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2017年3月27日月曜日

既存アプリの最短Xpages化

みなさま、こんにちは!!
いよいよ年度末ですね。金曜は棚卸や決算関係のお仕事が待ち受けています(汗
まあ、もうひとふんばりというところでしょうか。

さて今回は「アプリをWEB化したい」とか、「Xpagesを使ってみたいが・・・」という方が結構いらっしゃると伺っておりますので、まずは既存アプリをできるだけ簡単にWEB化するという点にターゲットを絞って、掲載致します。
どうしても既存のNotesで動いているそのままをXpagesを使って再現するとなるとハードルが上がってしまいます。特にアクションをどう実現するかなど・・・。
弊社ではまずはブラウザで見ることができるようにするというポイントでWEB化を進めております。(今後予定されるポータル導入時に、表示できるようにしたいため)

さて元となるアプリですが、先日公開させて頂きました簡易日報を使用致します。
こちらに日付順のビューと実際のフォームのふたつについて、Xpagesを使用しWEB化致します。
もちろん皆様の環境でご使用のアプリに追加頂いても構いませんが、各内容については読み替えて設定してください。
※既に本番環境で稼動開始しておりますので、画面上では「日報(report.ntf)」というアプリを使用致します。
※なお、xpagesを作成する際の[アプリケーション構成] - [Xspプロパティ]については、
【第3回】タイムレコーダーアプリ作成~XPages作成の準備とトップページの作成~
をご参照ください。


それではまずはビューのページを作成します。
[新規XPage]のボタンをクリックし、ページを作成します。

名前: m_byDate
データソースをページに追加にチェック
データソース:Domino ビュー
ビュー:1.一覧\1.日付順 - byDate


とし、[OK]をクリックします。

すると、右側にデータタブが追加された状態で、新規ページが開きます。


続いて[コントロールの選択]ダイアログボックス(使用可能)の状態で、データソース内の全てを選択し、新規ページにドラッグ&ドロップします。


データバインドコントロールの選択が表示されますので、「Gj」「激」「Li」のチェックを外し、[OK]をクリックします。


すると、下記のようにビューが埋め込まれます。

それでは一度、ブラウザでプリビューしてみましょう。
※テストで1レコードだけ登録しております。
下記のように表示されました。



次にフォームのページを作成します。
[新規Xpage]をクリックし、下記のように設定します。

名前: m_mainForm
データソースをページに追加にチェック
データソース:Domino 文書
フォーム:メインフォーム - main
フォーム検証の実行: 文書ロード時


開いたページに[コアコントロール]からボタンをひとつドラッグ&ドロップします。
プロパティでは

ラベル: 戻る

とし、イベントで onclick 時のアクションを追加します。

カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_byDate


続いてフォームに表示するコントロールをデータタブから追加します。
ビューと同じように一旦全てのコントロールを選択し、ページ上にドラッグ&ドロップします。

Good comment以下のコントロールのチェックを外し、[OK]します。


下記のように、コントロールが配置されました。


それではこちらもプリビューしてみましょう。


無事、表示されました。

それではもう一度 m_byDate を開きます。
ビューの列「日付」をクリックし、選択してください。

プロパティの[表示]タブにある[列の値をリンクとして表示する]にチェックします。


続いてイベントで[アクションの追加]をクリックします。
設定は、

カテゴリ: 基本
アクション: ページを開く
開くページの名前: m_mainForm
ターゲット文書: 文書を開く


以上で一旦Xpageを保存して閉じます。

次にブラウザからデータベース起動時にm_byDateが開くように設定します。

[アプリケーション構成]の[アプリケーションのプロパティ]を開き、[起動]タブに移動します。
Web ブラウザの起動で

起動: 指定した XPage を開く
XPage: m_byDate

とし、[アプリケーションのプロパティ]を保存して閉じます。

それではせっかくですので、ブラウザにアドレスを入れて開いてみましょう。

弊社の環境では、サーバーのDataフォルダ内の[DB]フォルダ内に[report_2017.nsf]というファイルを使用してありますので、下記URLでアクセスします。

http://サーバー名/DB/report_2017.nsf

※ACLの設定により、ユーザー名とパスワードが要求されますので、ノーツクライアントにログイン可能なユーザー名とパスワードでアクセスしてください。
注)インターネットパスワードが設定されている必要があります。
アクセスすると、下記のように表示されます。



リンクとなっている[日付]をクリックすると、対象文書がm_mainFormで開きます。


[戻る]ボタンで m_byDate が開くことをご確認ください。


実運用をするには、デザイン・見た目をもっと変更する必要がありますが、今回の目的はいかに簡単に既存アプリをWEB化するかを目的としておりますので、以上とさせて頂きます。

ここまでの内容でしたら、少しNotesを触ったことがある方でしたら、何のストレスもなくWEB化できるはずです。

ぜひ、いきなり最終形を目指すのではなく、まずはWEB画面で表示できるまでからスタートしてみてください。

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