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2017年6月5日月曜日

ユニバーサルテンプレート~アクション①~

みなさま、こんにちは!!
先月のテクてくLotus技術者夜会 ザ・大阪編、いかがでしたでしょうか。
私の発表はともかく、他の皆様の発表は本当に興味深いものが多かったはずです。
まだ資料はアップされておりませんが、近日には公開されるかと思いますので、参加できなかった皆様もぜひご一読ください。
また先週書きましたが、今週金曜は「大阪地区研究会第 2 回」です。お時間ございましたら、ぜひご参加ください!!

さてのびのびになっておりましたが、今回こそユニバーサルテンプレートのアクションを追加して参ります。

実際に作成する前に、システムアクションとして準備されているものをおさらいしておきましょう。

・分類
・文書の編集
・文書の送信
・転送
・フォルダへ移動
・フォルダから削除
・既読
・未読
・新規ウィンドウで開く
・印刷
・削除
・文書のプロパティ
・切り取り
・コピー
・文書リンクとしてコピー
・表としてコピー
・貼り付け


主要なアクションはこちらに揃っているのですが、それでも不足するものや、複雑な機能のアクションを[コード] - [共有アクション]に作成します。


まずは[戻る]です。フォームに設置し、何もせずにビューに戻るというものです。

式: @Command([FileCloseWindow])

単純に現在開いているウィンドウを閉じるだけのものです。
同じ式でビュー用に[終了]も作っておきましょう。



次に[保存]です。こちらもフォームに設置し、データを保存して閉じる機能を設定します。

式:
 @Command([FileSave]);
 @Command([FileCloseWindow])

なお保存するという行為は文書がプリビュー時には必要ないアクションですので、[プリビュー(読み込み)]と[読み込みモード]時に非表示にしておきます。


次に[新規作成]ボタンです。ビューに設置し、新しいフォーム文書を作成するためのボタンです。

式: @Command([Compose];"library")


この例では、別名「library」というフォームを新規作成モードで開くものになります。

以上でよく使用するアクションが作成できました。
それぞれ文中の要素(フォーム/ビュー)のアクションに追加しておきます。

共有アクションの追加は、アクションペインを右クリックし、[共有アクションの挿入]から行います。一度に複数のアクションを追加することも可能です。



なお私はシステムアクションと同機能のボタンを作成しているものがあります。
意図としては、システムアクションではデフォルトでアイコンが設定されておらず、いちいち設定することが手間なことによります。

[印刷]・・・ 式: @Command([FilePrint])
[削除]・・・ シンプルアクション: 文書の削除
[転送]・・・ 式: @Command([MailForward])
[編集]・・・ 式: @Command([EditDocument])
※編集ボタンのみ[プリビュー(編集モード)]と[編集モード]時及び新規文書として作成時に非表示としています。([式によりアクションを非表示にする]・・・ 式: @IsNewDoc)



最後に、個人的によく使うアクションをいくつか紹介致します。

[通知保存]・・・フォーム内に[sendto]という名前フィールドを作成し、ボタンクリック時にその方へ文書リンクを含むメールを送信するというものです。

式:
 @Command([FileSave]);
 @MailSend(sendto;"";"";createdby+"からのメール通知";"";createdby+"からのメール通知が届きました。"+@NewLine+"こちらをご確認ください ⇒ ";[IncludeDoclink] );
 @Command([FileCloseWindow])

保存せずに閉じてしまうと、文書リンクが途切れますので、保存⇒メール送信⇒閉じるという順にしております。
@NewLineでメール本文に改行を入れることが可能です。
こちらも保存ボタン同様、[プリビュー(読み込み)]と[読み込みモード]時に非表示にしておきます。


次にワークフローなどで使用する[承認]ボタンです。
フォーム中に t_syoninという名前フィールドを作成し、ボタンクリック時にクリックした人の名前を保存するというものです。

式:
 @If(@IsDocBeingEdited; @True;@Command( [EditDocument] ; 1 ));
 @SetDocField(@DocumentUniqueID;"t_syonin";@Name([CN];@UserName));
 @Command([FileSave]);
 @Command([FileCloseWindow])

最後にビューに設置し、全文書を再計算させるアクションです。
弊社ではAS400のマスタをノーツDBとしてリンクしていますが、そのDBをLookupしている文書は都度更新しなければ、最新状態になりませんので、その対応用のアクションになります。

式: @Command([ToolsRefreshAllDocs])

なお上記以外についても、ノーツアイコン以外のアイコンをボタンで使用する場合などについても登録しています。

その場合はイメージリソースに画像ファイルを読み込んでおき
※私は内容が分かりやすいように、別名をコメント代わりに使用しています。


アクションのアイコンで選択すると簡単です。



以上、少し長くなりましたが、現時点で弊社で使用している共有アクションについて記載させて頂きました。
もしこんなのあれば便利というものがあれば、ご紹介ください。

次回はナビゲーターを予定しております。

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