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2017年2月27日月曜日

【第7回】タイムレコーダーアプリ作成~仕上げ~

皆様、こんにちは!!

いよいよ今週ですね。ノーツコンソーシアム FESTA 2017
ちなみに会員である弊社は、当日午前に開催されますユーザー情報交換会にも参加させて頂きます。
皆様とお会いできることが、今から楽しみでなりません!!

さて本題に戻ります。前々回で凡そのアプリケーションの形は仕上がりました。
今回は少し手を加えて、完成させたいと思います。


まずはトップページ【m_XpIndex】です。
タイムカードアプリということですが、現時点ではカレンダーや時計表示がありません。
正しくは右下に小さくクライアントの時計表示はありますが、実際にこちらを見て、打刻することはどうかと思います。

そこで、時計表示を埋め込みたいと思います。

個人的にはJSTを利用できればと思ったのですが、「大型文字表示」はiframeに対応しておらず、結局Javascriptのサンプル例を埋め込みました。

恐れ入りますが、Javascriptのサンプルについてはご自身でお好みのものをお探しください。

それでは設置手順です。
まずはm_XpIndexの先頭のラベルと出社・退社ボタンの中央あたりに、パネルコントロールを配置します。
※特パネルは必要ありませんが、手を加える際にわかりやすいよう設置しました。



続いてパネルを選択した状態で、ソースタブに切り替えます。

<xp:panel></xp:panel>というタグがハイライトされますので、その間にJavascriptのサンプルを貼り付けます。
※一部サンプルには、<head>タグ内にもスクリプトが必要なものがございます。今回は<body>タグ内にのみ記述するものとして記載しております。詳しくはサンプルの設置方法に従ってください。

設計タブに戻り、パネルを選択し、フォントサイズや色等のプロパティを設定します。

随時、m_XpIndexをプリビューしながら確認してください。

少しバランスが悪いですが、私の設定では、下記のように表示ができました。



次にアプリケーションのアイコンを変更してみましょう。

今回は下記のような画像を準備してみました。
もちろんお好きな画像をご準備いただければ構いませんが、32x32ピクセルのJPEGもしくはPNG、GIF、BMPファイルが利用可能です。


左メニューの【リソース】内の【アイコン】をダブルクリックしてください。



このような画面が開きます。
上半分は、準備した画像ファイルを読み込む方法。
下半分は、直接アイコンファイルを32x32のマスを利用し、下記のように編集するものになります。


それでは上半分を利用し、アイコンを変更します。

【参照...】ボタンをクリックし、準備した画像ファイルを呼び出してください。


以上でアイコンが切り替わりました。

もちろんノーツクライアントのアイコンも変更されています。


レイアウトやデザインはさておき、以上でアプリケーションとしては完成です。

次回はこのアプリケーションをテンプレート化する手順を紹介させて頂きます。

そのまま使っても構わないのですが、anonymousが使用できる権限を取得しているため、ファイル名を安易に推測できないものにすることで、少しでもリスクを減らそうというという意図もあります。


・・・そろそろ次のネタを探さなければ(汗

2017年2月20日月曜日

祝! IBM Connect 2017開催!!

いよいよ本日からアメリカ サンフランシスコでIBM Connect 2017が開催されます。
もちろん現地時間ですが・・・。

日本からもIBMチャンピオンはじめ、たくさんの方が参加されており、既にフェイスブックやツイッターを通じて、情報が飛び交っております!!
ぜひ「いいね」や「コメント」等で盛り上げていきましょう!!

さて実際の内容についてですが、サイトを見るかぎり、かなり濃厚なスケジュールのようですが、なにせ英文なもので・・・。

ということで、詳しくは参加された皆様による、【日本語】による報告に期待しております!!

ちょうどノーツコンソーシアム FESTA 2017も2週間を切りましたので、その際には多少なりとも情報が頂けるものと思います。

ノーツコンソーシアム FESTA 2017もまだ参加できるのではないかと思いますので、ぜひお時間ございましたらご検討ください。
本会はオープンになりますので、コンソーシアム会員の方以外でもご参加可能です。

終了後に毎回大盛況の懇親会も予定されておりますので、こちらもあわせてご参加頂くことを強く推奨致します!!


ということで、本日はConnect及びFESTAのご紹介とさせて頂きます。


2017年2月13日月曜日

【第6回】タイムレコーダーアプリ作成~部署ページの作成 その3~

皆様、こんにちは!!
昨日はひさしぶりに神戸バレンタインラブランにて、たった3km走って筋肉痛と格闘中の筆者です。
少しずつ夜明けも早くなり、梅もほころびはじめ・・・。
春が待ち遠しい限りです~。

さて前回はカスタムコントロールを使用し、1部署のページを仕上げました。
今回は残りのカスタムコントロールを作り、XPageへの埋め込みを行います。

特に見ていただきたいのは、XPageの再利用によるカスタムコントロールの切り替え部分になります。

それでは早速ですが、前回作成したカスタムコントロール XcWork_1をコピーし、XcWork_2という名称に変更します。

XcWork_2をデザイナーで開き、まずはデータで関連付けられたフォームを変更します。

プロパティのデータタブを開いてください。



フォーム: のプルダウンを【出社_営業1部 - Work01】から【出社_営業2部 - Work02】に変更します。

続いて、先頭のラベルを【営業1部】から【営業2部】に変更します。

以降、各個人ボタンの設定は前回と同様です。

左のボタン
ラベル: 長○ 佑都
イベント1行目の値: 長○ 佑都
イベント3行目の確認テキスト: 長○ 佑都 様、おはようございます。

中央のボタン
3箇所の名前を内○ 篤人に変更

右のボタン
3箇所の名前を遠○ 保仁に変更

以上で完成です。


続いて退社のカスタムコントロールを作成します。

XcWork_1をコピーして、XcLeave_1と名称変更します。

そのままデザイナーで開いてください。

冒頭のラベルですが、現在は出社の色にあわせた青になっていますが、同じように退社にあわせた茶色にします(もちろん必須ではありません)。

続いて【戻る】ボタンのイベントが現在は出社ページに設定されていますので、退社ページに変更します。

開くページの名前: m_XpLeave

先と同様、カスタムコントロール(選択されていなければ、画面の背景部分もしくは左のアウトラインで選択)のデータタブにて、

フォーム: 退社_営業1部 - Leave01

に変更します。

各ボタンのイベントですが、それぞれ1ヶ所だけ変更します。

3行目 アクションの確認:○○ 様、お疲れさまでした。

以上で完成です。

同様にXcWork_2からXcLeave_2も作成してください。

以上で4つのカスタムコントロールが完成しました。


それでは本日のメインである、XPageの再利用について、説明致します。

m_XpWork_1をコピーし、新たにふたつのXPageを作成します。
それぞれ名称は

m_XpWork_2
m_XpLeave_1

とします。


まずはm_XpWork_2を開いてください。



中央のカスタムコントロール部分(もしくはアウトラインのXcWork_1)を選択し、ソースタブに移動します。

前回も見ていただきましたが、XPageのソースでは、カスタムコントロールの指定はたった1行、

<xc:XcWork_1></xc:XcWork_1>

で行われています。


すでに"ピン!"と来た方もいらっしゃると思いますが、このタグを

<xc:XcWork_2></xc:XcWork_2>

に変更し、設計タブに戻ってください。


カスタムコントロール部分が営業2部のXcWork_2に変更されていることがわかります。
(アウトライン部分も変更になっています)

以上で完了です。


続いて m_XpLeave_1です。
こちらは先頭の表内が「出社」となっており、背景も青になっていますので、「退社」・背景:茶色に変更します。

同じようにソースタブで<xc:XcWork_1></xc:XcWork_1>を

<xc:XcLeave_1></xc:XcLeave_1>

に変更します。



同様にm_XpLeave_1をコピーし、m_XpLeave_2を作成してください。

以上で各部署のカスタムコントロールとXPageが完成しました。

いかがですか?
簡単でしょ !

それでは最後に出社・退社のページからそれぞれの部署ページにリンクを作成します。

まずm_XpWorkを開いてください。

既に営業1部のボタンにはイベントが作成済ですので、営業2部のボタンにイベントを追加します。

カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_XpWork_2


続いてm_XpLeaveです。

営業1部ボタン
カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_XpLeave_1

営業2部ボタン
カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_XpLeave_2

それではすべて保存して閉じてください。

次に起動時の設定を行います。

左側のツリーから【アプリケーション構成】内、【アプリケーションのプロパティ】を開いてください。

2番目の起動タブに移動します。

右側にWeb ブラウザの起動という項目がありますので、

起動: 指定いたXPageを開く
XPage: m_XpIndex

とし、保存して閉じます。

これによりブラウザでnsfを直接指定した場合、m_XpIndexが開くようになりました。

それでは設計からプリビューせずに、ブラウザのアドレスを直接指定してみましょう。

作成された環境によってアドレスが異なりますが、私の環境ではDominoディレクトリ内のtestフォルダ内にtime-recorder.nsfという名称で作成しましたので、下記がURLになります。

http://ノーツサーバー名/test/time-recorder.nsf

こちらでトップページが開きます。

以降の動きは、下記をご覧ください。
最終にノーツビューへの表示確認まで行っております。



以上で大まかな部分が完成しました。

XPagesを使用すれば、意図的に少し直接タグを利用しましたが、プログラムレスでここまで表現できるんです。

次回はもう少し手を加えて完成させる予定です。

2017年2月6日月曜日

【第5回】タイムレコーダーアプリ作成~部署ページの作成 その2~

皆様、こんにちは !!
インフルエンザが猛威を振るっておりますが、感染されていませんか?
まだしばらくはピークが続きそうですので、ぜひご注意ください。

2月ということで、いよいよ1ヶ月を切りましたね。
ノーツコンソーシアム FESTA 2017
2017 年第 1 回情報交換会

個人的には3月2日に東京の取引先様との打ち合わせを予定していたのですが、すっかり宿泊予約を忘れていました。
予定より少し高くなりましたが、いいホテルは確保できましたが・・・。

あとは移動の予約のみです。



さて前回は部署ページということで、出社・退社それぞれについて、ボタンのみを設置したページを作成しました。
今回はさらにそのページの部署ボタンからリンクされる部署の詳細ページを作成します。
元となるフォームは4つ。
 ・出社_営業1部
 ・出社_営業2部
 ・退社_営業1部
 ・退社_営業2部

前回まではカスタムコントロールは利用せず、直接XPageとして作成しましたが、今回は再利用するパーツが多くなりますので、カスタムコントロールを利用して、工数を減らすような設計手順を掲載するつもりです。

それでは出社側から作成していきましょう。
デザインに統一感を出すため、前回作成したm_XpWorkを再利用することにします。

名前: m_XpWork_1

コピーしたXPageの名前を変更したら、デザイナーで開きます。
先頭の「出社」とかかれた表部分と戻るボタンのみを再利用しますので、表と2個のボタンを削除してください。

下記のようになるはずです。


続いて、【戻る】ボタンのリンクを変更します。
現在はトップページに戻るようになっておりまので、m_XpWorkに戻るように変更します。

戻るボタンをクリックし、下部で「イベント」タブに切り替えます。

現在の設定 ページを開く  ページ名:/m_XpIndex.xsp

と書かれた部分を選択し、【編集】ボタンを押してください。


シンプルアクションの編集ダイアログが開きますので、

開くページの名前: m_XpWork

とし、OKします。

以上で m_XpWork_1を保存して閉じておきます。

つづいてこのm_XpWork_1に埋め込むカスタムコントロールを作成します。

左メニューでカスタムコントロールをダブルクリックし、【新規カスタムコントロール】を押してください。

名前: XcWork_1

とし、OKするとカスタムコントロールの新規作成画面が表示されます。

次にカスタムコントロールにデータソースを関連付けます。
プロパティのデータタブをクリックします。


【追加】ボタンから、【Domino文書】をクリックします。



フォーム: 出社_営業1部 - Work01
データソース名: document1
デフォルトアクション: 文書の作成
フォーム検証の実行: 両方

と設定します。


続いて先頭にラベルコントールを配置します。

ラベル: 営業1部
フォントサイズ: 36(こちらは自由です)
フォントカラー: 青(こちらも自由です)

ラベルコントロールの後ろから改行を5個ほど入れ、続いてボタンコントロールを配置します。

ボタンの設定は「出社_営業1部」の内容に準じます。


ラベル: 楢○ 正剛(貴社情報に書き換えてください)
高さ: 100ピクセル(自由)
幅: 300ピクセル(自由)
フォントサイズ: 36(自由)
文字揃え: 中央

次に、ボタンコントロールにイベントを追加します。

イベントタブに切り替え、アクションを追加します。

カテゴリ: 文書
アクション: フィールドの変更
フィールド名: creator
値: 楢○ 正剛
データソース名: document1


このアクションでは、最初に関連づけた「出社_営業1部」のフォームを使用し、creator というフィールドに【楢○ 正剛】という値を設定するというものです。

ちなみに他のフィールドについては、
busho: デフォルト値にて「営業1部」
time: 作成時の計算結果として「@Created」により作成時の日時
stamp: デフォルト値にて「出社|1」
が設定されます。

続いてイベントを追加します。

カテゴリ: 文書
アクション: 文書の保存
データソース名: document1


さらにイベントを追加します。

カテゴリ: 基本
アクション: アクションの確認
確認テキスト: 楢○ 正剛 様、おはようございます。


このイベントにより、ボタンが押された際に確認ダイアログが表示されます。

最後にもうひとつイベントを追加します。

カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_XpIndex


これにより、先の確認をOKすると、トップページに移動します。

イベントが下記の順に並んでいることを確認してください。


以上でボタンの設定がひとつ完了しました。

それではこのボタンをコピーして、後ろにふたつ貼り付けます。


それでは中央のボタンの内容を変更します。

ラベル: 阿○ 勇樹
イベント1行目のフィールドの変更の値: 阿○ 勇樹


イベント3行目のアクションの確認テキスト: 阿○ 勇樹 様、おはようございます。


以上です。

同様に右側のボタンも3箇所の「楢○ 正剛」を「駒○ 友一」に変更します。


続いてにフォームで扱われるフィールドすべてをカスタムコントロール内に追加します。
右側のコントロールタブをデータタブに切り替えます。


左上の赤枠欄が[コントロールの選択]ダイアログボックス(使用可能)であることを確認し(使用不可になっていましたら、クリックで切り替えてください)、すべてのフィールドを選択し、カスタムコントロール最下部へドラッグアンドドロップします。

データバインドコントロールの選択画面が表示されますので、【Time:】のコントロールを「日付ピッカー」から「計算結果フィールド」に変更し、OKしてください。


これらコントロールは、実際の画面に表示する必要はありませんので、表全体を選択した状態で、【可視】のチェックを外します。

これでカスタムコントロール XcWork_1ができましたので、保存して閉じます。

※カスタムコントロールは、ページとしての構成が行われていないため、単体でプリビューすることができません。

それでは最初に作成したm_XpWork_1に埋め込んでみましょう。

m_XpWork_1をデザイナーで開きます。

コントロールの最下部に「カスタムコントロール」が追加され、作成されたXcWork_1が使用できるようになっています。

それではXcWork_1を出社と戻るボタンの間にドラッグアンドドロップします。


下記のように、カスタムコントロールが配置されました。


せっかくですので、ソースを見てみましょう。

ソース内では、カスタムコントロールは<xc:></xc:>タグでくくられた1行で表現されます。

続いてm_XpWorkからm_XpWork_1へのリンクを作成します。

m_XpWorkをデザイナーで開きます。

「営業1部」のボタンを選択し、イベントを追加します。

カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_XpWork_1


それではm_XpIndexをブラウザでプリビューし、「出社」⇒「営業1部」のボタンを押してみましょう。
下記のように表示されるはずです。


合わせてボタンの動きも確認してみましょう。
「楢○ 正剛」のボタンをクリックしてください。

下記のようなメッセージが表示されますので、OKしてください。


タイムレコーダーのトップ画面に戻ります。
同様に、他の2名についてもテストしてください。

最後に保存されたデータの確認です。

タイムレコーダーをノーツクライアントで開きます。
ビューは「日付順」しかありませんので、今回押された3レコードが表示されているはずです。



無事、打刻日時と部署、社員名、項目が保存されました。

今回は以上とさせて頂きます。

次回は今回のカスタムコントロールをベースに、営業2部の出社及び両部署の退社までを作成予定です。