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2017年12月25日月曜日

親文書全体を引き継いだセクションについて

みなさま、こんにちは!
いよいよ年の瀬ですね。なんとか本業のピークは明日で越えられそうですが、自宅の掃除等まったく手付かずですので、まだまだこれからです。

さて今回はつい先日、私が遭遇した問題について記載致します。

現在、社内の日報を改築しているのですが、コメントフォームに親文書を引き継ぐリッチテキストフィールドをセクション(省略可)にセットしました。


Notesクライアントでコメントをテストしてみたのですが、セクションが開いた状態になり、なおかつフォーカスが最後尾に移動してしまったため、コメント入力のため、いちいち先頭までスクロールしなければならなくなってしまいました。
もちろん親文書を見なければコメントできないことのほうが少ないため、開いた画面を親文書が占有することは良い作りとは言えません。

そこでデフォルトでセクションを閉じてしまえばと考えたのですが、普通に作成したセクションと違い、プロパティを変更する場所がないのです!
以下が先の引用するフィールドである[quote]のプロパティなのですが、


フィールドはセクションに囲まれておりませんので、セクションそのもののプロパティを直接触ることはできません。
もちろんリッチテキストフィールド単体になりますので、セクションに関するプロパティが追加される訳でもありません。

実際に開いた画面は、下記のように[quote]フィールド内にセクションに囲まれた親文書が表示されております。


何か方法がないかとヘルプ文書で@Commandを探っていたところ・・・見つけました!

@Command( [SectionCollapse] )

文字通り、セクションを折り畳むというコマンドです。

これを親文書フォームにある[コメント]アクションに埋め込めば・・・

@Command([Compose];"comment");
@Command( [SectionCollapseAll] )

試してみると・・・


・・・怒られてしまいました(泣

よくよくヘルプを読むと、以下の記述がありました。


そう、対象となるセクションが指定されていないため、実行できないのです。

さてどうするかと今一度ヘルプを見ると、すぐ下にあるではないですか!!


早速先のコマンドを以下のように修正したところ、

@Command([Compose];"comment");
@Command( [SectionCollapseAll] )


完璧です!

イメージした通りの仕上がりになりました。

なんてことない@コマンドひとつなのですが、ユーザーの使い勝手に直接影響を与える重要な要素になるかと思います。

また日々の業務の気付きがありましたら、都度記載させて頂きます。

さて今年も皆様にはたいへんお世話になりました。
お世話になってばかりで、何もできずでほんとうに申し訳ありません。

来年はDomino10発売という大イベントが控えております。Domino Jam2025も含め、さらに積極的にNotes/Dominoに関わることができればと考えております。
ぜひ引き続き、よろしくお願い致します。

1年間、ありがとうございました!!

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