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2019年7月17日水曜日

#LIVENESS #AccessView V1.04

This time, the latest version of LIVENESS AccessView v1.04 has been released, so I would like to look at the update procedure and new features.

みなさま、こんにちは!!

まずは告知から・・・。
今年の9月から10月にかけて、全国5都市にして Notes/Domino Solution 2019 が開催されます。
私も現時点では4ヶ所に参加させて頂く予定です。
まさに今日から参加申し込みが開始されましたので、ぜひ早めにお申し込みください。
こちらから申し込むことができます!
皆様とお会いできる日を楽しみにしております!!

さて本題です。
今回は先日紹介致しましたLIVENESS AccessViewの最新版 v1.04 がリリースされましたので、アップデートの手順と新機能について見ていきたいと思います。

まずは配布される一覧です。


基本的には前回と同じですね。
・ユーザーガイド
・テンプレート(.ntf)
・フックドライバ

から構成されています。

手順ですが、まずはDominoサーバーにフックドライバを上書きインストールします。
前回同様、Domino関連サービスを停止した上で実行してください。

続いてテンプレートの差し替えです。
ntfのファイル名が前回と同一であったため、念のため上書きするのではなく、今回のファイル名の後ろに"_v104"を付けて、DominoのDataディレクトリにコピーし、管理者IDで署名します。

続いてこちらも以前作成しました「LIVENESS AccessView設定アプリケーシヨン」を右クリックし、[アプリケーション]→[設計の置換]をクリックします。
アプリケーションの設計を置換ダイアログが開きますので、先ほどの[ls_accessview_104.ntf]を選択して、[置換]を行います。


以上でアップデート作業は完了しました。
簡単ですね!!


続いて新機能について見ていきます。

まずはアプリケーションの登録画面です。

以下のように、以前にはなかった[選択タイプ]という項目が追加され、ディレクトリ単位での設定が可能となりました。


選んでみますと、ディレクトリに"¥"、タイトルに"¥*"が表示されます。
※ブログの仕様により、¥は全角文字とさせて頂いておりますので、ご了承ください。



今回はData内の"test"というディレクトリを設定してみます。


単一データーベースの時には表示された条件式の[選択]ボタンが表示されません。
手入力で単独フォームを選択[Form = "フォーム名"]を指定しても、取得フィールドの[選択]ボタンは表示されませんでした。

つまり、いずれもあらかじめ確認しておき、手入力で設定する必要があるようです。

以上のことから、ディレクトリで選択する場合は、その中に雑多なアプリケーションがあるようなものではなく、同一テンプレートから展開した複数アプリケーションを束ねたディレクトリの場合、有効であるようです。
例えばメールはディレクトリを分けている場合が多いようですので、Mailフォルダを指定して設定することで、必要な情報がまとめて収集できるようになりそうです。


次に一括登録の機能です。
メニューの[一括登録]ボタンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。


こちらの詳細はユーザーズガイドに書かれているのですが、所定フォーマットのcsvファイルを作成し、この機能を使って呼び出すことで、一度に複数の設定が登録できるというものです。

たくさんのアプリケーションを登録する場合は便利ですね。


次に無効化ユーザー指定機能です。
こちらはログの対象から特定ユーザーを除外するというものになります。


サーバーIDを設定することで、エージェントによるログを書かなくするなどに有効なようです。


個人的にはこの「無効ユーザー設定」が非常にありがたい機能と感じております。
ディレクトリについても便利な機能なのですが、現状の弊社環境ではディレクトリ構成が不十分なため、こちらは今後修正していこうと思います。


さて今回はLIVENESS AccessView v1.04 を見てきましたが、メーカー様によると既に更なるバージョンアップも予定しているとの事。
構想を少し伺いましたが、ここでは伏せておきます。
さらにすばらしい機能追加が予定されているようですので、楽しみにお待ちください。

なおLIVENESS様も先のNotes/Domino Solution 2019のゴールドスポンサー様ですので、各地に参加いただけるかもしれません。詳しい説明が必要でしたらぜひその際にでもお声がけください!!

2019年3月11日月曜日

#LIVENESS #AccessView データ活用

I would like to develop the data acquired by LIVENESS AccessView introduced in the previous article in BI and evaluate the degree of utilization.

みなさま、こんにちは!!

先週末にLIVENESS AccessView の製品概略とインストール手順を記載致しましたが、せっかくですので今回は得られたデータをBIに展開してみようと思います。

早速ですが、2月27日よりログ取得開始した弊社の「取得済ログの参照」画面です。


設定では2Mごとにファイルを作成するようにしておりましたが、現在は3つ目のログファイルが作成され、書き込まれ続けている状態のようです。

監視しているアプリケーションは途中で増やしながら、現在6個です。


なお出来上がったログファイルを直接エクスプローラーで確認したものが下記になります。


今回はノーツアプリケーションを使わず、BIサーバーへログファイルをコピーして使ってみます。

弊社で使用しているBIツールはQlikSenseになりますが、こちらを紹介する記事ではございませんので、詳細は割愛させて頂きます。

まずは一覧です。
以下のように設定したフィールド、アプリケーションタイトルのほか、ユーザー名やレベル(Create、Open、Update、Delete)、UNIDも取得されていました。


アプリケーションごとに[Field_1][Field_2]・・・に設定したものが異なりますので、ちょっとこのままではわかりにくい状態かと思います。

【掲示板(業務)】だけに絞ってみました。


見やすくなりましたね。
これならいろいろと使えそうです。

続いていくつかチャートにしてみました。


左の棒グラフはアプリケーション別のアクセス推移です。
さすがに日報がダントツに多いことがわかりますね。

右上の円グラフはユーザー別アクセス数(トップ10のみの表示)
右下がユーザー別アプリケーション別の分布図になります。

続いて日報に限定した担当者/レベルのピボットテーブルです。


この画面では全員が[Open]を行っていますが、半数ほどが[Create]していない・・・つまり日報を書いていないということが判明します。
もっとも全社員が対象になっているため、内勤者が半数いるとするとそれなりに活用されていると判断できるかと思います。

たとえばフィールドにカテゴリなどを設定すると、さらにおもしろいチャートが得られそうです。

実際に使用してみて感じたことです。

  • アプリケーションを指定できる点は大きなメリットと感じました
  • フィールドが指定できる点もメリットではありますが、できればログファイルがアプリケーションごとに分割されているとエクセルでも簡単に分析できていいかもしれません。
  • サーバーの負荷も気になりますが、この程度の量でしたらまったく影響ありませんでした。但しアプリケーション数を増やすことにより、どうなるのかは検証してみる必要があるかと思います。
  • 弊社では全ユーザーが削除権限を与えられていないため、今回検証はできませんでしたが、こちらも有効な機能かと思います。
  • アクセス数だけでなく、作成数、編集数でユーザーのレベル監視もできそうです。(閲覧のみのユーザーにも、作成等作業を促す)
  • 日報についても他人の日報を見ないユーザーが特定できたため、活用方法などを教えるヒントになりました。
  • 10個のフィールドの選択をしっかり選定することで、質のいいログが得られます。

以上、使い始めて1週間程度ではありますが、当初考えた以上の効果が得られたと感じています。
単なるログですと、なかなか活用までには至らないのですが、本製品はログファイルの活用を前提とした設定を行うことができ、今まで見えなかった考察を得ることができるツールです。

先にも書きましたが、ご興味ございましたら、株式会社ライブネス様へお問い合わせください。
本製品以外にも魅力的な製品がありますので、きっとノーツの価値を上げて頂けるはずです。

2019年3月8日金曜日

#LIVENESS #AccessView 試用レポート

This time I am reporting from Liviness, famous for the portal, I could try out the new product called "LIVENESS AccessView", so I will report it.

みなさま、こんにちは!
本来ですとそろそろ三寒四温と、季節の移り変わりを楽しむような時期になのですが、神戸はしばらく暖かい日が続いております。
花粉症の皆様にはたいへんお辛い時期ですね。早くピークが過ぎますように。

さてこの度はポータルで有名な株式会社ライブネス様より、新製品【LIVENESS AccessView】という製品を試用させて頂くことができましたので、レポート致します。

まず製品の概要ですが、

「LIVENESS AccessView」は、Notesアプリケーションの操作ログを文書単位に取得することができる

というものになります。
但し、"Names.nsf"、"Mail.box"、"log.nsf" 等のシステム提供のファイルはサポート対象ではありません。

製品には以下のファイルが含まれております。

①ls_accessview.ntf・・・設定アプリケーションのテンプレート
②setup-AccessView-64bit-release-1.1.2.exe・・・フックドライバなるツールだそうです。
③LIVENESS AccessView_V102_ユーザーズガイド.pdf

早速ですが、インストール手順です。

①LIVENESS AccessView設定アプリケーションの準備
1. "ls_accessview.ntf"をサーバーのDominoのDataディレクトリへコピーします。
    (管理者のクライアントでも可)
2. "ls_accessview.ntf"を管理者IDで署名
3. テンプレートから設定アプリケーションを新規作成(ファイル名は任意)
4. アクセス制御リスト(ACL)を以下のように設定
  -Default-:なし
  Anonymous:なし
  管理者ユーザー(グループ):管理者(文書の削除にもチェック)
5. 以下ふたつのエージェントを有効化
  13.Logファイル添付(私はスケジュールを1時間間隔としました)
  21.アクセス集中アラート(私はスケジュールを28分間隔としました)
  ※エージェントの実行場所を自社サーバーに変更する必要があります。
※13.Logファイル添付については、アプリケーションにログ添付をしない場合、有効化は不要

以上で設定アプリケーションの作成が完了しました。
続いてフックドライバをノーツサーバーにインストールします。

②setup-AccessView-64bit-release-1.1.2.exeをノーツサーバーにインストールします
※32bit OSの場合は別のモジュールになります。
1. Domino Serverを停止・・・※1
2. インストーラーを実行
3. Dominoのプログラムディレクトリを指定
4. 設定アプリケーションのファイル名を指定
5. インストール ⇒ 数秒でインストールが完了します。・・・※2
6. Domino Serverの起動

とスムーズにいけば何の問題もないのですが、私はふたつひっかかりました。

※1 Domino Serverの停止なのですが、コンソールでQ+Enterで停止してからインストーラーを動かしたのですが、エラーになりました。
タスクマネージャーで確認すると、複数のDomino関連タスクが存在していましたので、こちらですべて停止し、インストールすることで解決しました。

※2 必要なdllがありませんでした。
以下のように、api-ms-win-crt-stdio-l1-1-0.dllがないというエラーが発生しました。


ということで調べたところ、以下サイトでダウンロードできることが判明しました。

http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=48145


こちらをインストールした上で、再実行することで無事インストールが完了しました。

正しくインストールが完了した場合、Dominoサーバーのnotes.iniに以下の2行が追加されることで確認できます。


 NSF_HOOKS=avhdrv
 LIVENESS_AccessView_LogSettingsDbPath=設定ファイル名.nsf


7. Dominoサーバーのセキュリティ設定
  「LIVENESS AccessView」アプリケーションを署名するユーザーが、Dominoサーバー文書の「制限付きLotusScript/Javaエージェントの実行」欄に指定されている必要があります。


③アプリケーションの設定
 ①で作成しました「LIVENESS AccessView設定アプリケーション」に設定を行います。
1. メニュー > アプリケーションの設定を選択し、[作成]をクリック
2. ログの保存先、ログファイル名、ログファイルの拡張子、ログの最大サイズを指定します。
 私は、
 ログの保存先:D:\LOG
 ログファイル名:AccessViewLog(デフォルト値)
 ログファイルの拡張子:csv
 ログの最大サイズ:2048 KB
 としました。



3. アラートメールの設定
 こちらについては送信先として管理者である私を選択しました。
 その他の項目については今回省略させて頂きます。

④監視対象アプリケーションの登録
1. メニュー > 監視アプリケーションを選択し、[作成]をクリック
2. 対象とするアプリケーションを選択し、条件式でフォームを指定するとフィールドが選択できるようになります。
3. ログ出力したいフィールドを最大10個まで選択します。
4. 監視イベント[読込][変更][作成][削除]をチェックして[保存・終了]をクリックします。



※削除イベントは必ず削除の前に[読込]のログが出力されます。
※データベースプロパティで、「一時的削除を許可」しておく必要があります。


正しく設定されますと、監視対象アプリケーションに、選択したアクションが生じるごとに指定したフォルダにログが追加されていきます。


また先の"13.Logファイル添付"エージェントを有効にしていると、アプリケーションの
メニュー > 取得済ログの参照 を選択すると、ログファイルが添付ファイルとなっている文書が蓄積されはじめます。



実際に出力されたファイルをエクセルで開くと、以下のようになっています。


小さくで見にくいのですが、
[Server][Database Path][Database Title][Data/Time][Username][Note ID][Universal Note ID][Level][Form][Field_1][Field_2]・・・
という項目が収集されています。
フィールドは指定された内容が記録されるため、編集履歴としても利用できそうです。

以上、今回は LIVENESS AccessView のご紹介とインストールまでを書かせて頂きました。
せっかくですので、収集されたログファイルの活用について、次回記載させて頂こうと予定しています。

なお製品に関するお問い合わせや、デモのご依頼などについては、直接株式会社ライブネス様へお問い合わせください。