報告させて頂きます。

具体的には、以下のイベントが開催されました。

9:45 - 11:15 ノーツコンソーシアム ◆2019年第 1 回 ユーザー情報交換会
11:30 - 12:30 ノーツコンソーシアム 第25回通常総会
13:30 - 15:00 ノーツコンソーシアム FESTA 2019
15:30 - 17:00 IBM Notes/Domino Day 2019 Spring
17:15 - 18:00 大感謝祭(パーティー)


それではまずはユーザー情報交換会からです。

今回のテーマは「バージョン10への移行について

事前アンケートを元に、様々な意見が取り交わされました。
つい先日に日本語パックがリリースされたにも関わらず、すでに年内にバージョンアップ予定の会社が数社あることには驚かされました。
V10に対する期待の現れですね。

またその数社に含まれない会社様でも、今年V11がリリースされるということから、V10ではなく、V11で進めたいという先読みされた会社様もにいらっしゃいました!

ここでV11についてここで書くことは避けますが、少し聞くだけでもワクワクするような内容が含まれているとだけ申し上げておきます。

もちろんHCL社への売却についても議論され、様々な不安や疑問が挙げられました。
結論としては、製品を売却しただけではなく、人員やサービス、その他関連するものを包含した事業譲渡であるという点が強調されておりますので、そう心配する必要はないのではと感じました。
それよりもHCL社はそもそもV10の開発主体であり、その開発スピードに加え、組織的なメリットが出てくるのではないかと期待しております。

何れにせよ、これから発表される内容に注視しつつ、時には1ユーザーとして両者へアプローチすることも私の仕事かと実感致しました。


続いて通常総会です。

こちらは会員向けのイベントですので、この場では詳細については触れませんが、先にブログにて公開されました以下記事をご覧いただければと思います。

ノーツコンソーシアムから ~新年のご挨拶と現状の考察について~

まだ確定ではありませんが、コンソーシアムへの参加希望が数社届いているようです。
今年はV11 Jamの始まっておりますが、引き続き製品やHCL社へ意見を届けるための機会として、コンソーシアムの立場がさらに重要になってきている現れかと思います。


次にノーツコンソーシアム FESTA 2019です。

田中会長に挨拶に始まり、



こちらでは会長賞を受賞されました、浜松ホトニクス様のDAC(IBM Domino Application on Cloud)の導入事例発表がございました。


DACに興味にある会社様はたくさんあるかと思いますが、実際に現場で利用をスタートされている事例はかなり後押しになる素晴らしい発表ではなかったかと感じました。

その後は私も参加させていただいておりました「ザ・ノーツ研究会」


XPages研究会


クラウド研究会


日本を元気にするNotes研究会


と、活動報告および今年度の予定が発表されました。

近日、各研究会への参加申し込みが開始されるものと思われますので、今まで参加されたことがない方も、ぜひ思い切ってエントリーされることをお勧め致します。

私のようにリモートしか参加できなくても、得られるものは多くございますので、まずは参加してみる事が最善策です。


次はメインイベント、【IBM Notes/Domino Day 2019 Spring】

まずはオープニングイベント Ayasa さんによるバイオリン演奏でスタートしました。


演奏ではなく、パフォーマンスと言った方が正しいのかもしれません。
素晴らしい、迫力あるオープニングにみなさん引き込まれたのではないかと思います。

セッションでは、中島事業部長の挨拶に始まり、



●Notes/Domino V11 ロードマップ – Think 2019フィードバック


●Notes/Domino V10最新情報およびデモ

●クラウド&モバイル活用アップデート

と続きました。

とりわけV11ロードマップについては、V10では実装できなかったUIの改善ローコード開発環境が含まれているとの事。
このふたつは、エンドユーザーの満足度を上げる重要な課題ですので期待せずにはいられません。
また弊社のような小規模ユーザーにとってローコード開発で得られる効果は計り知れない結果をもたらすはずです。

私の役割・・・中小企業でノーツを使う魅力を広める・・・について、追い風でしかありません。

最後に先のAyasaさんの演奏に合わせ、とても印象的なスライドショーが映されました。
動画で撮っていればと公開した限りなのですが、こちらはどこかで一般公開されることを期待しております。

せっかくですので、撮った写真をつなげましたので、お時間ありましたらご覧ください。



最後に大感謝祭(パーティー)

会場にはたくさんの参加者様が集まり、移動するのも難しいほど。
熱気溢れたパーティとなました。

スマホを利用したクイズ大会では大人気なくもなんと1位!!
素晴らしい景品を頂いてしまいました。


さて大変長くなってしまいましたが、総じて感じたことは、

・HCL社様も大きな出資を行って事業を獲る訳ですから、その力の入れ具合はハンパない
・不安はゼロではありませんが、結果的に無駄になりそう
・V11が待ち遠しい
・コンソーシアムの立ち位置がさらに重要になってくる
・IBMチャンピオンも頑張らねば

以上、今回は私自身のノーツ贔屓という感覚を取り除き、出来るだけ1ユーザーという立ち位置で感じた内容を書かせて頂いたつもりです。
まだまだ思うところはたくさんあるのですが、今日のところはこの辺で・・・。

来週28日(木)はNotes Festa 2019 - Osakaに参加致します。
今回参加できなかった皆さまにも、その場で色々お話しできることもあるかと思いますので、ぜひお声がけください!!

2019年2月13日水曜日

ノーツでログオン管理

This time I created an application to record the logon and logoff records in Notes, so I will introduce it.

みなさま、こんにちは!!
USではThink2019が盛り上がっているようですね。
参加されている皆様、ぜひ満喫してきてください。
また戻られましたら、いろいろと情報発信もお願いしますね!!
来週のIBM Notes/Domino Day 2019 Springでのフィードバックも期待してます!

さて今回はログオン・ログオフ時間をノーツアプリに収集することに成功しましたので、記事とさせて頂きます。
※弊社ではクライアントは全員VDIを使用しておりますが、こちらの環境でも使用できることは確認済です。

そもそも弊社では事務所入り口に置いた共有パソコンのブラウザでXPagesで作成したノーツアプリを使ってタイムレコーダー

【第1回】タイムレコーダーアプリ作成~アプリケーションの準備~
以降でご紹介

を打刻していたのですが、労働基準法改正に伴い、さらに管理を強化する必要があることから、何かしらシステムで受けこむよう指示が出ておりました。
もちろんクライアント管理サービスなども考慮したのですが、性能が良すぎて価格的には安価ではないというところがあり、それならばノーツで何かできないかと考えた次第です。

早速ですが、アプリのイメージです。
ノーツアプリそのものは至って簡単です。
フィールドとして、creator,stamp,timeの3項目のみのアプリになります。
timeのみ「作成時の計算結果」として@createdとしています。
残り2項目は「編集可能」になっています。


ビューは単純に日時順と氏名別を作成しています。
以下は日時順のイメージです。



今回のノーツアプリは単純にデータを受けこむだけのものを想定してあります。
文書の作成は curl コマンドから REST を利用してアプリに書き込むこととしてあります。
従いまして、ノーツアプリ側でRESTからアクセスを受け付ける設定が必要です。
こちらについては、御代チャンピオンのブログがたいへん参考になりますので、ご覧ください。

Notes/Domino でREST APIを使ってみよう-前半

curlについては、以下サイトが参考になりました。

IBM Domino REST API 利用ガイド

まずはwindowsでcurlを使えるように設定を行います。

こちらのサイトからcurlがダウンロード可能です。
筆者はWindows 32bit 版をダウンロードして使っています。

ダウンロードしたzipファイルを解凍し、フォルダを【curl】にリネームします。
このフォルダをどこでもいいのですが、今回はCドライブ直下に移動させました。

curlを利用するには、コマンドプロンプトからcurl.exeのあるディレクトリに移動させるだけで使用できます。

今回の場合ですと、


  cd C:¥curl¥bin


となります。


正しく稼動するかは、以下コマンドでHelpが表示されればOKです。


  cd C:¥curl¥help


それではバッチファイルを作成します。
私は以下[logon.bat]と[logoff.bat]を作成し、対象クライアントのC:¥BATCHフォルダに保存しました。

logon.bat

  ECOH OFF
  cd c:¥curl¥bin
  curl -i -H "Content-type: application/json" -X POST -d "{¥"creator¥":¥"%USERNAME%¥",¥"stamp¥":¥"ログオン¥"}" -u "管理者名":パスワード http://サーバーパス/アプリ名.nsf/api/data/documents?form=フォーム別名


curlのオプションについては、私自身理解しきれておりませんので、割愛させて頂きます。
要はcreatorフィールドに %USERNAME% を用いて、ログオンユーザーの名前をセット。stampフィールドに固定値としてログオンをセットするようなイメージです。
timeフィールドは作成時の計算結果フィールドですので、こちらでは操作していません。

logoff.batについては、先の「ログオン」を「ログオフ」にしただけのものを準備します。

バッチファイルの準備ができましたら、弊社ではADのグループポリシーに設定を行いました。
ログオンする全社員を対象にデータを取得することが目的であり、且つログオフ時にバッチを実行させるにはポリシーを使う必要があるためです。

新規でグループポリシーオブジェクトを作成(場所は各企業様で必要な場所へ作成してください)し、グループポリシー管理エディターにてスクリプトを割り当てます。
割り当てる場所は
[ユーザーの構成] - [ポリシー] - [Windowsの設定] - [スクリプト(ログオン/ログオフ)]です。


こちらのログオンにlogon.bat、ログオフにlogoff.batを割り当てます。


続いて、グループポリシーを即時有効にするため、コマンドプロンプトにて以下を実行します。


  geupdate /force


それでは試しにログオンしてみましょう。
ノーツアプリで日時順ビューを開いた画面です。



うーん、ふたつ問題がありますね。
ひとつはスタンプ。「ログオン」と表示して欲しかったのですが、やはり2バイト文字は制限があるようです。
さらに問題は日時。
単純にアプリから新規作成時には作成時の計算結果としてtimeの値が保存、表示されたのですが、RESTから送り込んだため計算が行われず、以下のように文書にtimeの値すらありません。


ということで、まずは簡単なstampフィールドからです。
先のバッチファイルの「ログオン」「ログオフ」を半角で「LogON」「LogOFF」にしてみました。
先のログインした端末をログオフすると、


当たり前ですが、うまく取得できました。

次に日時です。
エージェントでとも考えたのですが、もっと簡単にtimeフィールドもバッチ側から送り込む方法に変更することにしてみました。

先のバッチファイルを以下のように変更します。


  ECOH OFF
  cd c:¥curl¥bin
  curl -i -H "Content-type: application/json" -X POST -d "{¥"creator¥":¥"%USERNAME%¥",¥"stamp¥":¥"ログオン¥",¥"time¥":¥"%date% %time%¥"}" -u "管理者名":パスワード http://サーバーパス/アプリ名.nsf/api/data/documents?form=フォーム別名


念のため、ノーツアプリのtimeフィールドも作成時の計算結果から「編集可能」に変更し、ログオン/ログオフしてみました。


値が取得できました。

使わないですが、フォームです。


こちらもOKですね。
念のため、編集して保存してみたとろ、少しだけ違和感のある動きが・・・


そう、ノーツアプリ側の時刻の表示設定がフォームでは「時分」、ビューでは「一般」になっていたため、保存することで秒が切り捨てられたようです。
ですので、「時分秒」に設定しなおし、正しく得られるようになりました。

ちなみにノーツビューで「表形式でコピー」してエクセルに貼り付けたものがこちらになります。


日時の書式設定は「ユーザー定義 yyyy/m/d h:mm」と認識されているため、集計にも利用できるはずです。



いかがですか?
ログオン/ログオフスクリプトとノーツアプリだけで、ユーザーのログオン/ログオフが記録できるようになりました。

まずは今回の案件がパソコン使用時間の収集という目的であるため、弊社では本アプリを使うこととします。
弊社のような1人SEや専任者がいない会社様などですと、それなりに使えるのではないかと思います。

※¥マークは"/"に変換されるため、全角文字を使用しておりますので、ご注意ください。

2019年1月23日水曜日

#raspberrypi の #node-red にnode-red-contrib-domino-restを組み込む

Today I will describe the procedure to install "node-red-contrib-domino-rest"  Yoshida champion was created in raspberry pi.

みなさま、こんにちは!!
いよいよあさっては【2019 IBM Champions for Collaboration Solutions日本祝賀パーティー】ですね。
今見たら、なんと"満員御礼!!"じゃないですか!
先日の停電作業に伴うトラブルも、"仮"ではありますが、最悪の状況は脱することができたようで、なんとか参加できそうです。

本題に入る前に、まさに今日、【IBM DOMINO MOBILE APPS の検証結果(UI・操作編)】なるブログ記事の掲載がありましたので、リンク致します。
非常に興味深い記事になりますので、ぜひご覧ください。

さて既に玄人な皆様はNode-REDを利用して、Notesと様々なサービスを接続して利用されていることと思います。

私も以前に

私でもできた!! Node-REDとNotesの連携

という記事は書かせて頂いたのですが、その後放置状態でした。
そろそろ何かできないかと考え、まずは吉田チャンピオンが配布頂いております【node-red-contrib-domino-rest】を組み込もうと考えた次第です。

吉田チャンプのブログはこちら。

Node-RED から Domino へアクセスするためのノードを公開

記事内ではBluemix(現 IBM Cloud)のNode-REDへのインストール手順が書かれているのですが、ラズパイにはどうやってインストールするのか・・・。

試行錯誤し、ようやく実現できましたので、備忘録として書き留めておきます。

ラズベリーパイでは、npmというツールを使用してインストールを行います。
既にインストールされている場合もあるかと思いますが、以下手順にてnpmをインストール、あるいはアップグレードを行います。


  sudo apt-get install npm
  sudo npm install -g npm
  hash -r



続いて【node-red-contrib-domino-rest】をインストールします。


  cd ~/.node-red
  npm install node-red-contrib-domino-rest


よくよく見ると、吉田チャンプの書かれているコマンド1行を正しく順序立てて実行しているだけなんですね(汗

私は直接コンソールで


  sudo npm install node-red-contrib-domino-rest


と実行してしまっていたため、node-redディレクトリ内には【node-red-contrib-domino-rest】のフォルダとその中身がダウンロードされていたのですが、Node-REDの画面にnodeとして表示されず、苦労してしまいました。

ちなみにインストールされた結果画面は下記になります。


きれいにdomino関連のノードが並んでますね。

まずはこれにて準備が完了しました。

せっかくですので、Noteのデータにアクセスできるかだけテストしてみました。
作成したのは以下の3パターン("document collection"、"view collection"、"vie entries")


それぞれテストしたところ、問題なくNotesのデータが取得できるところまで確認しました。
以下は"view entries"の結果ですが、正しく値が取得されていました。



まだ何を作ろうか考えていませんが、いろいろと情報を探して試してみたいと思います。
また何か簡単なものができれば、公開させて頂きますので、よろしくお願い致します。

2018年12月4日火曜日

IBM Notes #Traveler データベースのデフラグについて

Let's regularly defragment the Traveler server !!

みなさま、こんにちは!!
いよいよ今年もあと1ヶ月を切ってしまいました。
クリスマスやお正月が楽しみな反面、年末の繁忙期を乗り越えなければなりません。

さて本日はタイトルの通り、Travelerサーバーのデフラグについて書かせて頂きます。

まず弊社の環境ですが、社内にDominoサーバーがあり、DMZ上にTravelerサーバーがあるというごく単純な構成になっています。
Travelerサーバーは定期的に再起動を行っております。

さて今回の背景です。
数ヶ月前までは、社内で使用しているノーツクライアントにメールが着信するのが早いか、Travelerを経由してiPhoneに通知が出るのが早いかというほどでした。
ところが最近になりiPhoneへの通知が遅れたり、場合によっては通知がない(正しくは通知前にクライアント側で閲覧したため、通知されない?)という状況になってしまいました。

一番にTravelerサーバーの再起動やサーバーそのものの再起動を試してみたのですが、改善されませんでした。
そこで弊社のパートナー様へ情報提供を依頼したところ、以下記事のリンクを送っていただけたのです。

(参考) IBM Notes Traveler データベースのデフラグによるパフォーマンスの改善について

詳細はリンク先を見て頂きたいのですが、要は

「IBM Notes Traveler のインストールサイズが大きくなり、稼働時間が延びるにともない、IBM Notes Traveler の内部データベースのサイズが増加してシステムのパフォーマンスに影響を及ぼしうるケースが見られる」ようになるそうです。
この対策として、データベースを圧縮・最適化するデフラグコマンドを追加頂けたました。
またシステムを良好な状態に維持するため、1ヶ月に1回程度はこのコマンドを実行することが推奨されているとも記載されております。
恥ずかしながらこの情報は全く知らずに使い続けていたことが原因のようです。
ということで、早速Travelerサーバーのデフラグを行い、また今後のために30日に1回実行するように設定してみたいと思います。

手順もすべて先のURLに書かれているのですが、実に簡単です。


サーバーの notes.ini に以下の1行を追加するだけ・・・。

    NTS_DEFRAG_INTERVAL_DAYS=30
保存して、Travelerサーバーを再起動すると、前回のデフラグより30日が経過されている場合(弊社では1回も実行していないため、もちろん該当)、起動時にデフラグが実行されます。

デフラグの時間を計り忘れたのですが、1~2分程度ではなかったかと思います。
恐らく次回以降はこの時間も短縮されるのではないかと推測します。


なお手動で実行する場合は、Traveler タスクと HTTP タスクをシャットダウン

  tell traveler quit
       tell http quit


した上で、以下コマンドを実行します。

load traveler -defrag


デフラグが完了すると、自動でTravelerサーバーが起動し(httpタスクも含む)、完了です。


以上、本来ユーザーが知っておかなければいけない情報かと思いますので、掘り起こさせて頂きました。


2018年11月5日月曜日

IBM Domino Mobile Apps とメールの連携について

Since IBM Domino Mobile Apps which was released the other day said that mail is not supported, I tried to verify whether it works as expected from Traveler and iNotes.

みなさま、こんにちは!!
先日リリースされました IBM Domino Mobile Apps ベータ版なのですが、現在メールは利用できないと明記されております。
業務での運用ではメールとの連携は必須のため、Traveler及びiNotesからの動きを確認してみました。

まずはTravelerからです。
TravelerのメールはiPadのデフォルトメーラーに届き、下記のような文書リンクの含まれたメールからテストしてみます。


ノーツクライアントからですと、メールリンクのアイコンが表示されるのですが、Travelerでは上記のように表示されています。
また従来はWebブラウザで開いておりますので、設定によりリンクアイコンの右にはLinkの文字と文書URLのリンクが表示されております。

当たり前ですが、このURLをタップするとブラウザが起動し、XPagesで作成したページが表示されます。

それではリンクアイコンをタップしてみます。
すると一瞬IBM Domino Mobile Appsで開くというメッセージが表示され(画面ショット撮れませんでした・・・)、パスワード入力画面が表示されました。
もちろん先日記載しましたが、弊社ではIDVaultを設定していないため、iPadに登録したIDファイルに対するパスワードを求められるものになります。


パスワードを入力すると、無事 IBM Domino Mobile Apps で対象文書を開くことができました。


もちろん上部のアクションボタン(ワークフローを含む)も問題なく動いてくれます。
期待した通り、満足な結果が得られました。

アプリのタブを閉じ、Homeタブを表示したところ、


Recent Applications の画面が表示されるのですが、こちらに今回開いたアプリケーションは追加されませんでした。
個人的にはこちらに追加されるものと期待していたのですが、考えようによってはメールからしか開くことのないアプリケーションがこちらに並ばない仕様も考えられたものかもしれません。

上部左の「メール」に戻ろうとすると、少し気になる画面が表示されました。


恐らく先のメールリンクをタップした際に、アイコンのgifファイルを開き、同時にIBM Domino Mobile Appsが開かれたような動きになっているようです。
できればこの画面は表示されないよう改善頂きたいところです。

こちらも左上の「完了」をタップしますと、もともと想定していたメール画面に戻ります。


つづいてiNotesです。


iNotesの画面はリンクアイコンのみが表示されており、こちらをタップするとこのように

"Domino Apps"で開きますか?

というダイアログが表示されます。
「開く」をタップしますと、左記のTravelerと同じようにアプリが開きます。


ということで、メール機能を持たずともTraveler や iNotesを利用することで、問題なく業務が行えることがわかるかと思います。

先にも書きましたが、少しチューニングが必要な部分は感じますが、ベータ版というところを考えると、製品版では一部は改良されたものがリリースされるのではと期待しております。


簡単ではありますが、ほぼ期待通りの結果が得られましたことを報告致します。

2018年11月1日木曜日

IBM Domino Mobile Apps ベータ版を使ってみました。

Finally released IBM Domino Mobile Apps beta version.
Since IDVault has not been set up, I write the setup procedure using the ID file.

みなさま、こんにちは!!
先週はMizkan様にお世話になり、その余熱も覚めやらぬ昨日、ついにリリースされました。

IBM Domino Mobile Apps ベータ版

アプリの導入や詳細については、こちらのブログをご覧ください。

アプリのインストールまではほんの数分でした。すぐにiPadに以下のようなアイコンが現れてくれます。


アプリを起動するとDominoサーバーの設定画面が表示されます。
・・・申し訳ありません、画面ショット撮り忘れました・・・

※※※本ブログを読んで頂いたN様より「クライアント構成」画面ショットを頂戴致しましたので、添付致します。
N様、ありがとうございます!!



パソコンでセットアップしたことがある方でしたら見たことのある「Dominoサーバー名」と「ユーザー名」を入力し、次に進めます。
弊社ではIDVaultを設定していないため、この時にIDファイルを求められます。

IDファイルのアップロード方法は至って簡単で、iPadをiTunesに接続して、デバイス画面を開くと、「ファイル共有」というメニューがありますので、こちらをクリックします。


すると右側にファイル共有の設定が表示され、App欄に「Domino Apps」があることがわかります。



さらに右側に「Domino Appsの書類」という欄があり、こちらにIDファイルをドラッグ&ドロップします。


最後に下にある「同期」ボタンをクリックするだけで転送完了です。


それでは再度 IBM Domino Mobile Apps を起動します。
パスワードを求められますので、入力すると無事アプリを起動することができました。

ちなみに弊社Dominoサーバーのバージョンは9.0.1ですが、問題なく接続することが可能です。

左上のハンバーガーメニューから「オープン・アプリケーション」をタップすると、パソコンのノーツクライアントと同様、アプリケーションを開くことができます。


こんな感じですね。サーバーを選択して、開きたいアプリケーションを選びます。


あとは自由に使っていただければいいのですが、かなり使えるというのがわかると思います。
ぜひ何のカスタマイズもせずにそのまま使ってみてください。

なおIDファイルを使っている証拠として、下記は弊社のSFAの画面になります。
担当者欄には [@Name([CN];@Username)] が式として入っているのですが、正しく私の名前が入っていることが分かります。


恐らくたくさんの方から情報発信されてくるものと思いますので、皆様もさわりながらお試しください。

少し余談になるのですが、弊社のアプリデザインは以前にも書きましたが、下記デザインを採用しております。
こちらを利用しますと、ビューの行幅などもiPadで違和感なく利用することができますので、ほぼカスタマイズなしで運用できそうです。


ぜひ参考になさってください!!

※注意事項
本記事なのですが、メモ等を取らずにセットアップしてしまったため、記憶の範囲での記事になります。誤り等ございましたら、ご指摘頂ければ修正させて頂きます。