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2017年9月11日月曜日

基本機能に絞った掲示板について~その1

みなさん、こんにちは!
先週金曜は、IBMチャンピオンである小野様を招待し、大阪研究会はたいへん盛り上がりました。会員の皆様へは、近日議事録が発表されるかと思いますので、お待ちください。
さて今週もイベントは続きます。
金曜にはテクてくLotus技術者夜会が開催されます。
今回はテクてくカフェの開催だそうです。
私自身、初参加ですので、今から楽しみです~。

最近、つくづくブログでの情報発信の難しさ、自分の文才のなさに躓いております。
ただ何もせずにいても成長しませんので、「継続は力なり」ということで引き続きよろしくお願い致します。


さて今回からは新シリーズをスタート致します。
恐らく掲示板はディスカッションテンプレートを使用されているユーザー様が多いのかと推測します。
弊社も過去に記載したように、ディスカッションテンプレートを少しカスタマイズして利用しているアプリケーションが多数存在します。

もちろんディスカッションテンプレートは非常に優秀なテンプレートではありますが、ノーツ初心者が少し手を加えたい等の場合、設計要素が多く、場合によっては影響範囲も考慮する必要があるため、少しハードルが高いのも事実かと思います。

そこで今回は単純な掲示板を作成し、先々、発展したアプリケーションに改築しやすいものを作ってみたいと思います。

それでは新規でアプリケーションを作成します。
テンプレートは使用しません。
参考までに私の設定内容は下記としました。


続いて新規フォームを作成します。
私は「メイン|main」としました。


続いてフィールドを追加します。
掲示板で必要な内容として、今回は以下を設定します。

タイトル:title(テキスト/編集可能)
     入力必須設定として、以下の式を「入力の確認」に設定
      @If(title="";@Failure("[タイトル]の指定は必須です。");@Success)
カテゴリ1:category1(テキスト/編集可能)
カテゴリ2:category2(テキスト/編集可能)
内容:body(リッチテキスト/編集可能)

※カテゴリは後にダイアログリストに変更しますが、まずはテキストとして作成します。


デザインや体裁はお好みで修正してください。
私の例は下記のようになりました。


次にフォームのウィンドウタイトルに以下の式を設定します。

@If(@IsNewDoc;"新規掲示作成中";title)



以上で一度Notesでプリビューしてみましょう。

私の例では以下のようになりました。
※ウィンドウタイトルが正しく表示されるか、確認ください。


続いてサブフォームをひとつ作成します。
フィールドは以下4つになります。

登録日:created(日付/時刻、作成時の計算結果)
      式:@Created
登録者:createdby(作成者、作成時の計算結果、日付のみ表示)
  式:@Name([CN];@UserName(1))・・・※
編集日:modified(日付/時刻、計算結果、日付のみ表示)
  式:@Modified
編集者:modifiedby(名前、計算結果)
  式:@Name([CN];@UserName(1))・・・※

※別名(当社では日本語名)を使用するため、@UserName関数に(1)を設定しています。
以上でプリビューしてみます。

問題なく表示できましたら、テスト用に2~3文書作成し、閉じてください。
続いてビューを作成します。
作成するビューは4種類
●日付順
●作成者別
●カテゴリ1別
●カテゴリ2別

まずは日付順(日付順/byDate)です。


列の設定は、

作成日(created)/降順/日付のみ表示
作成者(createdby)
カテゴリ1(category1)
カテゴリ2(category2)
タイトル(title)/詳細タブにて「利用可能なウィンドウ幅まで拡張して使用する」にチェック

プリビューすると下記のように表示されるはずです。



このビューをコピーし、以下3つのビューを作成します。
●作成者別|byCreatedby
●カテゴリ1別|byCategory1
●カテゴリ2別|byCategory2

デザイナー上では下記のように表示されるはずです。


次に作成者別ビューを開きます。

2列目の作成者を先頭へドラッグアンドドロップし、1列目にくるように移動させます。
続いて作成者列を選択し、以下設定を行います。

幅:1
展開できる行に参画アイコンを表示する:チェック
ソート:昇順
種類:カテゴリ別


プリビューすると以下のように表示されます。


同様にカテゴリ1別では「カテゴリ1」の行、カテゴリ2別では「カテゴリ2」の列を先頭に移動し、作成者別と同じプロパティを設定します。

今回の最後に、アクションを追加します。
共有アクションとして、以下を作成します。

新規作成 式:@Command([Compose];"main")
終了 式:@Command([FileCloseWindow])
編集 式:@Command([EditDocument])
削除 シンプルアクション:データベースから削除
印刷 式:@Command([EditDocument])
戻る 式:@Command([FileCloseWindow])
保存 式:@Command([FileSave]);
     @Command([FileCloseWindow])

※編集:プリビュー(編集モード)、編集モード時は非表示
※戻る:プリビュー(読み込み)、読み込みモード時は非表示

各ビューに「終了」「新規作成」「印刷」「編集」「削除」を。
フォームに「戻る」「編集」「印刷」「保存」「削除」を追加します。

アクションバーのプロパティ等、デザインはお好みで修正ください。

以上で見た目は以下のようになりました。



次回はカテゴリをダイアログリスト化し、過去の履歴から選択できるようにし、ナビゲーター等でアプリケーションを整えたいと思います。

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